オフ グリッド ハウス。 高知の海辺。原価150万円。オフグリッドで超シンプルな家「タイニーハウス」の建築現場を取材した : BIG ISSUE ONLINE

オフグリッド(独立型電源)とは?【リチウムイオン電池の重要性】

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写真を拡大する オフグリッドハウスの「グリッド」とは電力会社の送電網のこと、オフグリッドとは、この送電網から離れた状態のことを指します。 つまり、オフグリッドハウスとは、自家発電を行い、電力会社からの送電を受けずに、電気を自給自足できる家のこと。 電力自由化が早かったアメリカにルーツを持つオフグリッドハウスは、東日本大震災により起こった防災意識の高まりによって、日本での需要が高まりました。 オフグリッドハウスは発電設備を備えるだけでなく、光熱費を減らすために日当たりを良くする工夫がされていたり、熱効率を高める設計がされている場合もあります。 太陽光発電やガス発電などの「発電技術」と、電気を蓄える「蓄電技術」が発達したおかげで、電気の自給自足は容易になりました。 部分的に発電をしながらも、いざという時のために電力会社からの送電を断っていない、「半オフグリッドハウス」で暮らす人のなかには、家庭で使う電気を減らし、自家発電をすることで、月の電気代が1000円以下になっている人もいます。 ちなみに東南アジアの国々では、送電網の整備が進んでいない地域があったり、送電網があってもたびたび停電することがあるそうです。 そのため、屋根にソーラーパネルを設置したり、貯水タンクを設置して温水をつくるなど「半オフグリッド」の暮らしをしている人が多いと聞きます。 オフグリッドには太陽光発電がおすすめ。 その理由とは? 写真を拡大する 写真提供:増村江利子 もしご自宅をオフグリッドハウスにするのなら、太陽光発電が選択肢として一番現実的です。 それは、家庭への導入が簡単で、安定した電力を生み出せる発電方法だから。 パネル1枚から取り付けることができ、目的と予算に合った利用ができるのも人気の理由です。 太陽光パネルを家に取り付けるなら、施工を業者さんに依頼して太陽光パネルや充電池、送電線も購入しなければいけません。 発電量や施工業者によって費用は左右されますが、最低でも150万円は用意しておいたほうが良いでしょう。 太陽光パネルはシャープや三菱電機、パナソニックなど、大手企業を中心に様々なメーカーから販売されています。 耐久度や発電効率、耐用年数など様々な選択肢がありますので、施工する際にどのメーカー製品を選べば良いか、業者さんに相談してみましょう。 ちなみに、国税局が定める太陽光パネルの法定耐用年数は17年。 実際には20〜30年の使用が可能だと言われています。 古くなったパネルは発電効率も下がるので、耐用年数を過ぎたパネルは交換が必要です。 費用を押さえたいなら自作(DIY)も可能です 写真を拡大する 写真提供:増村江利子 大きな費用をかけずにオフグリッド生活をはじめたい、という方にはDIYがおすすめ。 太陽光パネルの価格は、発電量100wのパネルが約5万円(購入する場所や性能により前後します)。 これに蓄電用のバッテリーや、送電ケーブルをつければ自家発電が可能です。 将来的に自家発電を本格的に始める前にテスト感覚で使ってみても良いでしょう。 設置する場所はベランダや庭などの日当たりの良い場所を選べば、晴れている日には携帯電話やパソコンの電源として1日中使っても余るほどの電気を発電できるそうです。 業者さんに頼むよりも安価にはじめられるオフグリッドのDIYですが、送電線の工事の際には第2種電気工事士以上の免許が必要で、面倒な手続きも必要になります。 屋根全体に太陽光パネルに設置する場合などは、業者さんに頼んだほうが安全で、時間も手間もかからない場合が多いそうです。 現実的に考えると「半オフグリッド」がベスト? 写真を拡大する オフグリッドハウスに住む人は、電力会社からの送電を完全に絶っている「完全オフグリッド生活」を選ぶ人もいれば、部分的に発電を行い「半オフグリッド生活」を選ぶ人もいます。 両者の違いは、電力会社からの送電を止めているか、そうでないか。 オフグリッドハウスの電力源として選ばれることが多い太陽光発電は、天候で発電量が左右されてしまいます。 梅雨の間や曇りが続くと全く発電ができないので、完全オフグリッドの場合、その間は冷蔵庫もパソコンも使うことができません。 半オフグリッドでは、自家発電をして日々使う電気をつくりながら、足りない分は電力会社から購入することができます。 半オフグリッドの場合、電力会社の基本料金がかかってしまいますが、電力市場が自由化されたことで料金やプランが選びやすくなっているため、自身に適した電力会社との付き合いがしやすくなっています。 都市部で、日々の生活に十分な電力を発電するために必要な費用は、太陽光パネルや充電池、施工費などを合わせて200〜400万円ほど。 最初に費用はかかってしまいますが、20年は電気代が減らせたり、災害時の電力寸断を防げると考えれば、安い買い物かもしれません。 私たちの生活に電気は欠かせないもの。 今までは電気は「買うもの」でした、しかし今では「自分でつくれるもの」に変化しています。 毎日使うものだからこそ、自分でつくる選択肢を選んでみませんか? Text 鈴木雅矩.

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もう電気には頼らない!?電気を自給自足できる家「オフグリッドハウス」って何?

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もっと山の中に住み、自分が食べるものを自分で育てる。 そんな自然に囲まれた生活がしたいと思っていたら、ご縁があって徳島に移住。 はじめまして、倉科智子です。 私は2015年に神奈川県から徳島県美馬市の山間部へ地域おこし協力隊として移住してきました。 神奈川にいた頃は、都会の中にいても海や山の自然を感じていられるものを身につけることをテーマに「soulvacance」というブランド名でアクセサリー作家として半貴石を用いて創作活動をしていました。 しかし、2011年の3. 11をきっかけに自分が食べるものを自分自身で作りたいという思いと、自然エネルギーの家に暮らしたいという思いが強くなりアクセサリー作家として仕事をしながら模索する日々を数年送っていました。 そんなとき、徳島県の山間部の休耕地を活用し、そこに住むという内容の地域おこし協力隊を募集している話を聞き、すぐに応募しその2ヶ月後には徳島県美馬市に移住していました。 現在は標高720mの三頭山(さんとうざん)という山合いに99世帯が暮らす集落で、休耕地をお借りしてラベンダーなどのハーブ類や野菜やサツマイモを作ったり、地域の人々と一緒にウォーキングのイベントなどを企画しています。 きっかけは、2011年に発生した3. 11でした。 電気や水道、ガスのある暮らしが当たり前ではないのだと痛感。 私が自然エネルギーや自給自足の生活に興味を持ったのは、2011年に発生した3. 11(東日本大震災)がきっかけでした。 その当時私は神奈川県に住んでいましたが、自分が当たり前だと思っていた電気や水道、ガスのある暮らしが当たり前ではないのだということを実感したのと同時に、そのもろさも痛感しました。 その頃一度、電気ガスのない生活を3週間ほど試したことがあります。 夏だったから出来たとも思ったのですが、電気を復旧した時、冷蔵庫や電気がなんてありがたいんだと思いました。 そしてある想いに至りました。 「冷蔵庫や電気の快適さは維持しつつ、エネルギー源が地球環境に負荷のかからない自然と共存して行けるそういう家に暮らしたい」と。 そして調べるうちにEarthshipにたどり着きました。 (左)実際にアメリカに建設されているEarthShipの様子 (右)マイケルレイノルズ氏 はアメリカ、ニューメキシコ州に拠点を置くマイケルレイノルズ氏という建築家によって1970年代から建設されはじめた、電気水道ガス全てのライフラインを自然エネルギーでまかなうオフグリッドの住宅です。 雨水を使って生活用水と飲料水の基準までろ過し、生物分解されながら植物の根元を通って植物を育て、最後はトイレの水になりその水も環境に害のない基準まで生物分解されます。 家の構造も夏は涼しく(ニューメキシコ州の砂漠地帯の真夏でもクーラー必要無し)、冬暖かくなるよう設計されます(大雪の積もる極寒の地でも家の中は小さな薪ストーブ1台程か暖房器具必要無し)。 そして使う素材もなるべくその地域で手に入るものと、古タイヤや空き瓶などの廃材を活用します。 電気は太陽光や風力発電です。 そして現在、このEarthshipを私の住む徳島県美馬市の三頭山地域に建設しようと準備を進めております。 地元の大工さんや建設業の方々、一緒に建ててみたいと思うボランティアの方々など、様々な人が関わりながらEarthshipを建設し、オフグリッド生活を体験できるゲストハウスとして運営していきたいと計画中です。 EarthShipの設計図 EathShipのゲストハウスのイメージ図 オフグリッド生活を住宅というハード面と、地域の人たちと関わりながら体験していただくというソフト面、その両方を体験していただける場所にしたい。 徳島県美馬市の三頭山にオフグリッドハウスEarthshipを、地域住民の方々と一緒に建設し、完成後はオフグリッド体験のできるゲストハウスとして運営します。 実際に建設するEarthshipは、ベッドルームが1つとリビングキッチンが1つ、トイレとお風呂のあるお二人まで宿泊可能なタイプです。 日本で循環型オフグリッドハウスEarthshipを体験してもらえる場所にしていきたいと考えております。 Earthshipゲストハウス建設の三頭山地域の見取り図 また、Earthshipに宿泊してオフグリッドハウスでの生活を体験するだけでなく、この地域の方々と関わり、様々な技術やノウハウを学ぶ機会が得られる体験メニューもご提供していく予定です。 例えば、地域の料理上手なお宅で学ぶヨモギ団子作りや、1日百姓体験、標高600mで作る干し芋体験、炭焼き体験、藍染め体験などなど。 滞在しながらオプションでチョイスしてもらい(またはせずともオーケー)、宿泊する方のニーズに合わせてアレンジさせていただきます。 オフグリッド生活を住宅というハード面と、地域の人たちと関わりながら体験していただくというソフト面、両方を体験していただける場の拠点となれたらと思っています。 ラベンダー苗用のウネたてを地域の方が畝立て機でしてくれている時の様子 ここの隣にEarthshipを建設する予定です。 ゲストハウスを通じて地域の人とも関わり、コミュニティ(共同体)としてのあり方なども一緒に体験してほしい。 三頭地域は、地域間の連携が強く、協力体制が整っております。 何か物事をする際のフォーメーションがスムーズ、そして各自の役割分担が確立されています。 さらに寄り合いのような会に毎月集まることで、意見の食い違いや歪みを解消し、わだかまりのない円滑なコミュニケーションが取れています。 山間部の自然に恵まれているため食の自給率が高いのも特徴です。 また、地域で協力しながら炭焼き小屋でのの炭作りや、そばの栽培などもしています。 ただ担い手不足のため、休耕地、耕作放棄地が増えてきているのも事実です。 このゲストハウスを通じて地域の人とも関わり、コミュニティ(共同体)としてのあり方なども一緒に体験していただきたいと思います。 しかし、Earthship建設費用400万円のち、200万円が不足しております。 皆様の暖かい応援・ご支援のほど、よろしくお願いいたします。 このプロジェクトを応援してくださっている ハノイ・アドバンスド・ラボ社長の佐藤道明氏と、フォレストバンク社長の岡田育大氏とのミーティング風景 美馬市地域おこし協力隊のみなさんと リターンに関して 純粋はちみつ 美馬市内の自然豊かな場所に巣箱を置き、 自由に蜂たちが飛び回って採蜜した百花蜜です。 蜜蓋と言われる蜂が自然に作り出す六角形の穴の連続した壁が、 きちんと形成されるまで採蜜しないため年に数回しか採れない貴重なはちみつです。 また、蜜蓋が形成した後に採蜜するはちみつは、 栄養価やまろやかさも違うと言われています。 そして、はちみつをろ過する工程も手作業で行っているため、 非加熱の純粋はちみつとなります。 一枚ずつ染めていきますので、 風合いや柄などはどれも異なります。 写真は参考の柄となりますので、 どんな柄のものがお手元に届くか、 商品到着まで楽しみにお待ちください。 干し芋 美馬市内の自然豊かな山間部で、天日干しで作った無添加の干し芋です。 ワークショップ参加券+宿泊付き EarthShip建設ワークショップの参加券につく宿泊場所は、廃校になった小学校を改装した宿泊施設です。 山間部の小さな宿泊施設ですが、豊かな自然に囲まれ色々な体験ができ、建設場所からも徒歩圏内です。 2018年9月以降のゲストハウスオープンまでの間にご宿泊をご希望の場合は、ゲストハウス予定地から徒歩圏内にある宿泊施設「山人の里」の無料宿泊パスポートとしてもご利用していただけます。

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電気・水道を自分でまかなえる、完全オフグリッドのタイニーハウス「The Matchbox 」

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Image: haus. me 豊かな生活に関しても一切妥協する必要はない。 機能的に配置された家電には、100インチプロジェクタースクリーンやSonosのスピーカーシステムといったものがあり、この家の魅力を増幅してくれている。 また、利用しない時はソファがクローゼットに収納されるなど、スペースを確保するための工夫がこらされているので室内は広々して見えるだろう。 こういったインテリジェントな仕掛けが24個も備わっていて、安全で快適な生活をサポートしてくれる。 真のモバイルハウスを謳うだけのことはあり、工場で組み立てたプレハブは、そのままトラックで運ばれて顧客の土地に設置。 現場での建設作業がないので、注文から住み始めまでが早い。 「haus. me」による、オフグリッドを極めつつ快適な生活を保障する設計は、日本のタイニーハウス業界も学べる点が多そうだ。 参照元:.

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