機 皇帝 あめ の かく のみ か づち。 建御雷神(たけみかづちのみこと) 古事記 by 森田英一郎

タケミナカタ

機 皇帝 あめ の かく のみ か づち

このカードを手札から特殊召喚する。 その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。 このカードに装備された自分のモンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。 炎属性機械族のレベル9モンスターです。 やに続く 新たなる「機巧」の名を冠するモンスターです。 黒と金を基調とする鹿を思わせるような姿の機械の獣です。 名前の由来は「天迦久神(あまのかくのかみ)」と「加具土命(かぐつち)」でしょうか。 天迦久神とは古事記にしか登場しない鹿の神であり 水を渡る力を持ち 伊都之尾張神(あめのおはばりのかみ)の元へ交渉へ向かいました。 加具土命とは日本神話に登場する火の神であり 生まれたと同時に親である伊邪那美神に火傷を負わせたと言われています。 その表側表示モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する(1体のみ装備可能)。 機皇帝と同じく「きこうてい」の名を冠しているこのカードですが 効果の方も機皇帝を思わせるような代物になっています。 これはもう名誉機皇帝と言っていいですね あちらと違いモンスターを吸収しても攻撃力が上昇しませんが その代わりにシンクロモンスター以外も吸収できるようになっており 汎用性が格段に向上しています。 このカードに装備された自分のモンスターカード1枚を選んで特殊召喚する。 このカードの打点は2750ありよっぽど相手が大型モンスターしか出していないか 戦闘破壊耐性持ちでない限りは戦闘破壊を狙っていけるでしょう。 攻撃表示で特殊召喚可能であり このカードの攻撃の後に畳みかけるように特殊召喚したモンスターで攻撃できます。 自分のEXモンスターゾーンのモンスターをどかす事も 総じてエクストラデッキを使う相手であれば 緩い条件で特殊召喚でき除去しつつ2750打点で殴れ 上手くいけば実質的に相手モンスターも奪えるという非常に優秀なカードです。 あたりとは一緒に並べやすいでしょう。 特にEXモンスターゾーンからカードをどかしたい場合に重宝し 左右にリンクマーカーを持つモンスターをメインモンスターゾーンに移動すれば EX召喚枠を3つ確保する事も可能です。 意外と自分モンスターを吸収する事がメリットに繋がるケースもあるので 選択肢の1つとして意識しておくといいでしょう。

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天岩戸とは

機 皇帝 あめ の かく のみ か づち

臣 ( やつこ ) 安萬侶 ( やすまろ ) 二 言 ( まを )さく、それ混元既に凝りしかども、氣象いまだ 敦 ( あつ )からざりしとき、名も無く 爲 ( わざ )も無く、誰かその形を知らむ 三。 然 ( しか )ありて乾と坤と初めて分れて、參神造化の 首 ( はじめ )と 作 ( な )り 四、陰と陽とここに開けて、二靈群品の祖となりたまひき 五。 所以 ( このゆゑ )に幽と顯と 六に出で入りて、日と月と目を洗ふに 彰 ( あらは )れたまひ、 海水 ( うしほ )に浮き沈みて、神と祇と身を滌ぐに 呈 ( あらは )れたまひき。 故 ( かれ )、太素は 杳冥 ( えうめい )たれども、本つ教に因りて 土 ( くに )を 孕 ( はら )み島を産みたまひし時を 識 ( し )り、元始は 綿 ( めんばく )たれども、先の聖に 頼 ( よ )りて神を生み人を立てたまひし世を 察 ( あきらか )にす。 寔 ( まこと )に知る、鏡を懸け珠を吐きたまひて、百の王相續き、劒を 喫 ( か )み 蛇 ( をろち )を切りたまひて、萬の神 蕃息 ( はんそく )せしことを 七。 安 ( やす )の 河 ( かは )に 議 ( はか )りて天の下を 平 ( ことむ )け、 小濱 ( をばま )に 論 ( あげつら )ひて國土を清めたまひき。 ここを以ちて 番 ( ほ )の 仁岐 ( ににぎ )の命、初めて 高千 ( たかち )の 巓 ( たけ )に 降 ( あも )り 八、 神倭 ( かむやまと )の 天皇 ( すめらみこと ) 九、秋津島に經歴したまひき。 化熊川より出でて、天の劒を高倉に獲、生尾 徑 ( こみち )を 遮 ( さへ )きりて、大き烏吉野に導きき。 ( まひ )を列ねて 賊 ( あた )を 攘 ( はら )ひ、歌を聞きて仇を伏しき。 すなはち夢に 覺 ( さと )りて神祇を 敬 ( ゐやま )ひたまひき、 所以 ( このゆゑ )に賢后と 稱 ( まを )す 一〇。 烟を望みて黎元を撫でたまひき、今に聖帝と傳ふ 一一。 境を定め邦を開きて、 近 ( ちか )つ 淡海 ( あふみ )に制したまひ 一二、 姓 ( かばね )を正し氏を撰みて、 遠 ( とほ )つ 飛鳥 ( あすか )に 勒 ( しる )したまひき 一三。 歩と驟と、おのもおのも異に、文と質と同じからずといへども、古を 稽 ( かむが )へて 風猷 ( ふういう )を既に 頽 ( すた )れたるに 繩 ( ただ )したまひ、今を照して典教を絶えなむとするに補ひたまはずといふこと無かりき。 一 過ぎし時代のことを傳え、歴代の天皇これによつて徳教を正しくしたことを説く。 二 この序文は、天皇に奏上する文として書かれているので、この句をはじめすべてその詞づかいがなされる。 安萬侶は、太の安麻呂、古事記の撰者、養老七年(七二三)歿。 三 混元以下、中國の宇宙創生説によつて書いている。 萬物は形と氣とから成る。 形は天地に分かれ、氣は陰陽に分かれる。 四 アメノミナカヌシの神、タカミムスビの神、カムムスビの神の三神が、物を造り出す最初の神となつた。 五 イザナギ、イザナミの二神が、萬物を生み出す親となつた。 六 幽と顯とに以下、イザナギ、イザナミ二神の事蹟。 七 鏡を懸け以下、天照らす大神とスサノヲの命との事蹟。 八 安の河に以下、ニニギの命の事蹟。 九 神武天皇。 一〇 崇神天皇。 一一 仁徳天皇。 一二 成務天皇。 一三 允恭天皇。 飛鳥 ( あすか )の 清原 ( きよみはら )の大宮に 太八洲 ( おほやしま )しらしめしし天皇 二の御世に 曁 ( およ )びて、潛龍元を體し、 ( せん )雷期に 應 ( こた )へき。 夢の歌を聞きて業を 纂 ( つ )がむことをおもほし、夜の水に 投 ( いた )りて基を承けむことを知らしたまひき。 然れども天の時いまだ 臻 ( いた )らざりしかば、南の山に蝉のごとく 蛻 ( もぬ )け、人と 事 ( こと )と共に 給 ( た )りて、東の國に虎のごとく歩みたまひき。 皇輿たちまちに駕して、山川を凌ぎ度り、六師雷のごとく震ひ、三軍電のごとく逝きき。 杖矛 ( ぢやうぼう )威を擧げて、猛士烟のごとく起り、 絳旗 ( かうき )兵を耀かして、凶徒瓦のごとく解けぬ。 すなはち牛を放ち馬を 息 ( いこ )へ、 悌 ( がいてい )して華夏に歸り、 旌 ( はた )を卷き 戈 ( ほこ )を ( をさ )め、 詠 ( ぶえい )して都邑に停まりたまひき。 歳 ( ほし )は大糜に 次 ( やど )り、月は夾鐘に 踵 ( あた )り 三、清原の大宮にして、昇りて天位に 即 ( つ )きたまひき。 道は軒后に 軼 ( す )ぎ、徳は周王に 跨 ( こ )えたまへり。 乾符を 握 ( と )りて六合を ( す )べ、天統を得て八荒を 包 ( か )ねたまひき。 二氣の正しきに乘り、五行の 序 ( つぎて )を 齊 ( ととの )へ、 神 ( あや )しき理を 設 ( ま )けて 俗 ( ひと )を 奬 ( すす )め、 英 ( すぐ )れたる 風 ( のり )を敷きて國を弘めたまひき。 重加 ( しかのみにあらず )智の海は浩汗として、 潭 ( ふか )く上古を探り、心の鏡は 煌として、あきらかに先の代を覩たまふ。 今の時に當りて、その失を改めずは、いまだ 幾年 ( いくとせ )を經ずして、その旨滅びなむとす。 こはすなはち邦家の經緯、王化の 鴻基 ( こうき )なり。 故 ( かれ )ここに帝紀を撰録し、 舊辭 ( くじ )を 討覈 ( たうかく )して、僞を削り實を定め、 後葉 ( のちのよ )に 流 ( つた )へむと 欲 ( おも )ふ」と宣りたまひき。 時に 舍人 ( とねり )あり、姓は 稗田 ( ひえだ )、名は 阿禮 ( あれ ) 五、年は二十八。 人となり聰明にして、目に 度 ( わた )れば口に 誦 ( よ )み、耳に 拂 ( ふ )るれば心に 勒 ( しる )す。 すなはち阿禮に勅語して、帝皇の 日繼 ( ひつぎ )と先代の舊辭とを誦み習はしめたまひき。 然れども 運 ( とき )移り世異にして、いまだその事を行ひたまはざりき。 伏して 惟 ( おも )ふに皇帝陛下 二、一を得て 光宅 ( くわうたく )し、三に通じて 亭育 ( ていいく )したまふ。 紫宸に 御 ( いま )して徳は馬の 蹄 ( つめ )の極まるところに 被 ( かがふ )り、 玄扈 ( げんこ )に 坐 ( いま )して化は船の 頭 ( へ )の 逮 ( いた )るところを照したまふ。 日浮びて 暉 ( ひかり )を重ね、雲散りて 烟 ( かす )まず。 柯 ( えだ )を連ね穗を 并 ( あ )はす 瑞 ( しるし )、 史 ( ふみひと )は 書 ( しる )すことを絶たず、 烽 ( とぶひ )を列ね、 譯 ( をさ )を重ぬる 貢 ( みつき )、 府 ( みくら )に空しき月無し。 名は文命よりも高く、徳は天乙に 冠 ( まさ )れりと謂ひつべし。 ここに舊辭の誤り 忤 ( たが )へるを惜しみ、先紀の 謬 ( あやま )り 錯 ( あやま )れるを正さまくして、和銅四年 三九月十八日を以ちて、臣安萬侶に詔して、稗田の阿禮が誦める勅語の舊辭を撰録して、獻上せよと宣りたまへば、謹みて詔の旨に隨ひ、子細に採り ( ひり )ひぬ。 然れども上古の時、言と意と 並 ( みな ) 朴 ( すなほ )にして、文を敷き句を構ふること、字にはすなはち難し。 已 ( すで )に訓に因りて述ぶれば、詞は心に 逮 ( いた )らず。 全く音を以ちて連ぬれば、事の趣更に長し。 ここを以ちて今或るは一句の中に、音と訓とを交へ用ゐ、或るは一事の内に、全く訓を以ちて 録 ( しる )しぬ 四。 すなはち辭理の見え ( がた )きは、注を以ちて明にし、意況の解き易きは更に 注 ( しる )さず 五。 また姓の 日下 ( くさか )に、 玖沙訶 ( くさか )と謂ひ、名の帶の字に 多羅斯 ( たらし )といふ。 かくの如き類は、本に隨ひて改めず 六。 大抵記す所は、天地の開闢よりして、 小治田 ( をはりだ )の御世 七に 訖 ( を )ふ。 故 ( かれ ) 天 ( あめ )の 御中主 ( みなかぬし )の神より 以下 ( しも )、 日子波限建鵜草葺不合 ( ひこなぎさたけうがやふきあへず )の 尊 ( みこと )より 前 ( さき )を上つ卷とし、 神倭伊波禮毘古 ( かむやまといはれびこ )の天皇より以下、 品陀 ( ほむだ )の御世より前 八を中つ卷とし、 大雀 ( おほさざき )の 皇帝 ( すめらみこと ) 九より以下、小治田の大宮より前を下つ卷とし、并はせて三つの卷に 録 ( しる )し、謹みて 獻上 ( たてまつ )る。 臣安萬侶、 誠惶誠恐 ( かしこみかしこみ )、 頓首頓首 ( のみまを )す。 一 古事記成立の過程、文章の用意方針。 内容の區分を説く。 二 元明天皇、女帝。 奈良時代の最初の天皇。 三 七一一年。 四 漢字の表示する意義によつて書くのが、訓によるものであり、漢字の表示する音韻によつて書くのが、音によるものである。 歌謠および特殊の詞句は音を用い、地名神名人名も音によるものが多い。 外に漢字の訓を訓假字として使つたものが多少ある。 五 讀み方の注意、および内容に關して註が加えられている。 六 固有名詞の類に使用される特殊の文字は、もとのままで改めない。 これは材料として文字になつていたものをも使つたことを語る。 九 仁徳天皇。 天地 ( あめつち )の 初發 ( はじめ )の時、 高天 ( たかま )の 原 ( はら )に成りませる神の 名 ( みな )は、 天 ( あめ )の 御中主 ( みなかぬし )の神 一。 次に 高御産巣日 ( たかみむすび )の神。 次に 神産巣日 ( かむむすび )の神 二。 この 三柱 ( みはしら )の神は、みな 獨神 ( ひとりがみ ) 三に成りまして、 身 ( みみ )を隱したまひき 四。 次に國 稚 ( わか )く、 浮 ( う )かべる 脂 ( あぶら )の如くして 水母 ( くらげ )なす 漂 ( ただよ )へる時に、 葦牙 ( あしかび ) 五のごと 萠 ( も )え 騰 ( あが )る物に因りて成りませる神の名は、 宇摩志阿斯訶備比古遲 ( うましあしかびひこぢ )の神 六。 次に 天 ( あめ )の 常立 ( とこたち )の神 七。 この 二柱 ( ふたはしら )の神もみな 獨神 ( ひとりがみ )に成りまして、 身 ( みみ )を隱したまひき。 上の 件 ( くだり )、五柱の神は 別 ( こと ) 天 ( あま )つ 神 ( かみ )。 次に成りませる神の名は、國の 常立 ( とこたち )の神。 次に 豐雲野 ( とよくもの )の神 八。 この二柱の神も、獨神に成りまして、身を隱したまひき。 次に成りませる神の名は、 宇比地邇 ( うひぢに )の神。 次に 妹須比智邇 ( いもすひぢに )の神。 次に 角杙 ( つのぐひ )の神。 次に 妹活杙 ( いもいくぐひ )の神 二柱。 次に 意富斗能地 ( おほとのぢ )の神。 次に 妹大斗乃辨 ( いもおほとのべ )の神。 次に 於母陀琉 ( おもだる )の神。 次に 妹 ( いも ) 阿夜訶志古泥 ( あやかしこね )の神 九。 次に 伊耶那岐 ( いざなぎ )の神。 次に 妹 ( いも ) 伊耶那美 ( いざなみ )の神 一〇。 ここに天つ神 諸 ( もろもろ )の 命 ( みこと ) 以 ( も )ちて 一、 伊耶那岐 ( いざなぎ )の命 伊耶那美 ( いざなみ )の命の二柱の神に 詔 ( の )りたまひて、この漂へる國を 修理 ( をさ )め固め成せと、 天 ( あめ )の 沼矛 ( ぬぼこ )を賜ひて、 言依 ( ことよ )さしたまひき 二。 かれ二柱の神、 天 ( あめ )の 浮橋 ( うきはし ) 三に立たして、その 沼矛 ( ぬぼこ )を 指 ( さ )し 下 ( おろ )して畫きたまひ、鹽こをろこをろに畫き 鳴 ( な )して 四、引き上げたまひし時に、その矛の 末 ( さき )より 滴 ( したた )る鹽の積りて成れる島は、 淤能碁呂 ( おのごろ )島 五なり。 その島に 天降 ( あも )りまして、 天 ( あめ )の 御柱 ( みはしら )を見立て 六 八尋殿 ( やひろどの )を見立てたまひき。 ここにその妹 伊耶那美 ( いざなみ )の命に問ひたまひしく、「 汝 ( な )が身はいかに成れる」と問ひたまへば、答へたまはく、「 吾 ( わ )が身は成り成りて、成り合はぬところ一處あり」とまをしたまひき。 ここに 伊耶那岐 ( いざなぎ )の命 詔 ( の )りたまひしく、「我が身は成り成りて、成り餘れるところ一處あり。 故 ( かれ )この吾が身の成り餘れる處を、汝が身の成り合はぬ處に刺し 塞 ( ふた )ぎて、 國土 ( くに )生み成さむと思ほすはいかに」とのりたまへば、 伊耶那美 ( いざなみ )の命答へたまはく、「しか善けむ」とまをしたまひき。 ここに伊耶那岐の命詔りたまひしく、「然らば 吾 ( あ )と 汝 ( な )と、この天の御柱を行き ( めぐ )りあひて、 美斗 ( みと )の 麻具波比 ( まぐはひ )せむ 七」とのりたまひき。 かく 期 ( ちぎ )りて、すなはち詔りたまひしく、「汝は右より り逢へ、 我 ( あ )は左より り逢はむ」とのりたまひて、 約 ( ちぎ )り 竟 ( を )へて りたまふ時に、伊耶那美の命まづ「あなにやし、えをとこを 八」とのりたまひ、後に伊耶那岐の命「あなにやし、え 娘子 ( をとめ )を」とのりたまひき。 おのもおのものりたまひ 竟 ( を )へて後に、その妹に 告 ( の )りたまひしく、「 女人 ( をみな ) 先立 ( さきだ )ち言へるはふさはず」とのりたまひき。 然れども 隱處 ( くみど )に 興 ( おこ )して 子 ( みこ ) 水蛭子 ( ひるこ )を生みたまひき 九。 この子は 葦船 ( あしぶね )に入れて流し 去 ( や )りつ 一〇。 次に 淡島 ( あはしま ) 一一を生みたまひき。 こも子の數に入らず。 ここに二柱の神 議 ( はか )りたまひて、「今、吾が生める子ふさはず。 なほうべ天つ神の 御所 ( みもと )に 白 ( まを )さな」とのりたまひて、すなはち共に 參 ( ま )ゐ上りて、天つ神の 命 ( みこと )を請ひたまひき。 ここに天つ神の 命 ( みこと )以ちて、 太卜 ( ふとまに )に 卜 ( うら )へて 一二のりたまひしく、「 女 ( をみな )の先立ち言ひしに因りてふさはず、また還り 降 ( あも )りて改め言へ」とのりたまひき。 かれここに降りまして、更にその天の御柱を往き りたまふこと、先の如くなりき。 ここに 伊耶那岐 ( いざなぎ )の命、まづ「あなにやし、えをとめを」とのりたまひ、後に妹 伊耶那美 ( いざなみ )の命、「あなにやし、えをとこを」とのりたまひき。 かくのりたまひ竟へて、 御合 ( みあ )ひまして、 子 ( みこ ) 淡道 ( あはぢ )の 穗 ( ほ )の 狹別 ( さわけ )の島 一三を生みたまひき。 次に 伊豫 ( いよ )の 二名 ( ふたな )の島 一四を生みたまひき。 この島は身一つにして 面 ( おも )四つあり。 面ごとに名あり。 かれ伊豫の國を 愛比賣 ( えひめ )といひ、 讚岐 ( さぬき )の國を 飯依比古 ( いひよりひこ )といひ、 粟 ( あは )の國を、 大宜都比賣 ( おほげつひめ )といひ、 土左 ( とさ )の國を 建依別 ( たけよりわけ )といふ。 次に 隱岐 ( おき )の 三子 ( みつご )の島を生みたまひき。 またの名は 天 ( あめ )の 忍許呂別 ( おしころわけ )。 次に 筑紫 ( つくし )の島を生みたまひき。 この島も身一つにして面四つあり。 面ごとに名あり。 かれ筑紫の國 一五を 白日別 ( しらひわけ )といひ、 豐 ( とよ )の 國 ( くに )を 豐日別 ( とよひわけ )といひ、 肥 ( ひ )の 國 ( くに )を 建日向日豐久士比泥別 ( たけひむかひとよくじひねわけ ) 一六といひ、 熊曾 ( くまそ )の國 一七を 建日別 ( たけひわけ )といふ。 次に 伊岐 ( いき )の島を生みたまひき。 またの名は 天比登都柱 ( あめひとつはしら )といふ。 次に 津島 ( つしま ) 一八を生みたまひき。 またの名は 天 ( あめ )の 狹手依比賣 ( さでよりひめ )といふ。 次に 佐渡 ( さど )の島を生みたまひき。 次に 大倭豐秋津 ( おほやまととよあきつ )島 一九を生みたまひき。 またの名は 天 ( あま )つ 御虚空豐秋津根別 ( みそらとよあきつねわけ )といふ。 かれこの八島のまづ生まれしに因りて、 大八島 ( おほやしま )國といふ。 然ありて後還ります時に、 吉備 ( きび )の 兒島 ( こじま )を生みたまひき。 またの名は 建日方別 ( たけひがたわけ )といふ。 次に 小豆島 ( あづきしま )を生みたまひき。 またの名は 大野手比賣 ( おほのでひめ )といふ。 次に 大島 ( おほしま ) 二〇を生みたまひき。 またの名は 大多麻流別 ( おほたまるわけ )といふ。 次に 女島 ( ひめじま ) 二一を生みたまひき。 またの名は 天一根 ( あめひとつね )といふ。 次に 知訶 ( ちか )の島 二二を生みたまひき。 またの名は 天 ( あめ )の 忍男 ( おしを )といふ。 次に 兩兒 ( ふたご )の島 二三を生みたまひき。 またの名は 天 ( あめ )の 兩屋 ( ふたや )といふ。 (吉備の兒島より天の兩屋の島まで并はせて六島。 ) 一 天神の命によつて若い神が降下するのは日本神話の基礎形式の一。 祭典の思想に根據を有している。 二 りつぱな矛を賜わつて命を下した。 三 天からの通路である空中の階段。 四 海水をゴロゴロとかきまわして。 五 大阪灣内にある島。 今の何島か不明。 六 家屋の中心となる神聖な柱を立てた。 七 結婚しよう。 八 アナニヤシ、感動の表示。 エヲトコヲ、愛すべき男だ。 ヲは感動の助詞。 九 ヒルのようなよくないものが、不合理な婚姻によつて生まれたとする。 一〇 蟲送りの行事。 一一 四國の阿波の方面の名。 この部分は阿波方面に對してわるい感情を表示する。 一二 古代の占法は種々あるが、鹿の肩骨を燒いてヒビの入り方によつて占なうのを重んじ、これをフトマニといつた。 これは後に龜の甲を燒くことに變わつた。 一三 淡路島の別名。 ワケは若い者の義。 一四 四國の稱。 伊豫の方面からいう。 一五 北九州。 一六 誤傳があるのだろう。 肥の國(肥前肥後)の外に、日向の別名があげられているのだろうというが、日向を入れると五國になつて、面四つありというのに合わない。 一七 クマ(肥後南部)とソ(薩摩)とを合わせた名。 一八 對馬島。 一九 本州。 二〇 山口縣の屋代島だろう。 二一 大分縣の姫島だろう。 二二 長崎縣の五島。 二三 所在不明。 既に國を生み 竟 ( を )へて、更に神を生みたまひき。 かれ生みたまふ神の名は、 大事忍男 ( おほことおしを )の神。 次に 石土毘古 ( いはつちびこ )の神を生みたまひ、次に 石巣比賣 ( いはすひめ )の神を生みたまひ、次に 大戸日別 ( おほとひわけ )の神を生みたまひ、次に 天 ( あめ )の 吹男 ( ふきを )の神を生みたまひ、次に 大屋毘古 ( おほやびこ )の神を生みたまひ 一、次に 風木津別 ( かざもつわけ )の 忍男 ( おしを )の神 二を生みたまひ、次に 海 ( わた )の神名は 大綿津見 ( おほわたつみ )の神を生みたまひ、次に 水戸 ( みなと )の神 三名は 速秋津日子 ( はやあきつひこ )の神、次に妹 速秋津比賣 ( はやあきつひめ )の神を生みたまひき。 (大事忍男の神より秋津比賣の神まで并はせて十神。 ) この 速秋津日子 ( はやあきつひこ )、 速秋津比賣 ( はやあきつひめ )の 二神 ( ふたはしら )、河海によりて持ち別けて生みたまふ神の名 四は、 沫那藝 ( あわなぎ )の神。 次に 沫那美 ( あわなみ )の神。 次に 頬那藝 ( つらなぎ )の神。 次に 頬那美 ( つらなみ )の神。 次に 天 ( あめ )の 水分 ( みくまり )の神。 次に 國 ( くに )の 水分 ( みくまり )の神。 次に 天 ( あめ )の 久比奢母智 ( くひざもち )の神、次に 國 ( くに )の 久比奢母智 ( くひざもち )の神。 (沫那藝の神より國の久比奢母智の神まで并はせて八神。 ) 次に風の神名は 志那都比古 ( しなつひこ )の神 五を生みたまひ、次に木の神名は 久久能智 ( くくのち )の神 六を生みたまひ、次に山の神名は 大山津見 ( おほやまつみ )の神を生みたまひ、次に野の神名は 鹿屋野比賣 ( かやのひめ )の神を生みたまひき。 またの名は 野椎 ( のづち )の神といふ。 (志那都比古の神より野椎まで并はせて四神。 ) この大山津見の神、野椎の神の 二神 ( ふたはしら )、山野によりて持ち別けて生みたまふ神の名は、天の 狹土 ( さづち )の神。 次に國の狹土の神。 次に天の 狹霧 ( さぎり )の神。 次に國の狹霧の神。 次に天の 闇戸 ( くらと )の神。 次に國の闇戸の神。 次に 大戸或子 ( おほとまどひこ )の神。 次に 大戸或女 ( おほとまどひめ )の神 七。 (天の狹土の神より大戸或女の神まで并はせて八神。 ) 次に生みたまふ神の名は、鳥の 石楠船 ( いはくすぶね )の神 八、またの名は天の 鳥船 ( とりぶね )といふ。 次に 大宜都比賣 ( おほげつひめ )の神 九を生みたまひ、次に 火 ( ほ )の 夜藝速男 ( やぎはやを )の神を生みたまひき。 またの名は 火 ( ほ )の 毘古 ( かがびこ )の神といひ、またの名は 火 ( ほ )の 迦具土 ( かぐつち )の神といふ。 この子を生みたまひしによりて、 御陰 ( みほと )やかえて 病 ( や )み 臥 ( こや )せり。 たぐり 一〇に 生 ( な )りませる神の名は 金山毘古 ( かなやまびこ )の神。 次に 金山毘賣 ( かなやまびめ )の神。 次に 屎 ( くそ )に成りませる神の名は、 波邇夜須毘古 ( はにやすびこ )の神。 次に 波邇夜須毘賣 ( はにやすびめ )の神 一一。 次に 尿 ( ゆまり )に成りませる神の名は 彌都波能賣 ( みつはのめ )の神 一二。 次に 和久産巣日 ( わくむすび )の神 一三。 この神の子は 豐宇氣毘賣 ( とようけびめ )の神 一四といふ。 かれ 伊耶那美 ( いざなみ )の神は、火の神を生みたまひしに因りて、遂に 神避 ( かむさ )りたまひき。 (天の鳥船より豐宇氣毘賣の神まで并はせて八神。 )およそ 伊耶那岐 ( いざなぎ )伊耶那美の二神、共に生みたまふ島 壹拾 ( とをまり ) 四島 ( よしま )、神 參拾 ( みそぢまり ) 五神 ( いつはしら ) 一五。 (こは伊耶那美の神、いまだ神避りまさざりし前に生みたまひき。 ただ意能碁呂島は生みたまへるにあらず、また蛭子と淡島とは子の例に入らず。 ) 一 以上の神の系列は、家屋の成立を語るものと解せられる。 二 風に對して堪えることを意味するらしい。 三 河口など、海に對する出入口の神。 四 海と河とで分擔して生んだ神。 以下水に關する神。 アワナギ、アワナミは、動く水の男女の神、ツラナギ、ツラナミは、靜水の男女の神。 ミクマリは、水の配分。 クヒザモチは水を汲む道具。 五 息の長い男の義。 六 木の間を潛る男の義。 七 山の神と野の神とが生んだ諸神の系列は、山野に霧がかかつて迷うことを表現する。 八 鳥の如く早く輕く行くところの、石のように堅いクスノキの船。 九 穀物の神。 この神に關する神話が三五頁 [#「三五頁」は「須佐の男の神」の「穀物の種」]にある。 一〇 吐瀉物。 以下排泄物によつて生まれた神は、火を防ぐ力のある神である。 一一 埴土の男女の神。 一二 水の神。 一三 若い生産力の神。 一四 これも穀物の神。 以上の神の系列は、野を燒いて耕作する生活を語る。 一五 實數四十神だが、男女一對の神を一として數えれば三十五になる。 かれここに伊耶那岐の命の 詔 ( の )りたまはく、「 愛 ( うつく )しき 我 ( あ )が 汝妹 ( なにも )の命を、子の 一木 ( ひとつけ )に 易 ( か )へつるかも」とのりたまひて、 御枕方 ( みまくらべ )に 匍匐 ( はらば )ひ 御足方 ( みあとべ )に匍匐ひて、 哭 ( な )きたまふ時に、御涙に成りませる神は、 香山 ( かぐやま ) 一の 畝尾 ( うねを ) 二の木のもとにます、名は 泣澤女 ( なきさはめ )の神 三。 かれその神避りたまひし伊耶那美の神は、出雲の國と 伯伎 ( ははき )の國との堺なる 比婆 ( ひば )の山 四に 葬 ( をさ )めまつりき。 ここに伊耶那岐の命、 御佩 ( みはかし )の 十拳 ( とつか )の劒 五を拔きて、その子 迦具土 ( かぐつち )の神の 頸 ( くび )を斬りたまひき。 ここにその 御刀 ( みはかし )の 前 ( さき )に著ける血、 湯津石村 ( ゆついはむら ) 六に 走 ( たばし )りつきて成りませる神の名は、 石拆 ( いはさく )の神。 次に 根拆 ( ねさく )の神。 次に 石筒 ( いはづつ )の 男 ( を )の神。 次に御刀の本に著ける血も、湯津石村に走りつきて成りませる神の名は、 甕速日 ( みかはやび )の神。 次に 樋速日 ( ひはやび )の神。 次に 建御雷 ( たけみかづち )の 男 ( を )の神。 またの名は 建布都 ( たけふつ )の神、またの名は 豐布都 ( とよふつ )の神 三神。 次に御刀の 手上 ( たがみ )に集まる血、 手俣 ( たなまた )より 漏 ( く )き 出 ( で )て成りませる神の名は、 闇淤加美 ( くらおかみ )の神。 次に 闇御津羽 ( くらみつは )の神。 (上の件、石拆の神より下、闇御津羽の神より前、并はせて八神は、御刀に因りて生りませる神なり。 ) 殺さえたまひし 迦具土 ( かぐつち )の神の頭に成りませる神の名は、 正鹿山津見 ( まさかやまつみ )の神 七。 次に胸に成りませる神の名は、 淤縢山津見 ( おとやまつみ )の神。 次に腹に成りませる神の名は、 奧山津見 ( おくやまつみ )の神。 次に 陰 ( ほと )に成りませる神の名は、 闇山津見 ( くらやまつみ )の神。 次に左の手に成りませる神の名は、 志藝山津見 ( しぎやまつみ )の神。 次に右の手に成りませる神の名は、 羽山津美 ( はやまつみ )の神。 次に左の足に成りませる神の名は、 原山津見 ( はらやまつみ )の神。 次に右の足に成りませる神の名は、 戸山津見 ( とやまつみ )の神。 (正鹿山津見の神より戸山津見の神まで并はせて八神。 )かれ斬りたまへる刀の名は、天の 尾羽張 ( をはばり )といひ 八、またの名は 伊都 ( いつ )の尾羽張といふ。 ここにその妹伊耶那美の命を相見まくおもほして、 黄泉國 ( よもつくに ) 九に追ひ 往 ( い )でましき。 ここに 殿 ( との )の 縢 ( くみ )戸 一〇より出で向へたまふ時に、伊耶那岐の命語らひて詔りたまひしく、「 愛 ( うつく )しき 我 ( あ )が 汝妹 ( なにも )の命、吾と汝と作れる國、いまだ作り 竟 ( を )へずあれば、還りまさね」と詔りたまひき。 ここに伊耶那美の命の答へたまはく、「 悔 ( くや )しかも、 速 ( と )く來まさず。 吾は 黄泉戸喫 ( よもつへぐひ ) 一一しつ。 然れども愛しき我が 汝兄 ( なせ )の命、入り來ませること 恐 ( かしこ )し。 かれ還りなむを。 しまらく 黄泉神 ( よもつかみ )と 論 ( あげつら )はむ。 我をな視たまひそ」と、かく白して、その 殿内 ( とのぬち )に還り入りませるほど、いと久しくて待ちかねたまひき。 かれ左の 御髻 ( みみづら )に刺させる 湯津爪櫛 ( ゆつつまぐし ) 一二の男柱 一箇 ( ひとつ )取り 闕 ( か )きて、 一 ( ひと )つ 火 ( び ) 燭 ( とも )して入り見たまふ時に、 蛆 ( うじ )たかれころろぎて 一三、頭には 大雷 ( おほいかづち )居り、胸には 火 ( ほ )の雷居り、腹には黒雷居り、 陰 ( ほと )には 拆 ( さく )雷居り、左の手には 若 ( わき )雷居り、右の手には 土 ( つち )雷居り、左の足には 鳴 ( なる )雷居り、右の足には 伏 ( ふし )雷居り、并はせて八くさの雷神成り居りき。 ここに伊耶那岐の命、 見 ( み ) 畏 ( かしこ )みて逃げ還りたまふ時に、その妹伊耶那美の命、「吾に 辱 ( はぢ )見せつ」と言ひて、すなはち 黄泉醜女 ( よもつしこめ ) 一四を遣して追はしめき。 ここに伊耶那岐の命、 黒御鬘 ( くろみかづら ) 一五を投げ 棄 ( う )てたまひしかば、すなはち 蒲子 ( えびかづら ) 一六 生 ( な )りき。 こを ( ひり )ひ 食 ( は )む間に逃げ 行 ( い )でますを、なほ追ひしかば、またその右の御髻に刺させる湯津爪櫛を引き闕きて投げ 棄 ( う )てたまへば、すなはち 笋 ( たかむな ) 一七 生 ( な )りき。 こを拔き 食 ( は )む間に、逃げ行でましき。 また後にはかの八くさの雷神に、 千五百 ( ちいほ )の 黄泉軍 ( よもついくさ )を 副 ( たぐ )へて追はしめき。 ここに 御佩 ( みはかし )の 十拳 ( とつか )の劒を拔きて、 後手 ( しりへで )に 振 ( ふ )きつつ逃げ來ませるを、なほ追ひて 黄泉比良坂 ( よもつひらさか ) 一八の坂本に到る時に、その坂本なる 桃 ( もも )の 子 ( み )三つをとりて持ち撃ちたまひしかば、悉に逃げ返りき。 ここに伊耶那岐の命、 桃 ( もも )の 子 ( み )に 告 ( の )りたまはく、「 汝 ( いまし )、吾を助けしがごと、葦原の中つ國にあらゆる 現 ( うつ )しき青人草 一九の、 苦 ( う )き瀬に落ちて、 患惚 ( たしな )まむ時に助けてよ」とのりたまひて、 意富加牟豆美 ( おほかむづみ )の命といふ名を賜ひき。 最後 ( いやはて )にその妹伊耶那美の命、 身 ( み )みづから追ひ來ましき。 ここに千引の 石 ( いは )をその 黄泉比良坂 ( よもつひらさか )に引き 塞 ( さ )へて、その石を中に置きて、おのもおのも 對 ( む )き立たして、 事戸 ( ことど )を 度 ( わた )す時 二〇に、伊耶那美の命のりたまはく、「 愛 ( うつく )しき 我 ( あ )が 汝兄 ( なせ )の命、かくしたまはば、 汝 ( いまし )の國の人草、 一日 ( ひとひ )に 千頭 ( ちかしら ) 絞 ( くび )り殺さむ」とのりたまひき。 ここに伊耶那岐の命、詔りたまはく、「愛しき我が 汝妹 ( なにも )の命、 汝 ( みまし )然したまはば、 吾 ( あ )は一日に 千五百 ( ちいほ )の 産屋 ( うぶや )を立てむ」とのりたまひき。 ここを以ちて一日にかならず 千人 ( ちたり )死に、一日にかならず千五百人なも生まるる。 かれその伊耶那美の命に 號 ( なづ )けて 黄泉津 ( よもつ )大神といふ。 またその追ひ 及 ( し )きしをもちて、 道敷 ( ちしき )の大神 二一ともいへり。 またその 黄泉 ( よみ )の坂に 塞 ( さは )れる石は、 道反 ( ちかへし )の大神ともいひ、 塞 ( さ )へます 黄泉戸 ( よみど )の大神ともいふ。 かれそのいはゆる 黄泉比良坂 ( よもつひらさか )は、今、出雲の國の 伊賦夜 ( いぶや )坂 二二といふ。 一 奈良縣磯城郡の天の香具山。 神話に實在の地名が出る場合は、大抵その神話の傳えられている地方を語る。 二 うねりのある地形の高み。 三 香具山の麓にあつた埴安の池の水神。 泣澤の森そのものを神體としている。 四 廣島縣比婆郡に傳説地がある。 五 十つかみある長い劒。 六 神聖な岩石。 以下神の系列によつて鐵鑛を火力で處理して刀劒を得ることを語る。 イハサクの神からイハヅツノヲの神まで岩石の神靈。 ミカハヤビ、ヒハヤビは火力。 タケミカヅチノヲは劒の威力。 クラオカミ、クラミツハは水の神靈。 クラは溪谷。 御刀の手上は、劒のつか。 タケミカヅチノヲは五六頁 [#「五六頁」は「天照らす大御神と大國主の神」の「國讓り」]、七四頁 [#「七四頁」は「神武天皇」の「熊野より大和へ」]に神話がある。 七 以下各種の山の神。 八 幅の廣い劒の義。 水の神と解せられ、五六頁 [#「五六頁」は「天照らす大御神と大國主の神」の「國讓り」]に神話がある。 別名のイツは、威力の意。 九 地下にありとされる空想上の世界。 黄泉の文字は漢文から來る。 一〇 宮殿の閉してある戸。 殿の騰戸とする傳えもある。 一一 黄泉の國の火で作つた食物を食つたので黄泉の人となつてしまつた。 同一の火による團結の思想である。 一二 髮を左右に分けて耳の邊で輪にする。 それにさした神聖な櫛。 櫛は竹で作り魔よけとして女がさしてくれる。 一三 蛆がわいてゴロゴロ鳴つて。 トロロギテとする傳えがあるが誤り。 一四 黄泉の國の見にくいばけものの女。 一五 植物を輪にして魔よけとして髮の上にのせる。 一六 山葡萄。 一七 筍。 一八 黄泉の國の入口にある坂。 黄泉の國に向つて下る。 墳墓の構造から來ている。 一九 現實にある人間。 二〇 日本書紀には絶妻の誓とある。 言葉で戸を立てる。 別れの言葉をいう。 二一 道路を追いかける神。 二二 島根縣八束郡。 ここを以ちて伊耶那岐の大神の詔りたまひしく、「 吾 ( あ )はいな 醜 ( しこ )め醜めき 穢 ( きたな )き國 一に到りてありけり。 かれ吾は 御身 ( おほみま )の 禊 ( はらへ )せむ」とのりたまひて、 竺紫 ( つくし )の 日向 ( ひむか )の橘の 小門 ( をど )の 阿波岐 ( あはぎ )原 二に到りまして、 禊 ( みそ )ぎ 祓 ( はら )へたまひき。 かれ投げ 棄 ( う )つる御杖に成りませる神の名は、 衝 ( つ )き 立 ( た )つ 船戸 ( ふなど )の神 三。 次に投げ棄つる御帶に成りませる神の名は、 道 ( みち )の 長乳齒 ( ながちは )の神 四。 次に投げ棄つる 御嚢 ( みふくろ )に成りませる神の名は、 時量師 ( ときはかし )の神 五。 次に投げ棄つる御 衣 ( けし )に成りませる神の名は、 煩累 ( わづらひ )の 大人 ( うし )の神 六。 次に投げ棄つる御 褌 ( はかま )に成りませる神の名は、 道俣 ( ちまた )の神 七。 次に投げ棄つる 御冠 ( みかがふり )に成りませる神の名は、 飽咋 ( あきぐひ )の 大人 ( うし )の神 八。 次に投げ棄つる左の御手の 手纏 ( たまき )に成りませる神の名は、 奧疎 ( おきざかる )の神 九。 次に 奧津那藝佐毘古 ( おきつなぎさびこ )の神。 次に奧津 甲斐辨羅 ( かひべら )の神。 次に投げ棄つる右の御手の手纏に成りませる神の名は、 邊疎 ( へざかる )の神。 次に 邊津那藝佐毘古 ( へつなぎさびこ )の神。 次に 邊津甲斐辨羅 ( へつかひべら )の神。 右の 件 ( くだり )、 船戸 ( ふなど )の神より下、邊津甲斐辨羅の神より前、 十二神 ( とをまりふたはしら )は、身に 著 ( つ )けたる物を脱ぎうてたまひしに因りて、 生 ( な )りませる神なり。 ここに詔りたまはく、「 上 ( かみ )つ 瀬 ( せ )は瀬速し、 下 ( しも )つ瀬は弱し」と 詔 ( の )りたまひて、初めて 中 ( なか )つ瀬に 降 ( お )り 潛 ( かづ )きて、滌ぎたまふ時に、成りませる神の名は、 八十禍津日 ( やそまがつび )の神 一〇。 次に 大禍津日 ( おほまがつひ )の神。 この 二神 ( ふたはしら )は、かの穢き 繁 ( し )き國に到りたまひし時の、 汚垢 ( けがれ )によりて成りませる神なり。 次にその 禍 ( まが )を直さむとして成りませる神の名は、 神直毘 ( かむなほび )の神。 次に 大直毘 ( おほなほび )の神 一一。 次に 伊豆能賣 ( いづのめ ) 一二。 次に 水底 ( みなそこ )に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、 底津綿津見 ( そこつわたつみ )の神 一三。 次に 底筒 ( そこづつ )の 男 ( を )の命。 中に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、 中津綿津見 ( なかつわたつみ )の神。 次に 中筒 ( なかづつ )の 男 ( を )の命。 水の上に滌ぎたまふ時に成りませる神の名は、 上津綿津見 ( うはつわたつみ )の神。 次に 上筒 ( うはづつ )の 男 ( を )の命。 この三柱の綿津見の神は、 阿曇 ( あづみ )の 連 ( むらじ )等が 祖神 ( おやがみ )と 齋 ( いつ )く神なり。 かれ阿曇の連等は、その綿津見の神の子 宇都志日金拆 ( うつしひがなさく )の命の 子孫 ( のち )なり。 その底筒の男の命、中筒の男の命、上筒の男の命三柱の神は、 墨 ( すみ )の 江 ( え )の三前の大神 一四なり。 ここに左の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 天照 ( あまて )らす 大御神 ( おほみかみ )。 次に右の御目を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 月讀 ( つくよみ )の命 一五。 次に御鼻を洗ひたまふ時に成りませる神の名は、 建速須佐 ( たけはやすさ )の 男 ( を )の命 一六。 右の件、 八十禍津日 ( やそまがつび )の神より下、 速須佐 ( はやすさ )の 男 ( を )の命より前、十柱の神 一七は、御身を滌ぎたまひしに因りて 生 ( あ )れませる神なり。 この時伊耶那岐の命 大 ( いた )く歡ばして詔りたまひしく、「吾は子を生み生みて、生みの 終 ( はて )に、三柱の 貴子 ( うづみこ )を得たり」と詔りたまひて、すなはちその 御頸珠 ( みくびたま )の玉の緒ももゆらに取りゆらかして 一八、天照らす大御神に賜ひて詔りたまはく、「汝が命は高天の原を知らせ」と、 言依 ( ことよ )さして賜ひき。 かれその御頸珠の名を、 御倉板擧 ( みくらたな )の神 一九といふ。 次に月讀の命に詔りたまはく、「汝が命は 夜 ( よ )の 食 ( をす )國 二〇を知らせ」と、言依さしたまひき。 次に 建速須佐 ( たけはやすさ )の 男 ( を )の命に詔りたまはく、「汝が命は海原を知らせ」と、言依さしたまひき。 かれおのもおのもよさし賜へる命のまにま知らしめす中に、速須佐の男の命、依さしたまへる國を知らさずて、 八拳須 ( やつかひげ ) 心前 ( むなさき )に至るまで、啼きいさちき 二一。 その泣く 状 ( さま )は、青山は枯山なす泣き枯らし 河海 ( うみかは )は 悉 ( ことごと )に泣き 乾 ( ほ )しき。 ここを以ちて 惡 ( あら )ぶる神の音なひ 二二、 狹蠅 ( さばへ )なす皆 滿 ( み )ち、萬の物の 妖 ( わざはひ )悉に 發 ( おこ )りき。 かれ伊耶那岐の大御神、速須佐の男の命に詔りたまはく、「何とかも 汝 ( いまし )は言依させる國を 治 ( し )らさずて、哭きいさちる」とのりたまへば、答へ白さく、「 僕 ( あ )は 妣 ( はは )の國 根 ( ね )の 堅洲 ( かたす )國 二三に罷らむとおもふがからに哭く」とまをしたまひき。 ここに伊耶那岐の大御神、 大 ( いた )く忿らして詔りたまはく、「然らば汝はこの國にはな 住 ( とど )まりそ」と詔りたまひて、すなはち 神逐 ( かむやら )ひに 逐 ( やら )ひたまひき 二四。 かれその伊耶那岐の大神は、淡路の 多賀 ( たが ) 二五にまします。 一 大變見にくいきたない世界。 二 九州の諸地方に傳説地があるが不明。 アハギは樹名だろうが不明。 日本書紀に檍原と書く。 三 道路に立つて惡魔の來るのを追い返す神。 柱の形であるから杖によつて成つたという。 四 道路の長さの神。 道路そのものに威力ありとする思想。 五 時置師の神とも傳える。 時間のかかる意であろう。 六 疲勞の神靈。 七 二股になつている道路の神。 八 口をあけて食う神靈。 魔物をである。 九 以下は禊をする土地の説明。 一〇 災禍の神靈。 一一 災禍を拂つてよくする思想の神格化。 曲つたものをまつすぐにするという形で表現している。 一二 威力のある女。 巫女である。 一三 以下六神、海の神。 安曇系と住吉系と二種の神話の混合。 一四 住吉神社の祭神。 西方の海岸にこの神の信仰がある。 一五 月の神、男神。 日本書紀にはこの神が 保食 ( うけもち )の神(穀物の神)を殺す神話がある。 一六 暴風の神であり出雲系の英雄でもある。 一七 實數十四神。 イヅノメと海神の一組三神とを除けば十神になる。 一八 頸にかけた珠の緒もゆらゆらとゆり鳴らして。 一九 棚の上に安置してある神靈の義。 二〇 夜の領國。 神話は傳わらない。 二一 長い髯が胸元までのびるまで泣きわめいた。 以下暴風の性質にもとづく敍述。 二二 亂暴な神の物音。 暴風のさわぎ。 二三 死んだ母の國。 イザナミの神の行つている黄泉の國である地下の堅い土の世界。 暴風がみずから地下へ行こうと言つたとする。 二四 神が追い拂つた。 暴風を父の神が放逐したとする思想。 二五 眞福寺本には淡海の多賀とする。 イザナギの命の信仰は、淡路方面にひろがつていた。 かれここに速須佐の男の命、 言 ( まを )したまはく、「然らば天照らす大御神にまをして罷りなむ」と 言 ( まを )して、天にまゐ上りたまふ時に、山川悉に 動 ( とよ )み國土皆 震 ( ゆ )りき 一。 ここに天照らす大御神聞き驚かして、詔りたまはく、「我が 汝兄 ( なせ )の命の上り來ます 由 ( ゆゑ )は、かならず 善 ( うるは )しき心ならじ。 我が國を奪はむとおもほさくのみ」と詔りたまひて、すなはち 御髮 ( みかみ )を解きて、 御髻 ( みみづら )に纏かして 二、左右の御髻にも、御 鬘 ( かづら )にも、左右の御手にも、みな 八尺 ( やさか )の 勾 ( まがたま )の 五百津 ( いほつ )の 御統 ( みすまる )の珠 三を纏き持たして、 背 ( そびら )には 千入 ( ちのり )の 靫 ( ゆき ) 四を負ひ、 平 ( ひら ) 五には 五百入 ( いほのり )の 靫 ( ゆき )を附け、また 臂 ( ただむき )には 稜威 ( いづ )の 高鞆 ( たかとも ) 六を取り佩ばして、 弓腹 ( ゆばら )振り立てて、堅庭は 向股 ( むかもも )に蹈みなづみ、沫雪なす 蹶 ( く )ゑ 散 ( はららか )して、稜威の 男建 ( をたけび ) 七、蹈み 建 ( たけ )びて、待ち問ひたまひしく、「何とかも上り來ませる」と問ひたまひき。 ここに速須佐の男の命答へ白したまはく、「 僕 ( あ )は 邪 ( きたな )き心無し。 ただ大御神の命もちて、僕が哭きいさちる事を問ひたまひければ、白しつらく、僕は 妣 ( はは )の國に 往 ( い )なむとおもひて哭くとまをししかば、ここに大御神 汝 ( みまし )はこの國にな 住 ( とど )まりそと詔りたまひて、 神逐 ( かむやら )ひ逐ひ賜ふ。 かれ罷りなむとする 状 ( さま )をまをさむとおもひて參ゐ上りつらくのみ。 異 ( け )しき心無し」とまをしたまひき。 ここに天照らす大御神詔りたまはく、「然らば 汝 ( みまし )の心の 清明 ( あか )きはいかにして知らむ」とのりたまひしかば、ここに速須佐の男の命答へたまはく、「おのもおのも 誓 ( うけ )ひて子生まむ 八」とまをしたまひき。 かれここにおのもおのも天の安の河 九を中に置きて 誓 ( うけ )ふ時に、天照らす大御神まづ建速須佐の男の命の 佩 ( は )かせる 十拳 ( とつか )の 劒 ( つるぎ )を乞ひ 度 ( わた )して、 三段 ( みきだ )に打ち折りて、ぬなとももゆらに 一〇、 天 ( あめ )の 眞名井 ( まなゐ ) 一一に振り滌ぎて、さ 齧 ( が )みに 齧 ( か )みて、吹き棄つる 氣吹 ( いぶき )の 狹霧 ( さぎり )に成りませる神の御名 一二は、 多紀理毘賣 ( たぎりびめ )の命、またの御名は 奧津島比賣 ( おきつしまひめ )の命といふ。 次に 市寸島比賣 ( いちきしまひめ )の命、またの御名は 狹依毘賣 ( さよりびめ )の命といふ。 次に 多岐都比賣 ( たぎつひめ )の命 一三 三柱。 速須佐の男の命、天照らす大御神の左の 御髻 ( みみづら )に 纏 ( ま )かせる 八尺 ( やさか )の 勾珠 ( まがたま )の 五百津 ( いほつ )の 御統 ( みすまる )の珠を乞ひ度して、ぬなとももゆらに、 天 ( あめ )の眞名井に振り滌ぎて、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、 正勝吾勝勝速日 ( まさかあかつかちはやび ) 天 ( あめ )の 忍穗耳 ( おしほみみ )の命 一四。 また右の御髻に纏かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、天の 菩卑 ( ほひ )の命 一五。 また 御鬘 ( みかづら )に纏かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、 天津日子根 ( あまつひこね )の命 一六。 また左の御手に 纏 ( ま )かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、 活津日子根 ( いくつひこね )の命。 また右の御手に纏かせる珠を乞ひ度して、さ齧みに齧みて、吹き棄つる氣吹の狹霧に成りませる神の御名は、 熊野久須毘 ( くまのくすび )の命 一七 (并はせて五柱。 ) ここに天照らす大御神、 速須佐 ( はやすさ )の男の命に 告 ( の )りたまはく、「この後に 生 ( あ )れませる五柱の 男子 ( ひこみこ )は、 物實 ( ものざね )我が物に因りて成りませり。 かれおのづから吾が子なり。 先に生れませる三柱の 女子 ( ひめみこ )は、物實 汝 ( いまし )の物に因りて成りませり。 かれすなはち汝の子なり」と、かく 詔 ( の )り別けたまひき。 かれこの後に 生 ( あ )れませる五柱の子の中に、天の 菩比 ( ほひ )の命の子 建比良鳥 ( たけひらとり )の命、こは出雲の國の 造 ( みやつこ )、 无耶志 ( むざし )の國の造、 上 ( かみ )つ 菟上 ( うなかみ )の國の造、 下 ( しも )つ 菟上 ( うなかみ )の國の造、 伊自牟 ( いじむ )の國の造、 津島 ( つしま )の 縣 ( あがた )の 直 ( あたへ )、 遠江 ( とほつあふみ )の國の造等が 祖 ( おや )なり。 次に 天津日子根 ( あまつひこね )の命は、 凡川内 ( おふしかふち )の國の造、 額田部 ( ぬかたべ )の 湯坐 ( ゆゑ )の 連 ( むらじ )、 木 ( き )の國の造、 倭 ( やまと )の田中の 直 ( あたへ )、 山代 ( やましろ )の國の造、 馬來田 ( うまくた )の國の造、 道 ( みち )の 尻岐閇 ( しりきべ )の國の造、 周芳 ( すは )の國の造、 倭 ( やまと )の 淹知 ( あむち )の 造 ( みやつこ )、 高市 ( たけち )の 縣主 ( あがたぬし )、 蒲生 ( かまふ )の 稻寸 ( いなぎ )、 三枝部 ( さきくさべ )の造等が祖なり。 一 暴風の襲來する有樣で、歴史的には出雲族の襲來を語る。 二 男裝される。 三 大きな曲玉の澤山を緒に貫いたもの。 曲玉は、玉の威力の發動の思想を表示する。 四 千本の矢を入れて背負う武具。 五 胸のたいらな所。 六 威勢のよい音のする鞆。 トモは皮で球形に作り左の手にはめて弓を引いた時にそれに當つて音が立つようにする武具。 七 威勢のよい叫び。 八 神に誓つて神意を伺う儀式。 種々の方法があり夢が多く使われる。 ここは生まれた子の男女の別によつて神意を伺う。 九 高天の原にありとする川。 滋賀縣の 野洲 ( やす )川だともいう。 明日香川の古名か。 一〇 玉の音もさやかに。 一一 神聖な水の井。 一二 以上の行爲は、身を清めるために行う。 劒を振つて水を清めてその水を口に含んで吐く霧の中に神靈が出現するとする。 以下は劒が玉に變つているだけ。 一三 以上の三女神は福岡縣の 宗像 ( むなかた )神社の神。 一四 皇室の御祖先と傳える。 一五 出雲氏等の祖先。 一六 主として近畿地方に居住した諸氏の祖先。 各種の系統の祖先が、この行事によつて出現したとするのは民族が同一祖から出たとする思想である。 一七 出雲の國の熊野神社の神。 一八 福岡縣の海上日本海の沖の島にある。 一九 福岡縣の海上大島にある。 ここに速須佐の男の命、天照らす大御神に白したまひしく、「我が心 清明 ( あか )ければ我が生める子 手弱女 ( たわやめ )を得つ 一。 これに因りて言はば、おのづから我勝ちぬ」といひて、勝さび 二に天照らす大御神の 營田 ( みつくた )の 畔 ( あ )離ち、その溝 埋 ( う )み、またその大 嘗 ( にへ )聞しめす殿に 屎 ( くそ )まり散らしき 三。 かれ然すれども、天照らす大御神は咎めずて告りたまはく、「 屎 ( くそ )なすは 醉 ( ゑ )ひて吐き散らすとこそ我が 汝兄 ( なせ )の命かくしつれ。 また田の 畔 ( あ )離ち溝 埋 ( う )むは、 地 ( ところ )を 惜 ( あたら )しとこそ我が 汝兄 ( なせ )の命かくしつれ」と詔り直したまへども、なほその 惡 ( あら )ぶる 態 ( わざ )止まずてうたてあり。 天照らす大御神の 忌服屋 ( いみはたや ) 四にましまして 神御衣 ( かむみそ )織らしめたまふ時に、その 服屋 ( はたや )の 頂 ( むね )を穿ちて、天の 斑馬 ( むちこま )を 逆剥 ( さかは )ぎに剥ぎて墮し入るる 五時に、天の 衣織女 ( みそおりめ )見驚きて 梭 ( ひ ) 六に 陰上 ( ほと )を衝きて死にき。 かれここに天照らす大御神 見 ( み ) 畏 ( かしこ )みて、天の 石屋戸 ( いはやど ) 七を開きてさし 隱 ( こも )りましき。 ここに 高天 ( たかま )の原皆暗く、 葦原 ( あしはら )の中つ國悉に闇し。 これに因りて、 常夜 ( とこよ )往く 八。 ここに 萬 ( よろづ )の神の 聲 ( おとなひ )は、さ 蠅 ( ばへ )なす滿ち、萬の 妖 ( わざはひ )悉に 發 ( おこ )りき。 ここに高天の原 動 ( とよ )みて八百萬の神共に 咲 ( わら )ひき。 ここに天照らす大御神 怪 ( あや )しとおもほして、天の石屋戸を 細 ( ほそめ )に開きて内より 告 ( の )りたまはく、「 吾 ( あ )が 隱 ( こも )りますに因りて、天の原おのづから 闇 ( くら )く、葦原の中つ國も皆闇けむと思ふを、 何 ( なに )とかも天の 宇受賣 ( うずめ )は 樂 ( あそび )し、また八百萬の神 諸 ( もろもろ ) 咲 ( わら )ふ」とのりたまひき。 ここに天の宇受賣白さく、「 汝命 ( いましみこと )に 勝 ( まさ )りて 貴 ( たふと )き神いますが故に、 歡喜 ( よろこ )び 咲 ( わら )ひ 樂 ( あそ )ぶ」と白しき。 かく言ふ間に、天の兒屋の命、布刀玉の命、その鏡をさし出でて、天照らす大御神に見せまつる時に、天照らす大御神いよよ 奇 ( あや )しと思ほして、やや戸より出でて臨みます時に、その 隱 ( かく )り立てる手力男の神、その御手を取りて引き出だしまつりき。 すなはち布刀玉の命、 尻久米 ( しりくめ )繩 二〇をその 御後方 ( みしりへ )に 控 ( ひ )き度して白さく、「ここより内にな還り入りたまひそ」とまをしき。 かれ天照らす大御神の出でます時に、高天の原と葦原の中つ國とおのづから照り明りき。 ここに八百萬の神共に 議 ( はか )りて、速須佐の男の命に 千座 ( ちくら )の 置戸 ( おきど )を負せ 二一、また 鬚 ( ひげ )と手足の爪とを切り、祓へしめて、 神逐 ( かむやら )ひ逐ひき。 一 自分が清らかだから女子を得たとする。 日本書紀では反對に、男子が生まれたらスサノヲの命が潔白であるとしている。 古事記の神話が女子によつて語られたとする證明になるところ。 オシホミミの命の出現によつて勝つたとするのが原形だろう。 二 勝にまかせて。 三 田の畦を破り溝を埋め、また御食事をなされる宮殿に不淨の物をまき散らすので、皆暴風の災害である。 四 清淨な機おり場。 五 これも暴風の災害。 六 機おる時に横絲を卷いて縱絲の中をくぐらせる道具。 七 イハは堅固である意を現すためにつけていう。 墳墓の入口の石の戸とする説もある。 八 永久の夜が續く。 九 思慮智惠の神格化。 一〇 鷄。 常世は、恒久の世界の義で、空想上の世界から轉じて海外をいう。 一一 香具山の鹿の肩の骨をそつくり拔いて。 一二 樹名、カバノキ。 これで鹿骨を燒く。 一三 占いをし適合させて。 卜占によつて祭の實行方法を定める。 一四 香具山の繁つた木を根と共に掘つて。 マサカキは繁つた常緑木で、今いうツバキ科の樹名サカキに限らない。 神聖な清淨な木を引く意味で、山から採つてくる。 一五 サカキに玉と鏡と麻楮をつけるのは、神靈を招く意の行事で、他の例では劒をもつける。 シラニギテはコウゾ、アヲニギテはアサ。 一六 力の神格。 一七 ヒカゲカズラを 手次 ( たすき )にかけ、マサキノカズラをカヅラにする。 神がかりをするための用意。 一八 小竹の葉をつけて手で持つ。 一九 中のうつろの箱のようなものを伏せて。 二〇 シメ繩。 出入禁止の意の表示。 二一 罪を犯した者に多くの物を出させる。 また 食物 ( をしもの )を 大氣都比賣 ( おほげつひめ )の神に乞ひたまひき。 ここに大氣都比賣、鼻口また尻より、種種の 味物 ( ためつもの ) 二を取り出でて、種種作り具へて 進 ( たてまつ )る時に、速須佐の男の命、その 態 ( しわざ )を立ち伺ひて、 穢汚 ( きたな )くして奉るとおもほして、その 大宜津比賣 ( おほげつひめ )の神を殺したまひき。 かれ殺さえましし神の身に 生 ( な )れる物は、頭に 蠶 ( こ )生り、二つの目に 稻種 ( いなだね )生り、二つの耳に粟生り、鼻に 小豆 ( あづき )生り、 陰 ( ほと )に麥生り、尻に 大豆 ( まめ )生りき。 かれここに 神産巣日 ( かむむすび ) 御祖 ( みおや )の命、こを取らしめて、種と成したまひき。 かれ 避追 ( やらは )えて、出雲の國の肥の河上、名は 鳥髮 ( とりかみ )といふ 地 ( ところ ) 一に 降 ( あも )りましき。 この時に、箸その河ゆ流れ下りき。 ここに須佐の男の命、その河上に人ありとおもほして、 求 ( ま )ぎ上り往でまししかば、 老夫 ( おきな )と 老女 ( おみな )と二人ありて、 童女 ( をとめ )を中に置きて泣く。 ここに「汝たちは誰そ」と問ひたまひき。 かれその老夫、答へて 言 ( まを )さく「 僕 ( あ )は國つ神 大山津見 ( おほやまつみ )の神の子なり。 僕が名は 足名椎 ( あしなづち )といひ 妻 ( め )が名は 手名椎 ( てなづち )といひ、 女 ( むすめ )が名は 櫛名田比賣 ( くしなだひめ ) 二といふ」とまをしき。 また「汝の哭く故は何ぞ」と問ひたまひしかば、答へ白さく「我が女はもとより八 稚女 ( をとめ )ありき。 ここに 高志 ( こし )の 八俣 ( やまた )の 大蛇 ( をろち ) 三、年ごとに來て 喫 ( く )ふ。 今その來べき時なれば泣く」とまをしき。 ここに「その形はいかに」と問ひたまひしかば、「そが目は赤かがち 四の如くにして身一つに八つの 頭 ( かしら )八つの尾あり。 またその身に 蘿 ( こけ )また 檜榲 ( ひすぎ )生ひ、その 長 ( たけ ) 谷 ( たに )八谷 峽 ( を )八 尾 ( を )を度り 五て、その腹を見れば、悉に常に 血 ( ち )垂り 六 爛 ( ただ )れたり」とまをしき。 (ここに赤かがちと云へるは、今の酸醤なり [#「酸醤なり」はママ]。 )ここに速須佐の男の命、その老夫に詔りたまはく、「これ 汝 ( いまし )が女ならば、吾に奉らむや」と詔りたまひしかば、「恐けれど御名を知らず」と答へまをしき。 ここに答へて詔りたまはく、「吾は天照らす大御神の 弟 ( いろせ )なり。 かれ今天より降りましつ」とのりたまひき。 ここに 足名椎 ( あしなづち ) 手名椎 ( てなづち )の神、「然まさば 恐 ( かしこ )し、奉らむ」とまをしき。 ここに速須佐の男の命、その 童女 ( をとめ )を 湯津爪櫛 ( ゆつつまぐし )に取らして、 御髻 ( みみづら )に刺さして 七、その足名椎、手名椎の神に告りたまはく、「 汝等 ( いましたち )、 八鹽折 ( やしほり )の酒を 釀 ( か )み 八、また垣を作り ( もとほ )し、その垣に八つの門を作り、門ごとに八つの 假 ( さずき )を 結 ( ゆ )ひ 九、その假 ごとに酒船 一〇を置きて、船ごとにその八鹽折の酒を盛りて待たさね」とのりたまひき。 かれ告りたまへるまにまにして、かく 設 ( ま )け備へて待つ時に、その 八俣 ( やまた )の 大蛇 ( をろち )、 信 ( まこと )に言ひしがごと來つ。 すなはち船ごとに 己 ( おの )が頭を乘り入れてその酒を飮みき。 ここに飮み醉ひて留まり伏し寢たり。 ここに速須佐の男の命、その 御佩 ( みはかし )の 十拳 ( とつか )の劒を拔きて、その蛇を切り 散 ( はふ )りたまひしかば、 肥 ( ひ )の河血に 變 ( な )りて流れき。 かれその中の尾を切りたまふ時に、 御刀 ( みはかし )の刃 毀 ( か )けき。 ここに怪しと思ほして、御刀の 前 ( さき )もちて刺し割きて見そなはししかば、 都牟羽 ( つむは )の大刀 一一あり。 かれこの大刀を取らして、 異 ( け )しき物ぞと思ほして、天照らす大御神に白し上げたまひき。 こは 草薙 ( くさなぎ )の大刀 一二なり。 かれここを以ちてその速須佐の男の命、宮造るべき 地 ( ところ )を出雲の國に 求 ( ま )ぎたまひき。 ここに 須賀 ( すが ) 一三の地に到りまして詔りたまはく、「吾 此地 ( ここ )に來て、 我 ( あ )が御心 清淨 ( すがすが )し」と詔りたまひて、 其地 ( そこ )に宮作りてましましき。 かれ 其地 ( そこ )をば今に須賀といふ。 この大神、初め須賀の宮作らしし時に、 其地 ( そこ )より雲立ち騰りき。 ここに御歌よみしたまひき。 その歌、 一 島根縣仁多郡、斐伊川の上流船通山。 二 日本書紀に奇稻田姫とある。 三 強暴な者の譬喩。 また出水としそれを處理して水田を得た意の神話ともする。 コシは、島根縣内の地名説もあるが、北越地方の義とすべきである。 四 タンバホオズキ。 五 身長が、谷八つ、高み八つを越える。 六 血がしたたつて。 七 女が魂をこめた櫛を男のミヅラにさす。 これは婚姻の風習で、その神祕な表現。 八 濃い酒を作つて。 九 サズキは物をのせる臺。 古代は綱で材木を結んで作るから、結うという。 一〇 酒の入物。 フネは箱状のもの。 一一 ツムハは語義不明。 都牟刈とする傳えもある。 一二 後にヤマトタケルの命が野の草を薙いで火難を免れたから、クサナギの劒という。 もと 叢雲 ( むらくも )の劒という。 三種の神器の一。 一三 島根縣大原郡。 一四 や雲立つは枕詞。 多くの雲の立つ意。 八重垣は、幾重もの壁や垣の意で宮殿をいう。 最後のヲは、間投の助詞。 その 櫛名田比賣 ( くしなだひめ )を 隱處 ( くみど )に起して 一、生みませる神の名は、 八島士奴美 ( やしまじぬみ )の神。 また大山津見の神の 女 ( むすめ )名は 神大市 ( かむおほち )比賣に 娶 ( あ )ひて生みませる子、 大年 ( おほとし )の神、次に 宇迦 ( うか )の 御魂 ( みたま ) 二柱。 兄 ( みあに )八島士奴美の神、大山津見の神の女、名は 木 ( こ )の 花 ( はな ) 知流 ( ちる )比賣に 娶 ( あ )ひて生みませる子、 布波能母遲久奴須奴 ( ふはのもぢくぬすぬ )の神。 この神 淤迦美 ( おかみ )の神の女、名は 日河 ( ひかは )比賣に娶ひて生みませる子、 深淵 ( ふかふち )の 水夜禮花 ( みづやれはな )の神。 この神天の 都度閇知泥 ( つどへちね )の神に娶ひて生みませる子、 淤美豆奴 ( おみづぬ )の神 二。 この神 布怒豆怒 ( ふのづの )の神の女、名は 布帝耳 ( ふてみみ )の神に娶ひて生みませる子、天の 冬衣 ( ふゆぎぬ )の神、この神 刺國大 ( さしくにおほ )の神の女、名は刺國若比賣に娶ひて生みませる子、大國主の神 三。 またの名は 大穴牟遲 ( おほあなむぢ )の神といひ、またの名は 葦原色許男 ( あしはらしこを )の神といひ、またの名は 八千矛 ( やちほこ )の神といひ、またの名は 宇都志國玉 ( うつしくにたま )の神といひ、并はせて五つの名あり。 かれこの大國主の神の 兄弟 ( はらから ) 八十 ( やそ )神 一ましき。 然れどもみな國は大國主の神に 避 ( さ )りまつりき。 避りし 所以 ( ゆゑ )は、その八十神おのもおのも 稻羽 ( いなば )の 八上 ( やかみ )比賣 二を 婚 ( よば )はむとする心ありて、共に稻羽に行きし時に、 大穴牟遲 ( おほあなむぢ )の神に ( ふくろ )を負せ、 從者 ( ともびと )として 率 ( ゐ )て往きき 三。 ここに 氣多 ( けた )の 前 ( さき ) 四に到りし時に、 裸 ( あかはだ )なる 菟 ( うさぎ )伏せり。 ここに八十神その菟に謂ひて云はく、「 汝 ( いまし ) 爲 ( せ )まくは、この 海鹽 ( うしほ )を浴み、風の吹くに當りて、高山の尾の上に伏せ」といひき。 かれその菟、八十神の教のまにまにして伏しつ。 ここにその鹽の乾くまにまに、その身の皮悉に風に吹き 拆 ( さ )かえき。 かれ痛みて泣き伏せれば、 最後 ( いやはて )に來ましし大穴牟遲の神、その菟を見て、「何とかも汝が泣き伏せる」とのりたまひしに、菟答へて言さく「 僕 ( あれ )、 淤岐 ( おき )の島 五にありて、この 地 ( くに )に度らまくほりすれども、度らむ 因 ( よし )なかりしかば、海の鰐 六を欺きて言はく、 吾 ( われ )と 汝 ( いまし )と競ひて 族 ( やから )の多き少きを計らむ。 かれ汝はその族のありの 悉 ( ことごと ) 率 ( ゐ )て來て、この島より 氣多 ( けた )の 前 ( さき )まで、みな 列 ( な )み伏し度れ。 ここに吾その上を蹈みて走りつつ讀み度らむ。 ここに吾が族といづれか多きといふことを知らむと、かく言ひしかば、欺かえて 列 ( な )み伏せる時に、吾その上を蹈みて讀み度り來て、今 地 ( つち )に下りむとする時に、吾、 汝 ( いまし )は我に欺かえつと言ひ 畢 ( をは )れば、すなはち 最端 ( いやはて )に伏せる鰐、 我 ( あれ )を捕へて、悉に我が 衣服 ( きもの )を剥ぎき。 これに因りて泣き患へしかば、先だちて行でましし八十神の命もちて 誨 ( をし )へたまはく、 海鹽 ( うしほ )を浴みて、風に當りて伏せとのりたまひき。 かれ教のごとせしかば、 我 ( あ )が身悉に 傷 ( そこな )はえつ」とまをしき。 ここに大穴牟遲の神、その菟に教へてのりたまはく、「今 急 ( と )くこの 水門 ( みなと )に往きて、水もちて汝が身を洗ひて、すなはちその水門の 蒲 ( かま )の 黄 ( はな ) 七を取りて、敷き散して、その上に 輾 ( こ )い 轉 ( まろ )びなば、汝が身本の 膚 ( はだ )のごと、かならず 差 ( い )えなむ」とのりたまひき。 かれ教のごとせしかば、その身本の如くになりき。 こは 稻羽 ( いなば )の 素菟 ( しろうさぎ )といふものなり。 今には菟神といふ。 かれその菟、大穴牟遲の神に白さく、「この八十神は、かならず 八上 ( やがみ )比賣を得じ。 ( ふくろ )を負ひたまへども、汝が命ぞ獲たまはむ」とまをしき。 ここに 八上 ( やがみ )比賣、八十神に答へて言はく、「吾は汝たちの言を聞かじ、大穴牟遲の神に 嫁 ( あ )はむ」といひき。 かれここに八十神 忿 ( いか )りて、大穴牟遲の神を殺さむとあひ 議 ( はか )りて、 伯伎 ( ははき )の國の 手間 ( てま )の山本 一に至りて云はく、「この山に 赤猪 ( あかゐ )あり、かれ我どち追ひ下しなば、汝待ち取れ。 もし待ち取らずは、かならず汝を殺さむ」といひて、火もちて猪に似たる大石を燒きて、 轉 ( まろば )し落しき。 ここに追ひ下し取る時に、すなはちその石に燒き 著 ( つ )かえて 死 ( う )せたまひき。 ここにその 御祖 ( みおや )の命 二哭き患へて、天にまゐ 上 ( のぼ )りて、 神産巣日 ( かむむすび )の命に 請 ( まを )したまふ時に、 貝 ( きさがひ )比賣と 蛤貝 ( うむがひ )比賣とを遣りて、作り活かさしめたまひき。 ここに 貝比賣きさげ集めて、蛤貝比賣待ち 承 ( う )けて、 母 ( おも )の 乳汁 ( ちしる )と塗りしかば 三、 麗 ( うるは )しき 壯夫 ( をとこ )になりて出であるきき。 ここに八十神見てまた欺きて、山に 率 ( ゐ )て入りて、大樹を切り伏せ、 茹矢 ( ひめや ) 一をその木に打ち立て、その中に入らしめて、すなはちその 氷目矢 ( ひめや )を打ち離ちて、 拷 ( う )ち殺しき。 ここにまたその御祖、哭きつつ 求 ( ま )ぎしかば、すなはち見得て、その木を 拆 ( さ )きて、取り出で活して、その子に告りて言はく、「汝ここにあらば、遂に八十神に 滅 ( ころ )さえなむ」といひて、木の國 二の 大屋毘古 ( おほやびこ )の神 三の 御所 ( みもと )に違へ遣りたまひき。 ここに八十神 覓 ( ま )ぎ追ひ 臻 ( いた )りて、矢刺して乞ふ時に、木の 俣 ( また )より 漏 ( く )き逃れて 去 ( い )にき。 御祖の命、子に告りていはく、「須佐の男の命のまします 根 ( ね )の 堅州 ( かたす )國 四にまゐ向きてば、かならずその大神 議 ( はか )りたまひなむ」とのりたまひき。 かれ 詔命 ( みこと )のまにまにして須佐の男の命の 御所 ( みもと )に參ゐ到りしかば、その女 須勢理毘賣 ( すせりびめ )出で見て、 目合 ( まぐはひ )して 五 婚 ( あ )ひまして、還り入りてその父に白して言さく、「いと麗しき神來ましつ」とまをしき。 ここにその大神出で見て、「こは 葦原色許男 ( あしはらしこを )の命といふぞ」とのりたまひて、すなはち喚び入れて、その 蛇 ( へみ )の 室 ( むろや ) 六に寢しめたまひき。 ここにその 妻 ( みめ ) 須勢理毘賣 ( すせりびめ )の命、蛇のひれ 七をその夫に授けて、「その蛇 咋 ( く )はむとせば、このひれを三たび 擧 ( ふ )りて打ち 撥 ( はら )ひたまへ」とまをしたまひき。 かれ教のごとせしかば、蛇おのづから靜まりぬ。 かれ 平 ( やす )く寢て出でましき。 また來る日の夜は、 呉公 ( むかで )と蜂との 室 ( むろや )に入れたまひしを、また 呉公 ( むかで )蜂のひれを授けて、先のごと教へしかば、 平 ( やす )く出でたまひき。 また 鳴鏑 ( なりかぶら ) 八を大野の中に射入れて、その矢を採らしめたまひき。 かれその野に入りましし時に、すなはち火もちてその野を燒き らしつ。 ここに出づる所を知らざる間に、鼠來ていはく、「内はほらほら、 外 ( と )はすぶすぶ 九」と、かく言ひければ、 其處 ( そこ )を踏みしかば、落ち隱り入りし間に、火は燒け過ぎき。 ここにその鼠、その 鳴鏑 ( なりかぶら )を 咋 ( く )ひて出で來て奉りき。 その矢の羽は、その鼠の子どもみな喫ひたりき。 ここにその 妻 ( みめ ) 須世理毘賣 ( すせりびめ )は、 喪 ( はふり )つ 具 ( もの ) 一〇を持ちて哭きつつ來まし、その父の大神は、すでに 死 ( う )せぬと思ほして、その野に出でたたしき。 ここにその矢を持ちて奉りし時に、家に率て入りて、 八田間 ( やたま )の大室 一一に喚び入れて、その 頭 ( かしら )の 虱 ( しらみ )を取らしめたまひき。 かれその頭を見れば、 呉公 ( むかで ) 多 ( さは )にあり。 ここにその妻、 椋 ( むく )の木の實と 赤土 ( はに )とを取りて、その夫に授けつ。 かれその木の實を咋ひ破り、 赤土 ( はに )を 含 ( ふく )みて 唾 ( つば )き出だしたまへば、その大神、 呉公 ( むかで )を咋ひ破りて唾き出だすとおもほして、心に 愛 ( は )しとおもほして 寢 ( みね )したまひき。 ここにその神の髮を 握 ( と )りて、その室の 椽 ( たりき )ごとに結ひ著けて、 五百引 ( いほびき )の 石 ( いは ) 一二を、その室の戸に取り 塞 ( さ )へて、その 妻 ( みめ )須世理毘賣を負ひて、すなはちその大神の 生大刀 ( いくたち )と 生弓矢 ( いくゆみや ) 一三またその天の 沼琴 ( ぬごと ) 一四を取り持ちて、逃げ出でます時に、その天の沼琴樹に 拂 ( ふ )れて地 動鳴 ( なりとよ )みき。 かれその 寢 ( みね )したまへりし大神、聞き驚かして、その室を引き 仆 ( たふ )したまひき。 然れども椽に結へる髮を解かす間に遠く逃げたまひき。 かれここに 黄泉比良坂 ( よもつひらさか )に追ひ至りまして、 遙 ( はるか )に 望 ( みさ )けて、 大穴牟遲 ( おほあなむぢ )の神を呼ばひてのりたまはく、「その汝が持てる生大刀生弓矢もちて汝が 庶兄弟 ( あにおとども )をば、坂の御尾に追ひ伏せ、また河の瀬に追ひ 撥 ( はら )ひて、おれ 一五大國主の神となり、また 宇都志國玉 ( うつしくにたま )の神 一六となりて、その我が女須世理毘賣を 嫡妻 ( むかひめ )として、 宇迦 ( うか )の山 一七の山本に、 底津石根 ( そこついはね )に宮柱太しり、高天の原に 氷椽 ( ひぎ )高しりて 一八居れ。 この 奴 ( やつこ )」とのりたまひき。 かれその大刀弓を持ちて、その八十神を追ひ 避 ( さ )くる時に、坂の御尾ごとに追ひ伏せ、河の瀬ごとに追ひ撥ひて國作り始めたまひき 一九。 かれその八上比賣は先の 期 ( ちぎり )のごとみとあたはしつ 二〇。 かれその八上比賣は、 率 ( ゐ )て來ましつれども、その 嫡妻 ( むかひめ )須世理毘賣を 畏 ( かしこ )みて、その生める子をば、木の 俣 ( また )に刺し挾みて返りましき。 かれその子に名づけて木の俣の神といふ、またの名は 御井 ( みゐ )の神といふ。 一 クサビ形の矢。 氷目矢とあるも同じ。 二 紀伊の國(和歌山縣) 三 家屋の神。 イザナギ、イザナミの生んだ子の中にあつた。 ただしスサノヲの命の子とする説がある。 四 既出、地下の國。 五 互に見合うこと。 六 古代建築にはムロ型とス型とある。 ムロは穴を掘つて屋根をかぶせた形のもので濕氣の多い地では蟲のつくことが多い。 スは足をつけて高く作る。 どちらも原住地での習俗を移したものだろうが、ムロ型は亡びた。 七 蛇を支配する力のあるヒレ。 ヒレは、白い織物で女子が頸にかける。 これを振ることによつて威力が發生する。 次のヒレも同じ。 八 射ると鳴りひびくように作つた矢。 九 入口は狹いが内部は廣い。 古墳のあとだろうという。 一〇 葬式の道具。 一一 柱間の數の多い大きな室。 一二 五百人で引くほどの巨石。 一三 生命の感じられる大刀弓矢。 一四 美しいりつぱな琴。 一五 親愛の第二人稱。 一六 現實にある國土の神靈。 一七 島根縣出雲市出雲大社の東北の御埼山。 一八 壯大な宮殿建築をする意の常用句。 地底の石に柱をしつかと建て、空中に高く千木をあげて作る。 ヒギ、チギともいう。 屋上に交叉して突出している材。 今では神社建築に見られる。 一九 國土經營をはじめた。 二〇 婚姻した。 八千矛 ( やちほこ )の 神の命は、 八島國 妻 求 ( ま )ぎかねて、 遠遠し 高志 ( こし )の國に 賢 ( さか )し 女 ( め )を ありと聞かして、 麗 ( くは )し 女 ( め )を ありと 聞 ( き )こして、 さ 婚 ( よば )ひに あり立たし 四 婚ひに あり通はせ、 大刀が緒も いまだ解かずて、 襲 ( おすひ )をも いまだ解かね 五、 孃子 ( をとめ )の 寢 ( な )すや 六板戸を 押 ( お )そぶらひ 七 吾 ( わ )が立たせれば、 引こづらひ 吾 ( わ )が立たせれば、 青山に ( ぬえ ) 八は鳴きぬ。 さ 野 ( の )つ鳥 雉子 ( きぎし )は 響 ( とよ )む。 庭つ鳥 鷄 ( かけ )は鳴く。 うれたくも 九 鳴くなる鳥か。 この鳥も うち 止 ( や )めこせね。 いしたふや 一〇 天馳使 ( あまはせづかひ ) 一一、 事の 語りごとも こをば 一二。 (歌謠番號二) ここにその 沼河日賣 ( ぬなかはひめ )、いまだ戸を 開 ( ひら )かずて内より歌よみしたまひしく、 八千矛 ( やちほこ )の 神の命。 ぬえくさの 一三 女 ( め )にしあれば、 吾 ( わ )が心 浦渚 ( うらす )の鳥ぞ 一四。 今こそは 吾 ( わ )鳥にあらめ。 後は 汝鳥 ( などり )にあらむを、 命は な 死 ( し )せたまひそ 一五。 いしたふや 天馳使、 事の 語りごとも こをば。 (歌謠番號三) 青山に 日が隱らば、 ぬばたまの 一六 夜は出でなむ。 朝日の 咲 ( ゑ )み榮え來て、 綱 ( たくづの )の 一七 白き 腕 ( ただむき ) 沫雪の 一八 わかやる胸を そ 叩 ( だた )き 叩きまながり 眞玉手 玉手差し 纏 ( ま )き 股 ( もも )長に 寢 ( い )は 宿 ( な )さむを。 あやに な戀ひきこし 一九。 八千矛の 神の命。 事の 語りごとも こをば。 (歌謠番號四) かれその夜は合はさずて、 明日 ( くるつひ )の夜 御合 ( みあひ )したまひき。 またその神の 嫡后 ( おほぎさき ) 須勢理毘賣 ( すせりびめ )の命、いたく 嫉妬 ( うはなりねた )み 二〇したまひき。 かれその 日子 ( ひこ )ぢの神 二一 侘 ( わ )びて、出雲より 倭 ( やまと )の國に上りまさむとして、 裝束 ( よそひ )し立たす時に、片御手は 御馬 ( みま )の鞍に 繋 ( か )け、片御足はその 御鐙 ( みあぶみ )に蹈み入れて、歌よみしたまひしく、 ぬばたまの 黒き 御衣 ( みけし )を まつぶさに 取り 裝 ( よそ )ひ 二二 奧 ( おき )つ鳥 二三 胸 ( むな )見る時、 羽 ( は )たたぎ 二四も これは 宜 ( ふさ )はず、 邊 ( へ )つ浪 そに脱き 棄 ( う )て、 鳥 ( そにどり )の 二五 青き 御衣 ( みけし )を まつぶさに 取り裝ひ 奧つ鳥 胸見る時、 羽たたぎも こも 宜 ( ふさ )はず、 邊つ浪 そに脱き 棄 ( う )て、 山縣 二六に 蒔 ( ま )きし あたねつき 二七 染 ( そめ )木が 汁 ( しる )に 染衣 ( しめごろも )を まつぶさに 取り裝ひ 奧つ鳥 胸見る時、 羽たたぎも 此 ( こ )しよろし。 いとこやの 二八 妹の命 二九、 群 ( むら )鳥の 三〇 吾 ( わ )が群れ 往 ( い )なば、 引け鳥 三一の 吾が引け往なば、 泣かじとは 汝 ( な )は言ふとも、 山跡 ( やまと )の 一本 ( ひともと )すすき 項 ( うな ) 傾 ( かぶ )し 三二 汝が泣かさまく 三三 朝雨の さ 三四霧に 立 ( た )たむぞ。 若草の 三五 嬬 ( つま )の命。 事の 語りごとも こをば。 (歌謠番號五) ここにその 后 ( きささ ) 大御 酒杯 ( さかづき )を取らして、立ち依り 指擧 ( ささ )げて、歌よみしたまひしく、 八千矛の 神の命や、 吾 ( あ )が大國主。 汝 ( な )こそは 男 ( を )にいませば、 うち ( み )る 三六 島 三七の埼埼 かき ( み )る 磯の埼おちず 三八、 若草の 嬬 ( つま )持たせらめ 三九。 吾 ( あ )はもよ 女 ( め )にしあれば、 汝 ( な )を 除 ( き )て 四〇 男 ( を )は無し。 汝 ( な )を除て 夫 ( つま )は無し。 文垣 ( あやかき )の ふはやが下に 四一、 蒸被 ( むしぶすま ) 柔 ( にこや )が下に 四二、 被 ( たくぶすま ) さやぐが下に 四三、 沫雪 ( あわゆき )の わかやる胸を 綱 ( たくづの )の 白き 臂 ( ただむき ) そ 叩 ( だた )き 叩きまながり 四四 ま玉手 玉手差し 纏 ( ま )き 股長 ( ももなが )に 寢 ( い )をしなせ。 豐御酒 ( とよみき ) たてまつらせ 四五。 (歌謠番號六) かく歌ひて、すなはち 盞 ( うき ) 結 ( ゆ )ひして 四六、 項懸 ( うなが )けりて 四七、今に至るまで鎭ります。 こを 神語 ( かむがたり ) 四八といふ。 一 多くの武器のある神の義。 大國主の神の別名。 三八頁 [#「三八頁」は「須佐の男の命」の「系譜」]參照。 二 北越の沼河の地の姫。 ヌナカハは今の糸魚川町附近だという。 三 男子が夜間女子の家を訪れるのが古代の婚姻の風習である。 四 ヨバヒは、呼ぶ義で婚姻を申し入れる意。 サは接頭語。 アリタタシは、お立ちになつて。 動詞の上につけるアリは在りつつの意。 タタシは立つの敬語。 五 オスヒをもまだ解かないのに。 オスヒは通例の服裝の上に著る衣服。 禮裝、旅裝などに使用する。 トカネは解かないのにの意。 六 ナスは寢るの敬語。 ヤは感動の助詞で調子をつけるために使う。 七 押しゆすぶつて。 八 今トラツグミという鳥。 夜間飛んで鳴く。 九 歎かわしいことに。 一〇 イ下フで、下方にいる意だろう。 イは接頭語。 ヤは感動の助詞。 一一 走り使いをする部族。 アマは神聖なの意につける。 この種の歌を語り傳える部族。 一二 この事をば。 この通りです。 一三 譬喩による枕詞。 なえた草のような。 一四 水鳥です。 おちつかない譬喩。 一五 おなくなりなさるな。 一六 譬喩による枕詞。 カラスオウギの實は黒いから夜に冠する。 一七 同前。 楮で作つた綱は白い。 一八 同前。 アワのような大きな雪。 一九 たいへんに戀をなさいますな。 二〇 第二の妻に對する憎み。 二一 夫の神。 二二 十分に著用して。 二三 譬喩による枕詞。 水鳥のように胸をつき出して見る。 二四 奧つ鳥と言つたので、その縁でいう。 身のこなし。 二五 譬喩による枕詞。 カワセミ。 青い鳥。 二六 山の料地。 二七 アタネは、アカネに同じというが不明。 アカネはアカネ科の蔓草。 根をついてアカネ色の染料をとる。 二八 イトコは親愛なる人。 ヤは接尾語。 二九 女子の敬稱。 三〇 譬喩による枕詞。 三一 同前。 空とおく引き去る鳥。 三二 首をかしげて。 うなだれて。 三三 お泣きになることは。 マクは、ムコトに相當する。 三四 眞福寺本、サに當る字が無い。 三五 譬喩による枕詞。 三六 このミルは、原文「微流」。 微は、古代のミの音聲二種のうちの乙類に屬し、甲類の見るのミの音聲と違う。 それで る意であり、ここは つているの意有坂博士で次の語を修飾する。 三七 シマは水面に臨んだ土地。 はなれ島には限らない。 三八 磯の突端のどこでも。 三九 お持ちになつているでしよう。 モタセ、持ツの敬語の命令形。 ラ、助動詞の未然形。 メ、助動詞ムの已然形で、上の係助詞コソを受けて結ぶ。 四〇 汝をおいては。 四一 織物のトバリのふわふわした下で。 四二 あたたかい寢具のやわらかい下で。 四三 楮の衾のざわざわする下で。 四四 叩いて抱きあい。 四五 めしあがれ。 奉るの敬語の命令形。 四六 酒盃をとりかわして約束して。 四七 首に手をかけて。 四八 以上の歌の名稱で、以下この種の名稱が多く出る。 これは歌曲として傳えられたのでその歌曲としての名である。 この八千矛の神の贈答の歌曲は舞を伴なつていたらしい。 次に妹 高比賣 ( たかひめ )の命 二。 またの名は 下光 ( したて )る 比賣 ( ひめ )の命 三。 この阿遲 高日子根の神は、今 迦毛 ( かも )の大御神 四といふ神なり。 大國主の神、また 神屋楯 ( かむやたて )比賣の命 五に娶ひて生みませる子、 事代 ( ことしろ )主の神 六。 また 八島牟遲 ( やしまむぢ )の神の女 鳥取 ( とりとり )の神 七に娶ひて生みませる子、 鳥鳴海 ( とりなるみ )の神。 この神、 日名照額田毘道男伊許知邇 ( ひなてりぬかたびちをいこちに )の神 八に娶ひて生みませる子、 國忍富 ( くにおしとみ )の神。 この神、 葦那陀迦 ( あしなだか )の神またの名は 八河江比賣 ( やがはえひめ )に娶ひて生みませる子、 連甕 ( つらみか )の 多氣佐波夜遲奴美 ( たけさはやぢぬみ )の神。 この神、天の 甕主 ( みかぬし )の神の女 前玉比賣 ( さきたまひめ )に娶ひて生みませる子、 甕主日子 ( みかぬしひこ )の神。 この神、 淤加美 ( おかみ )の神 九の女 比那良志 ( ひならし )毘賣に娶ひて生みませる子、 多比理岐志麻美 ( たひりきしまみ )の神。 この神、 比比羅木 ( ひひらぎ )のその 花麻豆美 ( はなまづみ )の神の女 活玉前玉 ( いくたまさきたま )比賣の神に娶ひて生みませる子、 美呂浪 ( みろなみ )の神。 この神、 敷山主 ( しきやまぬし )の神の女 青沼馬沼押 ( あをぬまぬおし )比賣に娶ひて生みませる子、 布忍富鳥鳴海 ( ぬのおしとみとりなるみ )の神。 この神、 若晝女 ( わかひるめ )の神に娶ひて生みませる子、天の 日腹大科度美 ( ひばらおほしなどみ )の神。 この神、天の 狹霧 ( さぎり )の神の女 遠津待根 ( とほつまちね )の神に娶ひて生みませる子、 遠津山岬多良斯 ( とほつやまざきたらし )の神。 かれ大國主の神、出雲の 御大 ( みほ )の 御前 ( みさき ) 一にいます時に、波の穗より 二、天の 羅摩 ( かがみ )の船 三に乘りて、 鵝 ( ひむし )の皮を 内剥 ( うつは )ぎに剥ぎて 四 衣服 ( みけし )にして、 歸 ( よ )り來る神あり。 ここにその名を問はせども答へず、また 所從 ( みとも )の神たちに問はせども、みな知らずと 白 ( まを )しき。 ここに 多邇具久 ( たにぐく ) 五白して 言 ( まを )さく、「こは 久延毘古 ( くえびこ ) 六ぞかならず知りたらむ」と白ししかば、すなはち久延毘古を召して問ひたまふ時に答へて白さく、「こは 神産巣日 ( かむむすび )の神の御子 少名毘古那 ( すくなびこな )の神なり」と白しき。 かれここに神産巣日 御祖 ( みおや )の命に白し上げしかば、「こは 實 ( まこと )に我が子なり。 子の中に、我が 手俣 ( たなまた )より 漏 ( く )きし子なり。 かれ 汝 ( いまし ) 葦原色許男 ( あしはらしこを )の命と 兄弟 ( はらから )となりて、その國作り堅めよ」とのりたまひき。 かれそれより、大穴牟遲と少名毘古那と二柱の神相並びて、この國作り堅めたまひき。 然ありて後には、その少名毘古那の神は、 常世 ( とこよ )の國 七に度りましき。 かれその少名毘古那の神を顯し白しし、いはゆる 久延毘古 ( くえびこ )は、今には山田の 曾富騰 ( そほど ) 八といふものなり。 この神は、足はあるかねども、天の下の事を 盡 ( ことごと )に知れる神なり。 ここに大國主の神愁へて告りたまはく、「吾獨して、 如何 ( いかに )かもよくこの國をえ作らむ。 いづれの神とともに、 吾 ( あ )はよくこの國を 相作 ( つく )らむ」とのりたまひき。 この時に海を 光 ( て )らして依り來る神あり。 その神の 言 ( の )りたまはく、「 我 ( あ )が 前 ( みまへ )をよく治めば 一、 吾 ( あれ )よくともどもに相作り成さむ。 もし然あらずは、國成り 難 ( がた )けむ」とのりたまひき。 ここに大國主の神まをしたまはく、「然らば治めまつらむ 状 ( さま )はいかに」とまをしたまひしかば答へてのりたまはく、「 吾 ( あ )をば 倭 ( やまと )の 青垣 ( あをかき )の東の山の 上 ( へ )に 齋 ( いつ )きまつれ 二」とのりたまひき。 こは 御諸 ( みもろ )の山の上にます神 三なり。 かれその大年の神 一、 神活須毘 ( かむいくすび )の神の女 伊怒 ( いの )比賣に娶ひて生みませる子、 大國御魂 ( おほくにみたま )の神。 次に 韓 ( から )の神。 次に 曾富理 ( そほり )の神。 次に 白日 ( しらひ )の神。 次に 聖 ( ひじり )の神 二 五神。 又 香用 ( かぐよ )比賣に娶ひて生みませる子、 大香山戸臣 ( おほかぐやまとみ )の神。 次に 御年 ( みとし )の神 二柱。 また 天知 ( あめし )る 迦流美豆 ( かるみづ )比賣に娶ひて生みませる子、 奧津日子 ( おきつひこ )の神。 次に 奧津比賣 ( おきつひめ )の命、またの名は 大戸比賣 ( おほへひめ )の神。 こは諸人のもち 拜 ( いつ )く 竈 ( かまど )の神なり。 次に 大山咋 ( おほやまくひ )の神。 またの名は 末 ( すゑ )の 大主 ( おほぬし )の神。 この神は近つ 淡海 ( あふみ )の國の 日枝 ( ひえ )の山にます 三。 また 葛野 ( かづの )の松の尾にます 四、 鳴鏑 ( なりかぶら )を 用 ( も )ちたまふ神なり。 次に 庭津日 ( にはつひ )の神。 次に 阿須波 ( あすは )の神。 次に 波比岐 ( はひき )の神 五。 次に 香山戸臣 ( かぐやまとみ )の神。 次に 羽山戸 ( はやまと )の神。 次に 庭 ( には )の 高津日 ( たかつひ )の神。 次に 大土 ( おほつち )の神。 またの名は 土 ( つち )の 御祖 ( みおや )の神 (九神)。 天照らす大御神の命もちて、「豐葦原の 千秋 ( ちあき )の 長五百秋 ( ながいほあき )の 水穗 ( みづほ )の國 一は、我が御子 正勝吾勝勝速日 ( まさかあかつかちはやひ )天の 忍穗耳 ( おしほみみ )の命の知らさむ國」と、 言依 ( ことよ )さしたまひて、 天降 ( あまくだ )したまひき。 ここに天の忍穗耳の命、天の浮橋に立たして詔りたまひしく、「豐葦原の千秋の長五百秋の水穗の國は、いたくさやぎてありなり 二」と 告 ( の )りたまひて、更に還り上りて、天照らす大御神にまをしたまひき。 ここに 高御産巣日 ( たかみむすび )の神 三、天照らす大御神の命もちて、天の安の河の河原に八百萬の神を 神集 ( かむつど )へに集へて、思金の神に思はしめて詔りたまひしく、「この葦原の中つ國 四は、我が御子の知らさむ國と、言依さしたまへる國なり。 かれこの國にちはやぶる荒ぶる國つ神 五どもの 多 ( さは )なると思ほすは、いづれの神を使はしてか 言趣 ( ことむ )けなむ」とのりたまひき。 ここに思金の神また八百萬の神 等 ( たち )議りて白さく、「天の 菩比 ( ほひ )の神 六、これ遣はすべし」とまをしき。 かれ天の菩比の神を遣はししかば、大國主の神に媚びつきて、三年に至るまで 復奏 ( かへりごと )まをさざりき。 ここを以ちて高御産巣日の神、天照らす大御神、また諸の神たちに問ひたまはく、「葦原の中つ國に遣はせる天の菩比の神、久しく 復奏 ( かへりごと )まをさず、またいづれの神を使はしてば 吉 ( え )けむ」と告りたまひき。 ここに思金の神答へて白さく、「 天津國玉 ( あまつくにだま )の神 七の子 天若日子 ( あめわかひこ ) 八を遣はすべし」とまをしき。 かれここに 天 ( あめ )の 麻迦古弓 ( まかこゆみ ) 九天の 波波矢 ( ははや ) 一〇を天若日子に賜ひて遣はしき。 ここに天若日子、その國に降り到りて、すなはち大國主の神の女 下照 ( したて )る 比賣 ( ひめ )に 娶 ( あ )ひ、またその國を獲むと 慮 ( おも )ひて、八年に至るまで 復奏 ( かへりごと )まをさざりき。 かれここに天照らす大御神、高御産巣日の神、また諸の 神 ( かみ )たちに問ひたまはく、「天若日子久しく 復奏 ( かへりごと )まをさず、またいづれの神を遣はして、天若日子が久しく留まれる 所由 ( よし )を問はむ」とのりたまひき。 ここに諸の神たちまた思金の神答へて白さく、「 雉子 ( きぎし ) 名 ( な ) 鳴女 ( なきめ ) 一一を遣はさむ」とまをす時に、詔りたまはく、「 汝 ( いまし )行きて天若日子に問はむ状は、汝を葦原の中つ國に遣はせる 所以 ( ゆゑ )は、その國の荒ぶる神たちを 言趣 ( ことむ )け 平 ( やは )せとなり。 何ぞ八年になるまで、復奏まをさざると問へ」とのりたまひき。 かれここに 鳴女 ( なきめ )、天より 降 ( お )り到りて、天若日子が門なる 湯津桂 ( ゆつかつら ) 一二の上に居て、 委曲 ( まつぶさ )に天つ神の 詔命 ( おほみこと )のごと言ひき。 ここに 天 ( あめ )の 佐具賣 ( さぐめ ) 一三、この鳥の言ふことを聞きて、天若日子に語りて、「この鳥はその鳴く 音 ( こゑ )いと惡し。 かれみづから射たまへ」といひ進めければ、天若日子、天つ神の賜へる天の 波士弓 ( はじゆみ )天の 加久矢 ( かくや ) 一四をもちて、その 雉子 ( きぎし )を射殺しつ。 ここにその矢雉子の胸より通りて 逆 ( さかさま )に射上げて、天の安の河の河原にまします天照らす大御神 高木 ( たかぎ )の神 一五の 御所 ( みもと )に 逮 ( いた )りき。 この高木の神は、高御産巣日の神の 別 ( また )の 名 ( みな )なり。 かれ高木の神、その矢を取らして見そなはせば、その矢の羽に血著きたり。 ここに高木の神告りたまはく、「この矢は天若日子に賜へる矢ぞ」と告りたまひて、諸の神たちに 示 ( み )せて詔りたまはく、「もし天若日子、 命 ( みこと )を 誤 ( たが )へず、 惡 ( あら )ぶる神を射つる矢の到れるならば、天若日子にな 中 ( あた )りそ。 もし 邪 ( きたな )き心あらば、天若日子この矢にまがれ 一六」とのりたまひて、その矢を取らして、その矢の穴より衝き返し下したまひしかば、天若日子が、朝床 一七に寢たる 高胸坂 ( たかむなさか )に中りて死にき。 (こは還矢の本なり。 )またその 雉子 ( きぎし )還らず。 かれ今に諺に雉子の 頓使 ( ひたづかひ ) 一八といふ本これなり。 かれ天若日子が 妻 ( め ) 下照 ( したて )る 比賣 ( ひめ )の 哭 ( な )く聲、風のむた 一九響きて天に到りき。 ここに天なる天若日子が父 天津國玉 ( あまつくにたま )の神、またその 妻子 ( めこ ) 二〇ども聞きて、降り來て哭き悲みて、其處に 喪屋 ( もや ) 二一を作りて、河鴈を 岐佐理持 ( きさりもち ) 二二とし、 鷺 ( さぎ )を 掃持 ( ははきもち ) 二三とし、 翠鳥 ( そにどり )を 御食人 ( みけびと ) 二四とし、雀を 碓女 ( うすめ ) 二五とし、雉子を 哭女 ( なきめ )とし、かく行ひ定めて、日 八日 ( やか )夜 八夜 ( やよ )を遊びたりき 二六。 この時 阿遲志貴高日子根 ( あぢしきたかひこね )の神 到 ( き )まして、天若日子が 喪 ( も )を弔ひたまふ時に、天より 降 ( お )り到れる天若日子が父、またその妻みな哭きて、「我が子は死なずてありけり」「我が君は死なずてましけり」といひて、手足に取り懸かりて、哭き悲みき。 その 過 ( あやま )てる 所以 ( ゆゑ )は、この二柱の神の 容姿 ( かたち )いと能く 似 ( の )れり。 かれここを以ちて過てるなり。 ここに阿遲志貴高日子根の神、いたく怒りていはく、「我は 愛 ( うるは )しき友なれ 二七こそ弔ひ來つらくのみ。 何ぞは吾を、穢き 死 ( しに )人に 比 ( そ )ふる」といひて、 御佩 ( みはかし )の十 掬 ( つか )の劒を拔きて、その 喪屋 ( もや )を切り伏せ、足もちて 蹶 ( く )ゑ離ち遣りき。 こは美濃の國の 藍見 ( あゐみ )河 二八の河上なる 喪山 ( もやま )といふ山なり。 その持ちて切れる大刀の名は 大量 ( おほばかり )といふ。 またの名は 神度 ( かむど )の劒といふ。 かれ阿治志貴高日子根の神は、 忿 ( いか )りて飛び去りたまふ時に、その 同母妹 ( いろも ) 高比賣 ( たかひめ )の命、その御名を顯さむと思ほして歌ひたまひしく、 一 日本國の美稱。 ゆたかな葦原で永久に穀物のよく生育する國の義。 二 たいへん騷いでいる。 アリナリは古い語法。 ラ行變格動詞の終止形にナリが接續している。 三 この神が加わるのは思想的な意味からである。 四 日本國。 葦原の中心である國。 五 暴威を振う亂暴な土地の神。 六 誓約の條に出現した神。 出雲氏の祖先神で、出雲氏の方ではよく活躍したという。 古事記日本書紀は中臣氏系統の傳來が主になつているのでわるくいう。 七 天の土地の神靈。 八 天から來た若い男。 傳説上の人物として後世の物語にも出る。 九 鹿の靈威のついている弓。 一〇 大きな羽をつけた矢。 一一 キギシの鳥名はその鳴聲によつていう。 よつて逆にその名を鳴く女の意にいう。 一二 神聖な桂樹。 野鳥である雉子などが門口の樹に來て鳴くのを氣にして何かのしるしだろうとする。 一三 實相を探る女。 巫女で鳥の鳴聲などを判斷する。 一四 前に出た弓矢。 ハジ弓はハジの木の弓。 カク矢は鹿兒矢で鹿の靈威のついている矢。 一五 タカミムスビの神の神靈の宿る所についていうのだろう。 一六 曲れで、災難あれの意になる。 一七 胡床 ( あぐら )とする傳えもある。 一八 ひたすらの使、行つたきりの使。 一九 風と共に。 二〇 天における天若日子の妻子。 二一 葬式は別に家を作つて行う風習である。 二二 食物を入れた器を持つて行く者。 二三 ホウキで穢を拂う意である。 二四 食物を作る人。 二五 臼でつく女。 二六 葬式の時に連日連夜歌舞してけがれを拂う風習である。 二七 友だちだから。 二八 岐阜縣長良川の上流。 二九 ヤは間投の助詞。 三〇 若い機おり姫。 機おりは女子の技藝として尊ばれていた。 三一 頸にかけている緒に貫いた玉。 三二 大きな珠。 ハヤは感動を示す。 三三 谷を二つ同時に渡る。 ミは美稱。 三四 歌曲の名。 ここに天照らす大御神の詔りたまはく、「またいづれの神を遣はして 吉 ( え )けむ」とのりたまひき。 ここに思金の神また諸の神たち白さく、「天の安の河の河上の天の 石屋 ( いはや )にます、名は 伊都 ( いつ )の 尾羽張 ( をはばり )の神 一、これ遣はすべし。 もしまたこの神ならずは、その神の子 建御雷 ( たけみかづち )の 男 ( を )の神、これ遣はすべし。 またその天の尾羽張の神は、天の安の河の水を 逆 ( さかさま )に 塞 ( せ )きあげて、道を塞き居れば、 他 ( あだ )し神はえ行かじ。 かれ 別 ( こと )に天の 迦久 ( かく )の神 二を遣はして問ふべし」とまをしき。 かれここに天の迦久の神を使はして、天の尾羽張の神に問ひたまふ時に答へ白さく、「 恐 ( かしこ )し、仕へまつらむ。 然れどもこの道には、 僕 ( あ )が子建御雷の神 三を遣はすべし」とまをして、 貢進 ( たてまつ )りき。 ここに天の鳥船の神 四を建御雷の神に副へて遣はす。 ここを以ちてこの 二神 ( ふたはしらのかみ )、出雲の國の 伊耶佐 ( いざさ )の 小濱 ( をはま ) 五に降り到りて、 十掬 ( とつか )の劒を拔きて浪の穗に逆に刺し立てて 六、その劒の 前 ( さき )に 趺 ( あぐ )み 坐 ( ゐ )て、その大國主の神に問ひたまひしく、「天照らす大御神高木の神の命もちて問の使せり。 汝 ( な )が 領 ( うしは )ける葦原の中つ國に、 我 ( あ )が御子の知らさむ國と言よさしたまへり。 かれ汝が心いかに」と問ひたまひき。 ここに答へ白さく、「 僕 ( あ )はえ白さじ。 我が子 八重言代主 ( やへことしろぬし )の神 七これ白すべし。 然れども鳥の 遊漁 ( あそびすなどり ) 八して、 御大 ( みほ )の 前 ( さき )に往きて、いまだ還り來ず」とまをしき。 かれここに天の鳥船の神を遣はして、八重事代主の神を 徴 ( め )し來て、問ひたまふ時に、その父の大神に語りて、「 恐 ( かしこ )し。 この國は天つ神の御子に 獻 ( たてまつ )りたまへ」といひて、その船を蹈み傾けて、天の 逆手 ( さかて )を 青柴垣 ( あをふしがき )にうち成して、隱りたまひき 九。 かれここにその大國主の神に問ひたまはく、「今汝が子事代主の神かく白しぬ。 また白すべき子ありや」ととひたまひき。 ここにまた白さく、「また我が子 建御名方 ( たけみなかた )の神 一〇あり。 これを 除 ( お )きては無し」と、かく白したまふほどに、その建御名方の神、千引の石 一一を 手末 ( たなすゑ )に ( ささ )げて來て、「 誰 ( た )そ我が國に來て、 忍 ( しの )び忍びかく物言ふ。 然らば力競べせむ。 かれ 我 ( あれ )まづその御手を取らむ 一二」といひき。 かれその御手を取らしむれば、すなはち 立氷 ( たちび )に取り成し 一三、また 劒刃 ( つるぎは )に取り成しつ。 かれここに 懼 ( おそ )りて 退 ( そ )き居り。 かれ追ひ往きて、 科野 ( しなの )の國の 洲羽 ( すは )の海 一四に 迫 ( せ )め到りて、殺さむとしたまふ時に、建御名方の神白さく、「 恐 ( かしこ )し、 我 ( あ )をな殺したまひそ。 この 地 ( ところ )を 除 ( お )きては、 他 ( あだ )し 處 ( ところ )に行かじ。 また我が父大國主の神の命に違はじ。 八重事代主の神の 言 ( みこと )に違はじ。 この葦原の中つ國は、天つ神の御子の命のまにまに獻らむ」とまをしき。 かれ更にまた還り來て、その大國主の神に問ひたまひしく、「汝が子ども事代主の神、建御名方の神 二神 ( ふたはしら )は、天つ神の御子の命のまにまに違はじと白しぬ。 かれ 汝 ( な )が心いかに」と問ひたまひき。 ここに答へ白さく、「 僕 ( あ )が子ども二神の白せるまにまに、 僕 ( あ )も違はじ。 この葦原の中つ國は、命のまにまに既に獻りぬ。 ただ僕が 住所 ( すみか )は、天つ神の御子の天つ日繼知らしめさむ、 富足 ( とだ )る天の 御巣 ( みす )の如 一五、底つ石根に宮柱太しり、高天の原に 氷木 ( ひぎ )高しりて治めたまはば、 僕 ( あ )は 百 ( もも )足らず 一六 八十 手 ( やそくまで )に隱りて 侍 ( さもら )はむ 一七。 かれ建御雷の神返りまゐ上りて、葦原の中つ國を 言向 ( ことむ )け 平 ( やは )しし状をまをしき。 一 イザナギの命の劒の神靈。 二四頁 [#「二四頁」は「伊耶那岐の命と伊耶那美の命」の「黄泉の國」]參照。 二 鹿の神靈。 三 二四頁 [#「二四頁」は「伊耶那岐の命と伊耶那美の命」の「黄泉の國」]參照。 四 二二頁 [#「二二頁」は「伊耶那岐の命と伊耶那美の命」の「神々の生成」]參照。 五 島根縣出雲市附近の海岸。 伊那佐の小濱とする傳えもある。 日本書紀に 五十田狹之小汀 ( いたさのをばま )。 六 波の高みに劒先を上にして立てて。 七 言語に現れる神靈。 大事を決するのに神意を伺い、その神意が言語によつて現れたことをこの神の言として傳える。 八重は榮える意に冠する。 八 鳥を狩すること。 九 神意を述べ終つて、海を渡つて來た乘物を傾けて、逆手を打つて青い樹枝の垣に隱れた。 逆手を打つは、手を下方に向けて打つことで呪術を行う時にする。 青柴垣は神靈の座所。 神靈が託宣をしてもとの神座に歸つたのである。 一〇 長野縣諏訪郡諏訪神社上社の祭神。 この神に關することは日本書紀に無い。 插入説話である。 一一 千人で引くような巨岩。 一二 手のつかみ合いをするのである。 一三 立つている氷のように感ずる。 一四 長野縣の諏訪湖。 一五 天皇がその位におつきになる尊い宮殿のように。 神が宮殿造營を請求するのは託宣の定型の一である。 一六 枕詞。 一七 多くある物のすみに隱れておりましよう。 一八 指導者。 一九 島根縣出雲市の海岸。 二〇 宮殿。 出雲大社のこと。 その鎭座縁起。 二一 料理人。 二二 尊い御食事。 二三 海底の土を清淨としそれを取つて祭具を作る。 二四 多數の平たい皿。 二五 海藻の堅い部分を臼と杵とにして摩擦して火を作つて。 二六 富み榮える新築の家の煤のように長く垂れるほどに火をたき。

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K (アニメ)とは

機 皇帝 あめ の かく のみ か づち

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。 10月から12月まで第1期がほかにて放送された。 に映画『 劇場版 K MISSING KINGS』が公開された。 10月より12月まで第2期『 K RETURN OF KINGS』(ケイ リターン オブ キングス)がMBSほかにて放送された。 さらに2018年7月7日より劇場版『 K SEVEN STORIES』と題し、同時上映作品を含めて計7作の映画が順次公開された。 モデルとなった日本工学院八王子専門学校 作中に登場する葦中学園高等学校の校舎群は、の八王子キャンパス をモデルとしている。 2012年8月に行われた、本作の製作発表会の模様が公開されている。 第13話(最終回)にて続編の製作が発表され、に劇場版アニメ『K MISSING KINGS』として制作・公開されることが発表され、翌2014年に公開された。 その後、同年10月に更なる続編の製作が発表され、2015年に同年10月よりテレビアニメ第2期『K RETURN OF KINGS』が放送されることが発表された。 第2期放送終了後の2016年4月30日に、新作アニメーション『K SEVEN STORIES』の製作と、公式ファンクラブ『K Official Supporters Clan』の発足決定が発表された。 2018年7月~12月の各月において、劇場版『K SEVEN STORIES』を順次公開中。 ストーリー 第1期 現実とは微妙に異なった歴史を歩んだ現代日本。 強力な異能を持つ7人の王権者が存在していた。 第三王権者・赤の王 周防尊が率いるチーム吠舞羅と、第四王権者・青の王 宗像礼司が率いるセプター4はある事件を巡って衝突する。 高校生の 伊佐那社(シロ)は 葦中学園高校で平和な学生生活を送っていた。 だが学園祭の準備のため、街に買い出しに出ると、突然吠舞羅の少年たちに襲撃され、 夜刀神狗朗(クロ)に救出される。 クロは、先の第七王権者『無色の王』の遺命のもと「『悪しき王』を討つ」とシロに刃を突きつける。 街では、シロが吠舞羅のメンバー・ 十束多々良を殺害し、無色の王と名乗る動画が拡散されていた。 クロは逃げたシロを追って学園島に乗り込むがそこへ謎の少女 ネコがあらわれる。 シロは身の潔白を証明しようとするが、過去の記憶も名前も全てネコが作り出したものだった。 さらにセプター4もシロたちを捕縛しようとする。 逃げだしたシロは飛行船の男のことを思い出し、宗像に連絡。 セプター4は第一王権者・白銀の王 アドルフ・K・ヴァイスマンの拘束に動くが、ヴァイスマンは飛行船ごと自爆し捜査は行き詰まる。 セプター4に投降し、拘束されていた周防は事件の真相に気付き脱獄。 吠舞羅で学園島を占拠し、犯人探しをはじめる。 雪が降る中、周防は駆け付けたセプター4の宗像と対峙。 学園では吠舞羅とセプター4の全面衝突がはじまる。 全ての王の力を手に入れようとするキツネ煙が、学園に戻ったシロを襲うが、シロは自分の魂がヴァイスマンだったことを思い出す。 悪しき王・キツネ煙の野望阻止のため、シロは生徒たちを避難させ、キツネ煙を自分の体に閉じ込める。 周防はシロの体ごとキツネ煙を殺害。 周防のダモクレスの剣が落ちる寸前、宗像が周防を斬る。 周防の死と共に吠舞羅のメンバーの体から赤の徴が飛び立つ。 シロは消息不明となった。 劇場版 第1期から約10ヶ月後。 王を失った吠舞羅は解散状態で、草薙も行方知れず。 社の行方を探す狗朗とネコは、手がかりを得られずにいた。 そんな中、御柱タワーが緑のクランズマンに襲撃されアンナがさらわれる。 狗朗、ネコ、美咲はアンナの救出に向かい 御芍神 紫と対峙。 そこへドイツから帰国した草薙が現れる。 草薙に促され、アンナは赤の王として覚醒。 緑の王 比水 流の攻撃を宗像が防ぐ。 ドレスデン石盤は青の王の管理下におかれることになった。 黄金の王 國常路大覚は、飛行船の中でヴァイスマン(シロ)に看取られ息を引き取る。 第2期 劇場版から2ヶ月後。 アンナを王として復活した吠舞羅。 セプター4の宗像はなぜかドレスデン石盤に足しげく通うようになっていた。 街では緑のクランが、アプリ「jungle」を用いてたびたび騒動を起こし赤青のクランを翻弄する。 クロとネコは学園島でシロを待ち続けていた。 御芍神紫に襲撃された二人の前についに白銀の王シロが降り立つ。 緑のクラン対策のため、シロは学園寮にアンナと宗像を呼び出し「ちゃぶ台会議」で同盟を結ぶ。 クリスマスイブに御柱タワーが緑のクランズマンたちに襲撃される。 シロたちは善戦するが、灰色の王 磐舟天鶏によって石盤が持ち去られてしまう。 伏見はセプター4を飛び出し、jungleに加入。 宗像はセプター4室長を解任される。 シロは草薙がドイツから持ち帰った資料で石盤を破壊する研究を完成させる。 伏見はjungle最高のjランカーになり、比水たちに接触する。 比水と磐舟は石盤の力を解放し、街では異能者の続出で混乱が起きる。 宗像は 善条剛毅を伴いjungleの拠点に近づき、磐舟と戦う。 苦戦する宗像にセプター4隊員が駆け付け、磐舟を倒す。 伏見の協力で、吠舞羅は石盤のある取水施設跡に乗り込み、石盤の上の天井を爆破して穴を開ける。 シロは白銀のダモクレスの剣を落とし石盤を破壊。 王の力は失われ、比水は死去。 磐舟も比水と共に崩れる地下に消える。 シロの魂は乗り移っていた少年の体から離れる。 葦中学園高校にネコが生徒として転入する。 シロはヴァイスマンの体に戻り、教師として赴任。 寮の部屋でクロ、シロ、ネコは食卓を囲み、新しい日常をはじめる。 登場人物 主要人物 社(いさな やしろ) - 本作の主人公。 お調子者の白髪の少年。 愛称は「シロ」。 唐傘をよく持ち歩いている。 葦中学園高校の生徒。 17歳(第1期開始時)。 生まれ、の。 身長169。 昼休みに学校中を回って弁当を分けてもらうなど交友関係が広いが、特定の友人とつるむことはない。 刀を向けられても口先と小道具だけで危機を乗り切るなど、肝が据わっており知恵が回る。 そのために狗朗からは「いつもへらへら笑っている上に、口を開けばホラばかり吹く」と評されている。 ある日、吠舞羅のメンバー・十束多々良を殺害した疑いをかけられたことで、様々な勢力から追われる身となる。 本人には身に覚えがなく、アリバイもあったために一応の潔白を証明した。 しかし部屋から返り血の付いたワイシャツが見つかり、を自分も口にする等、真相は不明のままとなっていた。 その後学園を離れ買い出しに出た際、ふとしたことから自身の存在の不確かさ、実家や家族の記憶ですら偽りの物だったことを知る。 そのことから自己不信に陥り、狗朗に斬られる覚悟を決めるが、彼が社の「見極め」をあきらめないことを選択したため、自分の本当の日々を始めるために真実を探すことを決意した。 その際、自分を導いてくれた狗朗には少なからず感謝の念を抱いており、狗朗が危機に陥った際助けに戻るなど友好関係が徐々に生まれていった。 社の存在の不確かさの原因は、社本人や彼を取り巻く人々の記憶をネコが作りかえていたことである。 ネコの能力により自分をごく普通の高校生と認識して暮らしており、学園での記憶や周囲との関係は全てネコによって作られたものであった。 本来の社の正体は、第一王権者「 白銀の王」アドルフ・K・ヴァイスマンその人。 下界から逃げるようにヒンメルライヒ号で周遊していた所を「無色の王」キツネ煙に襲撃され、身体を乗っ取られてしまう。 しかし、「白銀の王」の能力は「不変」、すなわち不老不死であり、何者にも干渉されることがないため完全な乗っ取りは果たされず、行き場を失った力と魂はキツネ煙が使用していた少年の体に入ってしまい「伊佐那 社」となった。 その後葦中学園に落とされ、入れ替わりのショックで記憶を失っていた。 この体の少年が元はどこの誰だったのかについては、番外編的な小説(2期最終巻に付属の小冊子)で描かれている。 覚醒後は白銀の王としての絶対不可侵の力により淡島の剣を受け止めたり、シルバリーサンクトゥムの重力遮蔽効果で浮遊・移動するなどの力を見せた。 物語終盤にて、自身の記憶と名前を思い出し、白銀の王としてネコを初めてのクランズマン、クロを第二のクランズマンとする。 その後、事態の決着を図り、周防の手刀に貫かれて生死不明となった。 なお、記憶を取り戻した後も伊佐那社の名も使っており、今まで自分が出会ってきた学園の人間を「大切な友達」と称するなど、下界に対し再び関わる姿勢を見せている。 劇場版では、第1期最終話にて身体は一度消失したようで、再構成後に第二王権者「黄金の王」に保護され、飛行船に乗っている姿が描かれている。 第2期では再び地上に降り立ち、赤のクランと青のクランと連携し、ドレスデン石盤を奪おうとする緑のクランに対抗するが、力及ばずに奪われてしまう。 一度は作戦の失敗に消沈するものの、今度は緑のクランから石盤を奪い返すことを決意。 緑の基地内に侵入、狗朗やネコの力を借り緑の王・比水流と対決。 自身のダモクレスの剣をダモクレスダウンさせることで石盤を破壊、比水に勝利する。 石盤の影響がなくなった関係で不変の力を失い、借り物である体から追い出され、意識を失う。 その後、元のヴァイスマンの肉体で目覚めた。 最終話終盤にてドイツ語の教師として葦中学園高校に赴任していたことが判明。 最後には狗朗、ネコと共に以前の部屋に住んでいることが伺える。 狗朗(やとがみ くろう) 声 - 赤のクランズマンに襲撃された社の前に突如として現れた少年。 先代の第七王権者「無色の王」三輪一言のクランズマン。 学ラン風の黒いロングコートを着用し、長い黒髪を後ろで一つに束ねている。 18歳(第1期開始時)。 生まれ、のA型。 身長178cm。 「黒狗(くろいぬ)」の名で知られ、多くの組織から警戒されている。 社や菊理からは「クロ」、「クロ君」と呼ばれ、ネコからは「クロスケ」と呼ばれている。 悪しき王と思われる社を追っていたが、一言に「新しい無色の王を見極めろ」との遺命を受けていたため、その疑いが晴れるまでは社と一緒に行動することになる。 剣術、体術、家事が得意で、特に料理はバッグに専用の調理器具を持ち歩くほど。 堅物な性格で一見クールだが、一言のことになると頬を染めて彼の魅力を熱弁するなど、社が引いてしまうほどの盲信ぶりを見せる。 道に迷った時は三輪一言の格言が録音されているボイスレコーダーを再生する。 融通が利かず、シロに容易に騙されたり、ネコにしてやられるなど罠や策略には弱い。 繋げる力は空間を伸縮させ反動を利用し逃走するなど応用が利く。 セプター4のNO. 2淡島と互角に戦えるほど戦闘力は高い。 一言の愛刀「理(ことわり)」を常に帯刀しているが、基本的に戦闘には用いず、実力の遠く及ばない宗像との戦闘時にも鞘から抜かなかった。 菊理の助力もあり社の潔白は一度証明された後、ふとしたことから再び彼が殺人犯であるという可能性に直面する。 しかし、社を斬ろうとはせず、一言の言葉に従い社を「見極める」と宣言、絶望していた彼を立ち直らせた。 その後、逃亡中の場面をえがいたノベライズ版では「できれば斬りたくはない」と、社に対する情を見せている。 終盤、最後の決戦に赴く社に跪き、白銀の王のクランズマンとなった。 その後は行方不明になったシロを探している。 劇場版から第2期にかけて、兄弟子で現在は緑のクランズマンである御芍神紫と対決する。 ネコ 声 - いつも社と一緒にいる白い子猫。 15歳(第1期開始時)。 ()生まれ、のB型。 身長155cm。 薄桃色の長髪の美少女の姿と猫の姿を持つ。 アニメ本編中では、どちらが本当の姿なのか曖昧な部分があったが、ノベライズ版にて、人間の姿が本当の姿であることが判明した。 普段は認識操作能力で身を隠している。 社と狗朗には「ネコ」と呼ばれている。 一人称が「吾輩」であることから、菊理からは「ワガハイちゃん」と呼ばれる(一人称の由来は彼女が幼いころに目にした小説『』から)。 あまり物事を深く考えておらず、自分の気持ちに正直。 好きなものには全力で愛情表現をし、嫌いなものからは素直に逃げる。 頭はあまり良くない。 人間時も猫のようなしぐさを多々見せる。 辛い物が好きで、ネギ、生姜等は嫌い。 服を着るのも嫌い。 作中初めて人間の姿で社と会った時も何も着用しようとせず、社を困らせた。 暇なことも嫌いなようで、ヘリで狗朗、社とともに飛行していた際、装置を勝手にいじるなどして遊び、2人を困らせた。 自らを中心とした特定範囲の人間の知覚・認識に一度に干渉できる認識操作の異能を持つ。 その能力を用いて社の周囲の人間や彼自身の記憶を操作し、社を学校生活に溶け込ませていた。 能力はロボットの視界などの機械類には及ばず、距離が離れれば知覚操作も解除されてしまう。 出会ってからずっと社のそばにおり、彼のことをとても大切に思っている。 彼女の行動原理は基本的に社が中心である。 性質が正反対の狗朗とはそりが合わないようで、しばしば対立する。 アニメ第1期終盤、白銀の王として覚醒した社より「初めてのクランズマンになってくれ」と請われ、彼のクランズマンとして強化された異能を振るい学園島の生徒たちを避難させた。 その後は行方不明になったシロを探している。 劇場版では、第1期に引き続きシロを探している。 御柱タワー事件では、アンナが第三王権者「赤の王」に覚醒する瞬間に立ち会う。 第2期では緑の王に「雨乃雅日(あめの みやび)」と本名を呼ばれる描写がある。 異能者 赤のクラン・吠舞羅(ホムラ) 周防 尊(すおう みこと) 声 - 第三王権者「 赤の王」。 吠舞羅のキング。 赤い短髪の男。 24歳。 生まれ、のB型。 身長185cm。 仲間たちからは大きな信頼と畏敬の念を抱かれている。 寡黙で一見無気力だが気性は荒く、胸の内には激しい情動を抱えている。 草薙曰く「努力や制御を嫌う性格」。 赤の王の力として強力な炎の力と身体能力を有している。 彼と同じく赤のクランズマンは炎に由来した能力を扱う。 右腕である草薙とは最も古い付き合いで気心が知れており、殺気を感じて寝ぼけてバーの2階の部屋を燃やした後は素直に謝罪していた。 学生時代から自分を「キング」と慕っていた十束の「王はこういうものである」という言を聞き入れているものの、己の本質との間に軋轢が生まれ、鬱屈とした様子を見せることも多かった。 制御困難な巨大な力で大切なものを失うことを恐れる一方、己の中にある破壊衝動への誘惑も自覚している。 自身のダモクレスの剣の状態を理解していてもなお、自らの手で十束を殺害した犯人を屠ることを望んだ。 耳にはその十束の血が入ったピアスをつけている。 第四王権者「青の王」である宗像とは対立しているものの力は認めており、十束の事件後は「ゆっくり休むため」にセプター4に拘束されていた。 また、宗像との最後の戦いでは、楽しそうな様子で力の限り戦っていた。 十束多々良殺害事件の犯人を殺害後、ヴァイスマン偏差が限界を超え、ダモクレスダウンが起きる寸前の状態になる。 ダモクレスダウンに自分のクランズマンや町を巻き込まないように、宗像に自分を殺すよう頼み、宗像の刀に貫かれて死亡した。 享年24歳。 無口で人形のような少女。 11歳(第1期開始時)。 生まれ、のO型。 身長140cm。 仲間からはアンナと呼ばれている。 我慢強く、健気な性格。 ストレインであり、強い感応能力を持つ。 赤いビー玉を用いることで、任意の対象を遠距離から探知したり他人の心や未来を見透かすことが出来る。 普段は赤いを着用している。 両親を事故で亡くし、彼女の叔母の縁で、叔母が教師の時に生徒だった周防と知り合った。 赤色しか認識できない色覚異常がある。 吠舞羅のマスコット的な存在で、尊とは特に強い絆で結ばれている。 十束の歌を気に入っており、彼からはファン1号とされていた。 劇場版では、御柱タワー事件にて新たな第三王権者「 赤の王」として覚醒した。 出雲(くさなぎ いずも) 声 - 赤のクランズマン。 吠舞羅のNo. 「BAR HOMRA」のマスター。 金髪で紫がかったサングラスをかけている。 26歳(第1期開始時)。 生まれ、のO型。 身長188cm。 十束と共に吠舞羅の最古参で、頭脳担当。 英語も堪能。 普段は物柔らかな京都弁で話している。 尊とは学生時代からの古い付き合いであり、彼にとって「右腕」であり「兄」の様であり「友人」である(GoRAのTwitterより)。 情報通で、アンナの能力と合わせて十束多々良を殺害した犯人を追跡する。 ライターや煙草の火を火球にして飛ばしたり、炎の鞭として操る能力を持つ。 淡島世理とは王の右腕どうし気心の知れた仲であり、悪食である淡島用の酒の割り方を不本意ながらも熟知している。 また、客ではないにも関わらずバーに入り浸るクランズマンに苦言を呈しているが、吠舞羅のメンバーを常に気にかけている。 十束曰く「人が良い」性格で、アンナの食を気にして色々作る等、面倒見が良い様子も描かれている。 バーは元々草薙の叔父の持ちものであり、自身が継いだ際に調度品等を入れ替えた。 バー自体にこだわりを持っており、イギリスから取り寄せた高価なバーカウンターを傷付けた八田と鎌本は、揃ってカウンターへ向かって謝罪させられた。 尊のダモクレスダウンを阻止したいと願っているが、自らにその力がないことに苦悩と諦念を抱いている。 劇場版では、赤の王に選ばれたアンナのためにドイツまで石盤の情報を探しに行ったが、緑の御柱タワー襲撃事件が起こった際に調査を中断して途中帰国、最終的にアンナに王になるための決意を促した。 (とつか たたら) 声 - 赤のクランズマン。 吠舞羅のNo. 金髪の青年。 享年22歳。 生まれ、のAB型。 身長172cm。 周防や草薙と並ぶ吠舞羅の初期からのメンバー。 アニメ本編では1話時点で故人。 尊と草薙に出会ったのは尊が王になる前だったが、当時から尊を「キング」と呼び、「王様の家来になる」という夢をかなえるために付きまとった経歴を持つ。 誰とでも仲良くなれる性格で、吠舞羅のムードメーカーである。 草薙からには猛獣使いに例えられた。 絶望的な状況でも「平気平気」「何とかなる」と笑っていられるほど、肝が太くマイペース。 非常に多趣味で、盆栽やギター、歌、スケボー、料理など様々なことに挑戦している。 その中でも歌はアンナが気に入るほどの腕前。 その趣味の一つ、ビデオカメラ撮影に出掛けていた際に、社に酷似した少年によって殺害された。 赤の王のクランズマンとして彼も炎を操る能力を得ているが「最弱の幹部」と称されるほど戦闘力は低く、一般人とあまり変わらない。 しかし炎のコントロールと協調性は非常に高い。 時間をかければ小さな火の鳥を作って飛ばしたり、音を立てずに金属の鍵を焼ききることも可能。 王の力が暴走しがちな周防のストッパーの役割を果たしていた。 美咲(やた みさき) 声 - 赤のクランズマン。 ニット帽をかぶった茶髪の少年。 19歳(第1期開始時)。 生まれ、のB型。 身長167cm(伏見曰く、正確には166. 9cm)。 上位の3人に対しては「さん」付けで呼び、下位のものからは「さん」付けで呼ばれ、下位の者へは呼び捨てにする。 アンナは別格で敬意を持って呼び捨て。 伏見に関しては、中学時代からの親友であり相棒であるという間柄からなのか「美咲」「猿 比古 」と下の名前で呼び合っている。 短気な吠舞羅の切り込み隊長で、能力で強化したスケボーを巧みに乗り回し金属バットで殴りこみをかける。 通称・ヤタガラス。 尊を尊敬しており、チーム吠舞羅を誇りに思う気持ちが非常に強い。 考えるより先に体が動くタイプ。 セプター4のNo. 3伏見猿比古とは中学時代からの同級生で、鎮目町で同居していた時期もあるなど親友関係にあった。 2人でjungleを出し抜こうと画策した際に、逆にアプリのミッションに従った一般の利用者らに襲撃され、危ない状況に陥っていたところを周防と十束に助けられた。 その事件を契機に、特別な力が欲しいと願った八田は伏見と共に吠舞羅に加入。 加入時に受けたインスタレーションの際、相棒である伏見と全く同じ位置に吠舞羅の徴が浮かび上がった。 伏見とは「吠舞羅最速にして最強の2人組」と呼ばれていた。 その後、伏見の裏切りにより決裂し、長年に渡って複雑な関係が続いていたが、周防尊の死をきっかけに少しずつ関係が変化。 二期を通して和解した。 現在は少しずつ新しい関係を築いており、小洒落たバーに二人で呑みに行ったりもしている。 男性に対しては基本的に恫喝と暴力で接するが、女性には耐性が無く見ただけで顔を赤らめてしまう程シャイな一面もあり、伏見にはその様子を「相変わらず童貞丸出し」と揶揄される。 牛乳が苦手。 日向中学に通っていた頃は伏見に給食の牛乳を飲んで貰っていた(その代わりとして、自らは伏見の分も給食の野菜を食べていた)。 また、お化けや怪談等の非科学的なことに関して少々怖がりな面がある。 母子家庭で育ったが、後に母親が再婚、8歳年下の異父弟・実(みのる)と、12歳年下の異父妹・萌(めぐみ)がいる。 美咲を含め三兄弟の名前は八田の母が考えてつけたものであり、共通の想いが込められている。 女性的な響きの名前に対しては不満があるものの、八田自身は何となく真意に気づいており、嬉しくも感じていた。 鎌本 (かまもと りきお) 声 - 赤のクランズマン。 20歳(第1期開始時)。 生まれ、のA型。 身長185cmの巨漢。 草薙、十束に次ぐ古参メンバー。 小学生時代はいじめられっ子で八田の舎弟的存在であり、吠舞羅のメンバーとしては先輩で歳も上だが再会後は「八田さん」と呼んで慕っている。 金髪でサングラス、吠舞羅のマークが描かれたパーカーを着用し、八田と行動を共にする。 一見強面だが情に厚い質であり、面倒見がよく、休みなく活動する八田のことを心配するなど優しい性格。 隣人で幼なじみの歩(あゆみ)から好意を寄せられている(MOR 第9話)。 外見に違わず大食漢で、聞き込みの最中でさえ買い食いしてしまう。 冬の時期は肥満体であるが、夏は食欲が落ちるらしく、痩身の美男子になる(体重は夏季が60、冬季が80〜90kgほど)。 劇場版では、吠舞羅が事実上解散状態のため、食欲が落ち痩身になっていた。 草薙から指示で緑のクランからアンナを守るため、一緒に逃走していた。 赤城 翔平(あかぎ しょうへい) 声 - 年齢は20歳(第1期開始時)。 生まれ、牡羊座のO型。 身長175cm。 第一話で街中を歩く社を建物の中から発見した。 頭文字はA。 坂東三郎太とは幼馴染であり、MOR第1話・第2話の主人公的立ち位置のキャラクター。 犯罪組織「羅刹」と関わりを持ってしまった女友達を助けるために力が欲しくて吠舞羅に入った(MOR 第1-2話)。 坂東 三郎太(ばんどう さぶろうた) 声 - 年齢は20歳(第1期開始時)。 生まれ、乙女座のB型。 身長182cm。 サングラスをかけ、パーカーのフードをかぶっているのが通常装備。 頭文字はB。 細菌よりも器が小さい。 八田によく絡まれている。 MOR第1話・第2話では、幼馴染である赤城翔平を仕方なくといった体で手助けしている。 いつも人の中心にいるような明るい性格の翔平と根暗な自分を比較しては落ち込み、小さなことでねちねちと翔平を攻撃しては、周りから「器が小さい」と諌められた(MOR 第1-2話)。 千歳 洋(ちとせ よう) 声 - 年齢は22歳(第1期開始時)。 生まれ、双子座のB型。 身長175cm。 本人いわくモテる男だが、コミックの紹介欄には「女にだらしない」と書かれている。 昔は一途だったが、ひどい別れ方をされて以来、1人の女と真面目に付き合うことができなくなった(MOR 第3話)。 二日酔いにはトマトジュースが効くらしい。 頭文字はC。 出羽将臣とは腐れ縁。 生まれ、天秤座のA型。 身長176cm。 ハットをかぶり、黒縁メガネをしている。 頭文字はD。 千歳洋とは腐れ縁。 エリック・スルト 声 - 年齢は18歳(第1期開始時)。 生まれ、魚座のA型。 身長180cm。 金髪で、フードをかぶっている。 頭文字はE。 吠舞羅に入る前は、以前吠舞羅につぶされたヤクザ「氷川組」に飼われていた。 組員だった親の死後、組の犬として命じられることを何でもやってきた。 雨の日に、藤島に拾われてきた。 藤島 幸助(ふじしま こうすけ) 声 - 年齢は21歳(第1期開始時)。 生まれ、牡牛座のO型。 身長176cm。 犬猫をよく拾ってくる。 お人好しで面倒見が良い。 ゴミ捨て場でエリックを拾ってきた張本人。 頭文字はF。 青のクラン・セプター4 宗像 礼司(むなかた れいし) 声 - 第四王権者「 青の王」。 セプター4の室長。 24歳(第1期開始時)。 生まれ、のAB型RH -。 身長185cm。 銀縁の眼鏡をかけた理知的な風貌で、物腰は穏やかだが慇懃無礼な性格をしている。 趣味はジグソーパズルで、職務中にも机上に広げている。 私服は和服を好むが、外出時には洋服を着る。 茶道を嗜み、セプター4の作戦遂行中にも関わらず、陣幕の中で一人野点を楽しむマイペースな面もある。 また、自身の職務室内には畳敷きの一角があり、そこに設えた茶室では部下に茶を振る舞うこともある。 実家は造園業を営んでおり、父と兄は庭師。 ごく普通の家庭で育った。 サーベルを用いて戦闘し、青い結晶状の力を防御や移動に使用する。 また、剣を抜かないまま狗朗を軽くあしらえるほど体術にも長ける。 アニメ第1期では、同じ王であり友人でもある第三王権者「赤の王」の周防のダモクレスダウンを阻止すべく砕身した。 周防とは対立しているものの、唯一対等で気兼ねのいらない存在として認めている面もある。 普段は敬語口調で底知れぬ笑みを湛えているが、彼の前では一人称が俺になり本心を露わにする。 ネコには「ボスメガネ」と呼ばれている。 眼鏡のスペアを常備している。 実は喫煙者である。 劇場版から第2期にかけて、彼のダモクレスの剣は限界に近づいていた。 淡島 (あわしま せり) 声 - 青のクランズマン。 セプター4の副長。 22歳(第1期開始時)。 生まれ、のA型。 身長170cm。 セプター4のNo. 2として冷徹に職務に励む。 上司である宗像には純粋に敬愛の念を抱いており、常に忠実な右腕たらんとしている。 吠舞羅No. 2の草薙とはプライベートではバーのマスターと客の関係。 彼からは「ツンドラの女」と呼ばれている。 やを異常に好むが故に、どんな食材にでもあんこやずんだを合わせるという悪食であり、草薙や宗像、伏見を辟易させている。 戦闘時サーベルから発する衝撃波を用いる。 また、日頃からトレーニングに励み、腕力の強い一面も描かれている。 職務中は髪をひとまとめにし、露出の多いセプター4の制服を着用しているが、プライベートでは髪を下ろし、清楚な女性らしい服装を好む。 (ふしみ さるひこ) 声 - 青のクランズマン。 セプター4のNo. 19歳(第1期開始時)。 生まれ、のAB型。 身長178cm。 就寝する時以外はメガネを掛けており、艶のない黒髪の片側を撫でつけたアシンメトリーな髪形をしている。 常に怠惰でやる気のないそぶりを見せ、上司に向かって舌打ちをするなど態度は最悪だが、仕事の処理能力は高い。 中学時代からPCやタンマツなどの知識に長けており、当時共に過ごしていた八田に対し、お手製の腕時計(正確には腕時計型のタンマツ)を贈ったこともある。 淡島の味覚には宗像同様辟易しており、彼女の手が加えられた飲食物には極力近寄らないようにしている。 また、食べ物の好き嫌いが多く、野菜全般が嫌いなど子どもっぽい一面もある。 飲み物は人工甘味料入りの炭酸飲料を好む。 元は赤のクランに所属しており、八田からは裏切り者と思われていた。 八田のこととなると異常な感情の昂ぶりを見せるが、普段は常識人。 下の名前で呼ばれるのを嫌う八田のことを中学時代からずっと「美咲」と呼び続けている。 左側の鎖骨の位置に火傷の痕があるが、それは吠舞羅を抜けた際、八田の目の前で自ら焼いたもの。 その下には八田と共に吠舞羅に加入し、インスタレーションを受けた際に浮かび上がった吠舞羅の徴がある。 2期終盤以降は長年に渡って複雑に関係を拗らせていた八田と和解し、新しい関係を築きつつある。 クランを移ったことから赤と青の力を使うことができる。 二色の力を持つものは珍しく、劇中では彼と狗朗(1期終盤)のみ。 また、2期で潜入捜査をした際に、緑のインスタレーションも受けた模様。 戦闘では青のクラン特有のサーベルに加え、暗器としてナイフを用いて攻撃する。 ネコには「イヤメガネ」と呼ばれている。 基本二人で一部屋の寮で唯一、5号室を一人で使用しており、備付けの二段ベッドの上の段で寝ている。 実は幼少の頃に八田とファーストコンタクトを果たしているが、お互いの顔をきちんと確認できていなかったため、今現在その事件が伏見の記憶に残っているのかは定かでない。 秋山 氷杜(あきやま ひもり) 声 - 髙橋孝治 年齢は25歳(第1期開始時)。 生まれ、天秤座のA型。 身長175cm。 青のクランで最初に抜刀する隊員。 頭文字はA。 サーベル名は「垂氷」。 国防軍出身。 癖のある髪で右目を隠している。 真面目で控えめな性格。 曾祖母がいる。 寮では弁財と同室の1号室。 善条によると剣の腕は「淡島に次いでバランスがよく、要所に置けば頼もしい」。 なお、秋山・弁財・加茂・道明寺の4人はセプター4再編成前の小隊長格であり、アニメ本編での出番も比較的多い。 生まれ、山羊座のO型。 身長180cm。 青のクランで2番目に抜刀する隊員。 頭文字はB。 サーベル名は「残照」。 秋山と同じく、国防軍出身。 ストレートな茶髪を肩のあたりで切りそろえている。 無難だが、何手も先を考えて的確に行動するタイプ。 妹がいる。 寮は秋山と同室。 善条によると剣の腕は「ややおとなしいが、手堅い。 押さえに使うのがいい」とのこと。 生まれ、牡羊座のA型。 身長183cm。 青のクランで3番目に抜刀する隊員。 頭文字はC。 サーベル名は「虎徹」。 肩につくくらいの黒髪の一部を後ろで団子状に束ねている。 重厚な押さえ役だが、カッとなると猪突猛進となる一面がある。 英会話教室に通っているらしい。 寮では道明寺と同じ2号室。 善条によると剣の腕は「少々出が強い。 先走らないように気をつけてやる必要があるが、ここ一番では役に立つ」とのこと。 離婚歴があり、娘がいるが3か月に一度しか会わせてもらえていない。 セプター4に入る前は小料理屋を営んでいたが、兄が借金を残して夜逃げしたため、保証人として借金返済のために店を手放さなくてはならなくなった。 その時の最後の客として来店した宗像に勧誘されて現在に至るが、当初は料理人として雇ってもらえると思っていた。 借金はすでに全額返済済みとのこと。 道明寺 アンディ(どうみょうじ アンディ) 声 - 鬼塚真吾 年齢は19歳(第1期開始時)。 生まれ、双子座のAB型。 身長182cm。 青のクランで4番目に抜刀する隊員。 頭文字はD。 もと撃剣機動課第四小隊(剣四)小隊長。 サーベル名は「エクスカリバー」。 ウェーブがかった茶髪に碧色の瞳をもつ。 天才肌で性格はかなり天然。 ゲーム好き。 特務隊の最年少(伏見と同い年)。 実家は剣術道場。 あんことヘビが苦手。 善条によると剣の腕は「癖が強いが、あまり抑えつけないほうが活きるかもしれない」とのこと。 なお、以下の榎本・布施・五島・日高・楠原は元はセプター4再編成前の剣四隊員であり、元は道明寺の部下である。 加茂とは寮で同室であり、誤解を招きやすいことから悪口以外は「いい意味」を主張するよう言いつけられている。 榎本 竜哉(えのもと たつや) 声 - 斎藤寛仁 年齢は22歳(第1期開始時)。 生まれ、牡牛座のA型。 身長173cm。 青のクランで5番目に抜刀する隊員。 頭文字はE。 サーベル名は「たつやのつるぎ」。 長髪を首のあたりで括り、黒縁眼鏡をかけている。 PCオタク。 面倒見のよい常識派で、日高たち元剣四の問題児組の抑え役。 寮では布施と同室。 趣味に時間を使いたかったため、公務員を希望し、戸籍課に就職したものの、配属面接の面接官の中にいた宗像によって第四分室配属の辞令を出されて現在に至る。 布施 大輝(ふせ だいき) 声 - 柳田淳一 年齢は23歳(第1期開始時)。 生まれ、蠍座のB型。 身長172cm。 青のクランで6番目に抜刀する隊員。 頭文字はF。 サーベル名は「ハガネ」。 茶髪を前髪中央で分け、後ろ髪を首元で外側へと跳ねさせている。 比較的落ち着いていて、そつがない。 五島と特に仲が良く、視線でわかり合う仲である。 淡島のことを陰で「世理ちゃん」と呼んでいる。 寮は榎本と同じ3号室。 セプター4に入る前はフリーターだった。 五島 蓮(ごとう れん) 声 - 清水一貴 年齢は20歳(第1期開始時)。 生まれ、水瓶座のB型。 身長183cm。 青のクランで7番目に抜刀する隊員。 頭文字はG。 サーベル名は「ポチ」。 青みがかった黒髪で、前髪中央を房にして頭頂部でピン止めしていると思われる。 「んふふ」「〜ですねェ」といった特徴的な笑い方・口調の青年である(ただし、アニメでは抜刀のみ)。 言動がズレていて、何を考えているかよく分からない。 あまり空気を読まない天然でもある。 猫を飼っている。 寮で同室の日高には「ゴッティー」と呼ばれている。 私服は文字Tシャツが多い。 セプター4に入る前はニートだった。 本人曰く「働きたくなかっただけ」。 日高 暁(ひだか あきら) 声 - 小野大輔 年齢は22歳(第1期開始時)。 生まれ、射手座のO型。 身長187cm。 青のクランで8番目(最後)に抜刀する隊員。 頭文字はH。 サーベル名は「GSX(ぐれいとすらっしゃーえっくす)」。 短く切った茶髪の青年であり、特務隊8人の中で一番背が高い。 普段はエンジニアブーツを履いている模様。 気分屋で、怒りだすのも早ければ水に流すのも早い。 仲間思い。 よく訓練中にサボっているのを淡島に見咎められ、罰則を受けている。 剣四の中でも榎本と特に仲が良く、彼のことは「エノ」呼びである。 また、遅れて入隊した楠原と最も仲が良かったのも日高であり、「タケ」「タケル」と呼んで親しくしていた。 寮は五島と同じ4号室だが、彼の妙なコレクションに好かれてしまい、一人で部屋にいるのを怖がっている。 セプター4には大学を卒業してすぐに入隊した。 楠原 剛(くすはら たける) 声 - 小説「SIDE:BLUE」オリジナルキャラであり、主人公。 生まれ、元警視庁機動隊員。 特務隊配属当日に殉職。 享年20歳。 吉野 弥生(よしの やよい) 短編「クロと善条」の登場人物。 庶務課所属隊員。 先代セプター4のメンバー 善条 剛毅(ぜんじょう ごうき) 声 - 津田健次郎 小説「SIDE:BLUE」及びアニメ第2期の登場人物。 庶務課。 37歳(第2期開始時)。 生まれ、蟹座のO型。 身長195cm。 先代「青の王」のクランズマンであり、ダモクレスダウンを起こしかけた羽張を殺害した。 その後、宗像の強い勧誘を受け、現在のセプター4にも所属することとなった。 迅(はばり じん) 声 - 小説「SIDE:BLUE」の登場人物。 享年25歳。 先代の第四王権者「 青の王」。 迦具都に引きずられて彼もまたダモクレスダウンを起こしかけるが善条によって殺害されたことで防がれた。 彼の死後、宗像が青の王の座に就くまで、その玉座は約10年以上空位であった。 塩津 元(しおつ げん) 声 - 小説「SIDE:RED」及び小説「Lost Small World」の登場人物。 43歳(SIDE:RED登場時)。 先代「青の王」のクランズマンであり、主亡き後のセプター4をまとめていた。 湊 速人(みなと はやと) 小説「SIDE:RED」及び小説「Lost Small World」の登場人物。 先代「青の王」のクランズマン。 秋人とは双子の兄弟。 湊 秋人(みなと あきと) 小説「SIDE:RED」及び小説「Lost Small World」の登場人物。 先代「青の王」のクランズマン。 速人とは双子の兄弟。 緑のクラン・jungle 流(ひすい ながれ) 声 - 第五王権者「 緑の王」。 25歳。 生まれ、蠍座のA型。 身長175cm。 宗像には「不気味な男」と称されている。 「 白銀の王」のことを心から尊敬し、彼のファンだと自称する。 行方不明となった彼を探している。 小説「Lost Small World」では「jungle」と呼ばれる高度で多機能なアプリをばら撒き、不特定多数の人間をアプリのミッションという形で操り、吠舞羅を襲う暴徒化させるなど暗躍していた。 また、この際にjungleの悪意に気づきクラッキングを仕掛けようとした伏見に興味を持ち、そのことが彼が吠舞羅を抜けるきっかけの一因となった。 迦具土事件の被害者であり、瓦礫の下敷きになっていたところを磐舟天鶏(鳳聖悟)に助けられた。 比水が全身に身に付けているベルトは、その時に緑の王の力を制御できなかったため、当時は鳳聖悟と名乗っていた磐舟天鶏が付けたものである(漫画「ドリーム・オブ・グリーン」参考)。 第2期では社に同盟を求めるも失敗。 その後、クリスマスにドレスデン石盤を奪う。 しかし、石盤を取り戻しにきた社たちの策に負け、ドレスデン石盤を破壊されたために心臓が停止して死亡した。 享年25歳。 紫(みしゃくじ ゆかり) 声 - 緑のクランズマン。 jランカー。 30歳(第2期開始時)。 生まれ、乙女座のAB型。 身長185cm。 狗朗の兄弟子で三輪一言のクランズマンであった男だが、ある時一言に斬りかかり、敗北した後は彼の元を去った。 本人曰く、一言に挑んだのは一言との「繋がりの形」らしく、互いに相手を恨んでおらず、一言が死んだことを知った時は涙を流したらしい。 現在は緑のクランへと鞍替えしている。 オネエ言葉で喋り、肌の手入れに気を使う。 狗朗へ執着を見せる言動が目立つ。 対峙した狗朗が思わず恐怖を感じる程の実力者であり、作中では単身で黄金の王の配下『兎』を壊滅させていた。 公式サイトで最初に紹介された時は『御 灼神紫』と表記されていた。 美しいものを好み、アニメで戦うときは舞を踊るような闘い方をしている。 刀の名前は「過(あやまち)」で、師匠である三輪一言から譲り受けたもの。 (ひらさか どうはん) 声 - 緑のクランズマン。 uランカー。 28歳(第2期開始時)。 生まれ、蠍座のA型。 身長165cm。 紫に付き従う謎の忍者。 全身を覆う忍装束と加工された音声が特徴。 緑の王のクランズマンとしての能力を存分に使い、物理干渉を無視して壁や床をすり抜けてどこへでも現れるなど、その振る舞いはまさしく忍者そのもの。 実は女性。 声 - 緑のクランズマン。 オウムだが、緑の力を使い電撃のような攻撃で戦闘が可能。 緑の王比水流の媒介役としての役割も担っている。 五條 (ごじょう スクナ) 声 - 緑のクランズマン。 jランカー。 13歳(第2期開始時)。 生まれ、射手座のB型。 身長153cm。 武器は通常は棒のような見た目だが、クランズマンの能力を解放するときは鎌のような形状になる。 國常路家に仕える名家の一人息子であるが、窮屈な家を出て、jungleに参加した。 頭角を現し始めていた頃に、jランカーである御芍神紫と対戦している。 天鶏(いわふね てんけい) 声 - 第六王権者「 灰色の王」。 本名は「鳳聖悟」、42歳。 生まれ、魚座のO型。 身長185cm。 かつて迦具土事件で死亡したとされていた。 緑の王と協力し石盤を狙う。 霧の異能を使い、第2期で宗像と対決した。 1度目の対戦では「絶対守護」のサンクトゥムで宗像を圧倒し、ドレスデン石盤を奪った。 2度目の対戦では最初は宗像を押していたが、乱入したセプター4の隊員たちと協力した宗像の前に倒れる。 その後、崩壊中のjungleの秘密基地内に戻り、ドレスデン石盤破壊の影響で心臓が止まった比水と共に爆発に呑まれ命を落とした。 享年42歳。 王権者 アドルフ・K(カー)・ヴァイスマン 声 - 第一王権者「 白銀の王」。 90歳(第1期開始時)。 6月1日生まれ、双子座のB型。 身長180cm。 元ドイツ軍・ドレスデン石盤の研究を担当する研究所主任。 巨大飛行船ヒンメルライヒ号を属領としている。 半世紀以上を全盛期の姿で生きる不変にして不死、全ての始まりの王にして天上の監視者。 第二王権者「黄金の王」國常路と伍する唯一の存在。 一般人にとっては都市伝説的な存在であり、その正確な正体を知る者は少ない。 彼の能力により人や物体は浮くことができるようで、飛行船は数十年もの間、従来規則正しい法則で飛行し続けていたが、十束多々良殺害事件を境に不審な飛行経路をとっていた。 セプター4の突入時に飛行船を自爆させ、その遺体は黄金の王によって回収された。 この際死亡したのは元の身体(魂が抜けた状態)であり、魂と能力は無色の王が用いていた少年の体に移っていた。 元はドレスデン石盤を研究する研究者であり、王の力を「皆が幸せになれるもの」だと考えていた。 姉クローディアには「アディ」と呼ばれていた。 路 大覚(こくじょうじ だいかく) 声 - 、中村悠一(青年期) 第二王権者「 黄金の王」。 95歳(第1期開始時)。 生まれ、天秤座のA型。 身長210cm。 元日本帝国陸軍・中尉。 末期、日本国軍兵としてヴァイスマンとは同志であったが、クローディアの死後に決別している。 ヴァイスマンからは「中尉」と親しげに呼ばれている。 圧倒的な力を持つ、現在最強の王にして地上の支配者。 日本の金融界を牛耳り経済すら動かす存在。 クランの名称は「院(ときじくいん)」。 彼のクランズマンとなった者はその才能を最大限に引き出され、多くの者が日本経済を作り支えてきた。 その中でも異能の力を引き出された者たちで構成された独特の装束を纏った部隊は「ウサギ」と呼ばれる。 國常路の出現により、日本は敗戦国から世界一の技術大国にまで上り詰めた。 劇場版では、緑の王からシロを遠ざけるための飛行船で、シロに看取られ他界する。 享年96歳。 (みわ いちげん) 声 - 先代の第七王権者「 無色の王」。 劇中では既に故人。 享年42歳。 生まれ。 射手座のO型。 身長177cm。 無色の王の能力として未来を予言する力を持っていた。 しかしその力をみだりに振るうことはなく、山奥で隠遁生活を送っていた。 三輪神明流という流派の使い手で祖父に剣術を始め体術や槍術、古文や山での生き方など多くを叩きこまれたが、経緯は不明だが高校卒業後には家を出て最高学府を卒業しアメリカで大手証券会社に就職し多大な業績を挙た天才。 クロと生活していた村でも村人からは敬意を集められ頼られていた。 狗朗の主であり、保護者にして師匠でもある。 狗朗からは死後もなお深く敬愛されている。 前衛的な俳人であったらしく、狗朗のボイスレコーダーにいくつもの格言が録音されている。 それらはしばしば、狗朗や社の行く末を導くこととなった。 キツネ煙 声 - 柿原徹也 第七王権者「 無色の王」。 全ての事件の裏で暗躍していたキツネ型の煙。 挑発的な言動と凶悪な目付きが特徴。 過去に乗っ取ったと思われる被害者の声でも話すことができる。 本名はおろか元が誰なのか、いつ誕生したのか、そもそも人間であったのかなど劇中では一切描かれておらず不明である。 また憑依した人間の自我をも吸収するため、複数の人格が存在している(菊理や社の内にて3人で会話する描写がある)。 社曰く「君は沢山の人達の人格を取り込み過ぎて、もう自我が崩壊しかけている。 本当の自分がどれだったのか、君自身分からなくなってるんだね」。 その真の目的は七人の王を自身の能力で取り込み、全ての王の頂点に立つことであった。 対象の目から入り込んで体を乗っ取る能力を持ち、その力を用いて様々な人間を操作し、今回の事件を引き起こしていた。 とある少年に憑依して十束を殺害した後にヒンメルライヒ号を襲撃し、ヴァイスマンの能力を奪おうとするも白銀の王の能力、「不変」の力により完全な乗っ取りはできず、彼の肉体のみを奪う形となる(しかしその際、行き場を失ったヴァイスマンの「魂」は抜け殻になった少年の肉体へ宿ってしまった)。 学園島にて赤と青、両クランを激突させ周防と宗像の力を奪おうと画策し、菊理に憑依して策謀を巡らすも覚醒した社に邪魔され、社と狗朗に追い詰められた後に咄嗟に憑依した社の中に閉じ込められてしまう(これは社の作戦であった)。 最後は周防の前に社が立ちはだかり、社の体もろとも消滅させられた。 その他の異能者 御槌 (みづち こうし) 小説「SIDE:RED」の登場人物。 黄金の王のクランズマン。 再生と回復の異能を持つ。 人為的に王を選択することを目論見、当時空席であった青の王にアンナを据えようとした。 穿孔機(せんこうき) 小説「SIDE:RED」の登場人物。 穴をくり貫く能力を持ったストレイン。 花火師 小説「SIDE:RED」の登場人物。 白熱するエネルギーを操る能力を持ったストレイン。 グラスホッパー 小説「SIDE:RED」の登場人物。 高速で飛び跳ねる能力を持ったストレイン。 マリア 漫画「メモリー・オブ・レッド」の登場人物。 ストレイン。 「指きりマリア」と呼ばれる暗殺者。 ある出来事が原因で千歳をつけ狙う。 十束曰く『落ち着いて話せば気さくな良い人』。 その後も、十束へストレインの情報を教えていた。 ストレインで、ペガサスのような羽を持つが、空は飛べない。 セプター4に保護される直前に逃げ出したところをアンナに拾われ、アンナに名付けを頼まれた尊が空腹だったため「馬刺し」と命名。 その後、セプター4に保護されることになった際、馬を気に入った淡島によって、馬刺しという名前が野蛮で気に入らなかったため、「白あん煮込み豆腐」と改名される。 漫画「デイズ・オブ・ブルー」にも登場。 人権を無視されたという理由で、道明寺を毛嫌いしている。 セプター4に保護された後も不仲である模様。 一般人 葦中学園高等学校 雪染 (ゆきぞめ くくり) 声 - 社のクラスメイト。 生徒会メンバー。 17歳(第1期開始時)。 生まれ、乙女座のO型。 身長158cm。 肩まである茶色いくせっ毛の少女。 髪の先には特徴的な髪飾りを付けている。 変人であっても気にせず自然体で接することができる、親切で優しい少女。 困っている人は放っておけず、学園に入ろうとしていた狗朗を助けた。 三科に告白されたことがある。 社の昼食事情を気にかけ、手ずから弁当を作ってくるなど親しくしていたが、その実は、ネコの認識操作で社を既知の友人だと錯覚していただけであった。 終盤、「無色の王」キツネ煙に体を乗っ取られ利用されてしまうが、社によって元に戻った。 澄香(いなば すみか) 声 - 菊理の友人。 17歳(第1期開始時)。 生まれの獅子座。 一見常識人だが、三科を剣呑な目つきで見つめる一方、突然現れた人間姿のネコに頬を染めるなど、挙動が少々謎めいている。 三科 草太(みしな そうた) 声 - 清水一貴 社の友人。 17歳(第1期開始時)。 生まれの牡羊座。 エロスな映像などが好きなお調子者。 文化祭の準備中に菊理に盛大な告白をしたが、即座に振られた。 しかしまだ諦めてはいない様子。 死語を頻繁に用いる。 ネコの認識操作により社を知っていることにされており、解除された後は忘れてしまった。 しかしわずかながら見覚えがある素振りを見せ、社から「大切な友達」だと言われた際は涙を流した。 (ひゅうが ちほ) 声 - 葦中学園生徒会会長。 18歳(第1期開始時)。 凛々しい性格。 桜 声 - 葦中学園生徒会役員。 16歳(第1期開始時)。 会長に心酔している。 官邸 寒川 寛一 アニメ1期から2期にかけての日本の総理大臣。 54歳(第2期開始時)。 礼司を罷免した後、ドレスデン石版の影響が世界中に広がり暴徒が官邸にまで押し寄せてくる事態となってしまう。 暴徒襲来に前後して自分自身も異能に覚醒、壁の向こう側だけでなく秘書の衣服まで透視できる存在となった。 秘書 声 - 巨乳で容姿端麗な女性。 総理の八つ当たりにも淡々と対応する冷静な人物。 暴徒襲来に際し、寒川総理が異能に覚醒したことで服を透視されてしまう。 その他の一般人 クローディア・ヴァイスマン 声 - アドルフの姉。 享年24歳。 生まれ、乙女座のA型。 身長174cm。 人当たりが良く、アドルフのことも大事に思っていた。 によって死亡してしまい、アドルフと國常路の心に深い影を落とすこととなる。 櫛名 穂波(くしな ほなみ) 小説「SIDE:RED」の登場人物。 アンナの叔母、周防と草薙高校時代の英語教師。 田村 厚史(たむら あつし) 小説「SIDE:BLUE」の登場人物。 警視庁機動隊の巡査長で、楠原剛の先輩だった。 伏見 仁希(ふしみ にき) 声 - 小説「Lost Small World」の登場人物。 享年34歳。 伏見猿比古の実父であり、伏見木佐(声 - )の夫。 天才でありながら何事にも興味を持たなかったが、息子の大事なものを壊して憎まれることに楽しみを見出していた。 作中、内臓疾患で死亡する。 猿比古からは憎まれていたが、同時に尊敬に近い念も懐かれており、死後も猿比古にとって一種のタブー的存在になっている。 大貝 阿耶(おおがい あや) 声 - 小説「Lost Small World」の登場人物。 伏見猿比古の又従姉妹で、八田美咲、伏見猿比古の中学時代の同級生。 猿比古とは昔からの知り合いで親戚で歳も近いことから周囲からは頻繁に比較され、阿耶自身猿比古に好意と対抗心を持ち、メガネをお揃いにするなど強く意識していた。 しかし当の猿比古からはどうでもいい存在としか見られておらず、そんな彼への反発心から何度も勝負を挑んでは負かされていた。 猿比古が進学を止めたことや吠舞羅に入ったことから決別し、自分を見ない猿比古の敵となるべく「jungle」に更にのめり込み「王様」の命令で彼の端末に幻覚を見せるウィルスメールを送り、吠舞羅を抜けるきっかけの一因を作った。 宗像 大司(むなかた たいし) 宗像礼司の兄。 娘・羽実(うみ)と息子・快(かい)がいる。 非常に気さくな性格。 國常寺から剪定の腕を気に入られ、御柱タワーの屋上庭園の造園を任され、御柱タワーを訪れた際、多忙を理由に実家に帰らない礼司を淡島と伏見と共に連れ帰った。 稗田 透(ひえだ とおる) 無色の王とシロに乗り移られていた少年。 特に夢や目標は無いが、自分の境遇に腐ったりもせずに地道な毎日を送っていた、良くも悪くも万事につけて控えめな性格。 地方の孤児院で育った孤児で、中学卒業後はアルバイトを転々として生計を立てていた。 その生活の中で《jungle》にハマり下位ランカーになった。 「都内某所に行け」というミッションを受け、赴いた所、キツネ煙の無色の王に乗っ取られた。 アニメ版では2期最終話でシロが本来の肉体に戻ったあと、自意識が目覚めたことがセリフで示唆されただけだが、2期ブルーレイ7巻付属の短編小説及び『K -ALL CHARACTERS-』で本名と設定が公開された。 用語 王 大いなる力を持ち、この世の理を体現した存在。 第一から第七までの王権者が存在し、それぞれが固有の能力を持つ。 現在判明している王権者の大まかな能力は以下の通り。 第一王権者・白銀の王:…「不変」の属性を持つ。 不老不死の能力を持ち、王権者は致命傷を受けても血を流すことさえ無い。 王権者:アドルフ・K(カー)・ヴァイスマン• 第二王権者・黄金の王:…「運命」の象徴であり、人の「才」を最大限に引き出す能力を持つ。 王権者:國常路 大覚• 第三王権者・赤の王:…「暴力」の象徴。 王権者およびクランズマンは炎の力と高い身体能力を得る。 第四王権者・青の王:…「秩序」「制御」を司る。 王権者およびクランズマンは内部のものを制御できる結界を発生させ防御や攻撃、移動に転用する。 第五王権者・緑の王:…「変革」「改変」を司る。 物理法則の改変による身体能力向上や、応用による物体の透過。 コンピュータ関係との親和性が高く、端末とアプリを通じて不特定多数のクランズマンによる特殊なクランを形成することも出来る。 jungleというアプリをばらまいて、少年時代の伏見へ接触していた。 王権者:比水 流• 第六王権者・灰色の王:…「絶対守護」の属性を持ち、霧のサンクトゥムを展開する。 王権者:磐舟 天鶏 鳳聖悟• 第七王権者・無色(むしき)の王:…代替わりごとに固有の能力を発現する。 王同士の関係をかき回すトリックスターであるとされ、トランプのジョーカーに例えられる。 クランの構成員をクランズマンと称する。 所属メンバーは炎や念動力など特異な力をそれぞれのクランごとに持ち、クランを移った場合は以前のクランの力に加え新たな力を得ることもある。 ただし2色以上の力を持つことは珍しいらしく、本来ならばクランを移ることは滅多に無いと思われる。 劇中で二色の力を使っている人物は伏見猿比古(赤と青、第二期中盤からは緑も追加)と夜刀神狗朗(無色と白銀、第1期終盤〜)御芍神紫(無色と緑、劇場版〜)の3人のみ。 王の成りそこないであるとされる。 治安維持のため、青のクランの管理下に置かれる。 人間以外の動物のストレインの例もある。 ドレスデン石盤(ドレスデンせきばん) 王を喚ぶ石盤であり、その力の源。 ある日突然、この石盤に喚ばれることで王として覚醒する。 ドイツのドレスデンでヴァイスマンらによって研究されていたが、第2次世界大戦末期、國常路の手により日本に運び込まれた。 長く國常路の管理下にあったが、國常路の死後は宗像が管理している。 ダモクレスの剣(ダモクレスのつるぎ) 王が本気で力を振るうと、その上空に顕現する物体。 王の力や危険性の象徴。 王の状態に呼応しており、限界に近付くにつれ剣が崩壊してゆく。 王が死亡した際は消滅する。 ドレスデン石盤から力を引き出しきることでダモクレスの剣が落下することを王権暴発、ダモクレスダウンなどと呼ぶ。 別の王が巻き込まれ、暴発連鎖が起きることもある。 ダモクレスダウンは王を即死させることで回避できる。 赤の王・周防尊の剣はTV第1期の段階で暴発寸前にまで崩壊し始めていた。 ヴァイスマン偏差(ヴァイスマンへんさ) 王の能力の発現量を表し、一定数を越えるとダモクレスの剣が出現する。 劇中世界では1944年、ドイツで定義、計量、理論化された。 ヴァイスマン理論と呼ばれる。 クレーター(かぐつクレーター) 十数年前、先代の赤の王・迦具都玄示のダモクレスの剣が暴走・落下したことにより形成されたクレーター。 関東南部を中心に、半径数10の範囲が壊滅、70万人以上の犠牲が出た。 サンクトゥム 王が支配する広域結界のこと。 展開した結界は、王の能力に応じた色彩を有する。 この結界内では配下のクランズマンたちはさらに強い力を発揮できる。 吠舞羅(ほむら) 赤の王・周防尊に率いられるチーム。 別名赤のクラン。 主に、鎮目(しずめ)町を本拠地とし、草薙がマスターを務めるバー「HOMRA」を属領とする。 のように暴力的な性質が強いが、メンバー間の結束は固い。 合言葉は「No Blood, No Bone, No Ash」(血も骨も、灰すら残さず焼き尽くす)。 セプター4(Scepter four) 青の王・宗像礼司が室長を務める、対能力者治安維持組織。 別名青のクラン。 東京法務局戸籍課第四分室の業務の一部を委託される外部機関であるが、構成員は第四分室とほぼ同じ。 国民の人権を一時的に侵害するような強権をも行使出来る立場にある。 メンバーは皆一様に青い制服を着用、サーベルを装備する。 抜刀の際は名乗ってから抜刀するのが通例である。 緊急時を除いて、許可がなければ抜刀は許されない。 学園高等学校(あしなかがくえんこうとうがっこう) 学園島(がくえんじま)と呼ばれる一つの島全体を敷地とする巨大な学園。 生徒たちの学園生活を管理・サポートするために様々なシステムと工夫が施されている。 学生寮を備えている。 第1期では学園祭を間近に控えている。 jungle(ジャングル) 緑のクランの通称であり、同クランが配信するアプリ。 利用者に様々なミッションを課し、クリアした者にポイントを与え、j・u・n・g・l・eの各ランク分けされる(jランカーが最高位)。 ミッションには、知らぬ間に犯罪に加担してしまうような内容のものもある。 アプリ《jungle》は、美咲や猿比古が中学1年生の時から存在しており、猿比古は《jungle》がを植えつけて個人情報を吸い上げていることに気が付き、美咲との通信のために自作の暗号化メールアプリを開発していたが、後にそれすらもハッキングされていたことが判明する。 灰色の王・鳳聖悟に率いられ、全盛期は非時院に次ぐ勢力を誇った。 迦具都玄示のダモクレスダウンを止めようとして失敗し、鳳以外の全員が死亡した。 時系列 以下は公式サイトの記述 より作成。 カッコ内は年齢。 1945年• 1月 - アドルフ・K・ヴァイスマン(22)、姉のクローディア(24)と國常路大覚(20)立ち合いのもと、ドレスデン石盤の起動実験を行う。 2月 - ドレスデン空爆によりクローディア死去。 ヴァイスマンが白銀の王に覚醒。 4月 - ベルリンでヴァイスマンが國常路と決別し、飛行船ヒンメルライヒ号に乗り込む。 國常路が石盤を日本に持ち込み、黄金の王に覚醒。 1999年• 7月11日• 迦具都事件発生。 赤の王・迦具都玄示のダモクレスダウンにより多くの犠牲者が出る。 灰色の王・鳳聖悟(28)のクラン「カテドラル」が壊滅し、鳳も死去したとされる。 比水流(10)が緑の王に覚醒。 鳳、磐舟天鶏と名を変え、比水の保護者となる。 青の王・羽張迅が善条剛毅に斬られ死去。 ネコ(2)、ストレインに覚醒。 その後自分は猫であると自己暗示をかけ、猫の姿になる。 2001年• 12月 - 夜刀神狗朗(7)、無色の王・三輪一言(32)に出会う。 2004年• 1月 - 比水(15)、國常路に戦いを挑むも敗北。 4月 - 草薙(18)、同じ高校に入学した周防(15)と知り合う。 5月 - 御芍神紫(20)、無色のクランから離脱。 6月 - 草薙と周防が十束多々良(14)の見舞いに行く。 2007年• 10月 - 周防尊(19)、赤の王に覚醒。 草薙と十束が最初のクランズマンとなる。 2009年• 3月 - 中学を卒業した伏見と八田が吠舞羅に加入。 4月29日 - 吠舞羅、ストレイン矯正施設を襲撃し、櫛名アンナ(7)を保護する。 2010年• 夏 - 宗像礼司(21)が青の王に覚醒。 秋 - 伏見(16)が吠舞羅を離脱、セプター4に加入。 2011年• 9月 - 御芍神紫(28)がjungleに幹部扱いで加入。 10月 - 五條スクナ(10)、jランカーになる。 2012年• 9月25日 - 無色の王・三輪一言(42)死去。 クロ旅立つ。 10月 - 新しい無色の王「キツネ煙」が覚醒。 12月7日 - 十束多々良殺害事件発生。 12月8日 - ヴァイスマン、飛行船に乗り込んできたキツネ煙と体が入れ替わり、少年の姿で学園島に落下。 ネコによって伊佐那社の名と偽の記憶を作られる。 12月12日 - 吠舞羅が十束殺害犯を探すためマフィア事務所を襲撃する。 駆け付けたセプター4により周防が捕縛される。 12月14日 - 買い物に出たシロが吠舞羅とクロに遭遇する。 学園に逃げ帰り、子猫から人間になったネコと出会う。 12月16日 - シロ、潔白を証明するため、クロと身辺を調査するがセプター4に包囲される。 ネコの記憶操作を解き、飛行船から落下したことを思い出す。 セプター4の追跡を逃れながら、宗像に連絡。 宗像、ヴァイスマン捕縛を決定。 12月17日 - セプター4のヘリに包囲されたヒンメルライヒ号が自爆。 12月18日 - キツネ煙に接触された周防が脱獄。 吠舞羅が学園島を占拠する「学園島事件」発生。 12月19日• 学園島で爆発が起きたのをきっかけにセプター4と吠舞羅が衝突。 シロ、白銀の王の記憶を取り戻す。 キツネ煙がシロの体に閉じ込められ、周防によって殺害される。 以後、シロは消息不明となる。 周防のダモクレスダウン直前に宗像が周防を斬る。 2013年• 10月12日 - 緑のクラン「jungle」が御柱タワーを襲撃、アンナを拉致。 10月13日 - 櫛名アンナ(11)、赤の王に覚醒。 10月14日 - 黄金の王・國常路大覚(96)死去。 12月15日 - jungleの下位ランカーがミッション達成のため、吠舞羅、セプター4と衝突する。 12月16日• クロ、セプター4で事情聴取される。 宗像から属領を持たない白銀のクランを保護するとの申し出があったが断る。 ネコ、「BAR HOMRA」を訪れる。 アンナからこの店に身を寄せることを勧められるが断る。 12月17日• スクナと紫が学園島を襲撃。 紫に苦戦するクロとネコの前に白銀の王・シロが帰還。 シロの提案により、赤・青・白銀の王が同盟を結ぶ「ちゃぶ台会議」が行われる。 12月24日 - jungleが御柱タワーを襲撃。 ドレスデン石盤を持ち去る。 12月25日 - 伏見、宗像と口論の末、セプター4を離脱し、jungleにログインする。 2014年• 1月21日• 草薙と淡島、夫婦になりすましてjungleコーポレーションのパーティに潜入。 伏見、jランカーになり、jungleの秘密基地に招待される。 1月27日• 宗像が総理よりセプター4室長を解任される。 シロ、石盤破壊の研究完成させる。 1月28日正午• 石盤の力が解放され、異能者になる者が続出。 jungleの拠点に赤・青・白銀のクランが集結、最終決戦。 1月29日 - 白銀の王のダモクレスダウンにより石盤が破壊される。 比水流(25)、磐舟天鶏(42)死去。 2月7日 - ネコとシロが葦中学園に転入・赴任する。 スタッフ• 監督・キャラクターデザイン -• シリーズ構成 - 宮沢龍生(第1期)、(第2期)• シリーズディレクター - 、工藤進(第1期)• 総作画監督 - 古田誠• メカデザイナー - 大久保宏• プロップデザイナー -• メインアニメーター - 内田孝行、大久保宏、中井準・井元一彰(第1期)、岡田直樹(第2期)• 美術監督 - 野村正信(第1期)、内藤健(第2期)• 美術設定 - 岸田隆宏・鈴木信吾(第2期)• 色彩設計 - 斉藤友子• 撮影監督 - 福士享・大泉鉱(第1期)、戸澤雄一朗(第2期)• CGIディレクター - 長嶺義則(第1期)、菊地貴紀(第2期)• 編集 - 丹彩子• 音響監督 - ・田中亮(第1期)、横田知加子(第2期)• 音響効果 - 田中秀実• 音響制作 - (第1期)、(第2期)• 音楽 -• 音楽制作 -• プロデューサー - (第2期はエグゼクティブP)、林玄規、中西豪(第2期はエグゼクティブP)、大野航・亀井博司(第2期)• アニメーションプロデューサー - 岸本鈴吾• アニメーション制作 -• 話数 サブタイトル 脚本 コンテ 演出 作画監督 レイアウト キャラクター 第1期 01 Knight 工藤進 鈴木信吾 石森愛、舛田裕美 02 Kitten 杉生祐一 古田誠 鈴木祥子 03 KITCHEN 宮沢龍生 松本卓也 04 Knock-on effect 工藤進 古田誠 古田誠、鈴木祥子 05 Knife 杉生祐一 松本卓也、古田誠 内田孝行 土岐由紀、鈴木祥子 森美幸 06 Karma 来楽零 工藤進 石森愛、松本卓也 古田誠 石森愛、内田孝行 07 Key 古橋秀之 金澤洪充 井元一彰、松本卓也 土岐由紀、鈴木祥子 森美幸 08 Kindling 横峯克昌 内田孝行 09 Knell 古橋秀之 工藤進 古田誠、鈴木信吾 坂上谷悠介、立花昌之 植木理奈、河田泉 10 Kaleidoscope 来楽零 金澤洪充 井元一彰、内田孝行 松本卓也 土岐由紀、鈴木祥子 森美幸 11 Killer あざの耕平 横峯克昌 古田誠、内田孝行 坂上谷悠介、立花昌之 植木理奈、河田泉 12 Adolf-K-Weismann 金澤洪充 松本卓也、古田誠 内田孝行 土岐由紀、鈴木祥子 森美幸 13 King 工藤進 鈴木信吾、古田誠 松本卓也 坂上谷悠介、立花昌之 植木理奈、河田泉 第2期 01 Knave 宮沢龍生 鈴木信吾 金澤洪充 横峯克昌 鈴木信吾、古田誠、岡田直樹 02 Kindness 来楽零 鈴木信吾、古田誠、武本大樹 03 Kismet 鈴木鈴 横峯克昌 金澤洪充 鈴木信吾、古田誠、松本卓也、植木理奈 04 Knot 高橋弥七郎 鈴木信吾 島津裕行 金澤洪充 鈴木信吾、古田誠、立花昌之 05 Ken 横峯克昌 古田誠、内田孝行、植木理奈 06 Keeper 宮沢龍生 鈴木信吾 金澤洪充 金澤洪充 古田誠、松本卓也、武本大樹 07 Kickdown 古橋秀之 横峯克昌 古田誠、内田孝之、武本大樹、植木理奈 08 Kaput 壁井ユカコ 鈴木信吾 島津裕行 金澤洪充 鈴木信吾、古田誠、松本卓也、武本大樹 09 Kid's room 古橋秀之 鈴木信吾 金澤洪充 立花昌之 鈴木信吾、古田誠、植木理奈 10 Keystone 来楽零 鈴木信吾 島津裕行 金澤洪充 山岸徹一 鈴木信吾、古田誠、岡田直樹 11 Kali-yuga 鈴木鈴 鈴木信吾 金澤洪充 横峯克昌 鈴木信吾、古田誠、岡田直樹、武本大樹 12 Knuckle bump 壁井ユカコ 鈴木信吾 島津裕行 金澤洪充 古田誠、岡田直樹、植木理奈 立花昌之、武本大樹 13 Kings あざの耕平 鈴木信吾 金澤洪充 横峯克昌 古田誠、岡田直樹、立花昌之、植木理奈 放送局 第1期・第2期共に『』B1(第1期本放送当時は毎日放送・TBSテレビ・BS-TBSのみ。 本作より放送開始前に流れるに『 B 1』表示が行われている)。 1 2015年11月11日 第1話 KIXA-90585 KIBA-2244 vol. 2 第2話 - 第3話 KIXA-90586 KIBA-2245 vol. 3 2015年12月9日 第4話 - 第5話 KIXA-90587 KIBA-2246 vol. 4 2016年1月13日 第6話 - 第7話 KIXA-90588 KIBA-2247 vol. 5 2016年2月10日 第8話 - 第9話 KIXA-90589 KIBA-2248 vol. 6 2016年3月9日 第10話 - 第11話 KIXA-90590 KIBA-2249 vol. 狗朗の衣装デザインが若干違う(襟元にあったボタンが無い)。 また、エプロンに描かれていた犬のキャラクター(パグくん)が無くなっている。 無色の王が狐の面を被って十束多々良殺害事件を起こしていた(一話の時点で殺人犯である社?の顔は出ていなかった)。 そのため、無色の王は『キツネ面の男』と周りから言われている。 赤の王と青の王の衝突によって出たダモクレスの剣を狗朗が目撃している。 その際に衝突を止めに行こうとしたが黄金のクランズマンに止められていた。 吠舞羅をまくため、ビルの屋上へ逃げた後、狗朗はそのまま社と共に学園島まで行った。 その後、すぐに社へ料理をふるまった。 アニメ二話にあった、追いかけっこのシーンが無い。 狗朗がネコの裸に驚いていない(羞恥心が全くないわけでは無く、社の容疑の方が重大と考えているため。 これが無かったら普通に恥かしがると思われる)。 社が狗朗に「キモ」と言っているシーンが無い。 同時に頬を染めて一言のことを語るシーンが少なくなっている(アニメではコミカルだったが、やや美化されている)。 七王についての説明の際、第二次世界大戦から語ろうとしていた(しかし、社に長くなりそうだからと省略される)。 アニメではスタジアムで宗像が語った第七王権者についても、ここで狗朗が語っている。 ネコが正体を現すのは、狗朗と社が食事をしている場面。 アリバイ探しのとき、学園祭の衣装では無く制服(狗朗は私服)のまま。 ネコと菊理の初対面が寮の社の部屋となっている。 この時に、菊理はネコに自分の制服を貸している。 因幡の狗朗とネコに対する謎めいた反応が、普通の反応に変わっている。 社がふざけて狗朗を妻あつかいするシーンが無い。 かわりに因幡が狗朗を「嫁か」と言っている。 ネコが狗朗を毛嫌いしている描写がほとんど無い。 狗朗が三科自爆事件(三科告白事件)の話を聞いた後、三科の肩を叩いて元気づけて(からかって?)いるようなシーンがある。 体育倉庫天井貫通事件は、菊理ではなく生徒会長の日向から聞いた。 アニメ本編より、狗朗とネコがクラスに溶け込んでいる様子が鮮明にえがかれている。 社が自室で血の付いたシャツを見つけるシーンが、キツネの面を見つけるシーンに変わっている。 ネコが辛いモノを好む描写が無い。 劇場アニメ 劇場版 K MISSING KINGS より、全国30スクリーンにて 公開された。 キャッチコピーは「 キズナ、再び」。 周防の死により空位となった赤の王の座にアンナが就くまでの過程を描く。 スタッフ(劇場版)• 監督・キャラクターデザイン - 鈴木信吾• 脚本 - GoRA(、宮沢龍生、、、、、)• シリーズディレクター - 金澤洪充• 絵コンテ - 鈴木信吾、金澤洪充、• 演出 - 金澤洪充、横峯克昌• 総作画監督 - 古田誠• プロップデザイナー - 岸田隆宏• メカ・銃器デザイン - 大久保宏• メインアニメーター - 内田孝行• 作画監督 - 岡田直樹、古田誠、鈴木信吾• 撮影監督 - 福士享• CGIディレクター - 菊地貴紀• 美術監督 - 内藤健• 色彩設計 - 斉藤友子• 編集 - 丹彩子• 音響監督 - 田中亮• 音響効果 - 山谷尚人・緒方康恭• 音響制作 -• 音楽 - 遠藤幹雄• 音楽制作 - スターチャイルドレコード• プロデューサー - 林玄規• アニメーションプロデューサー - 岸本鈴吾• アニメーション制作 - GoHands• 製作 - K-Project(キングレコード、、、、)• スピンオフ作品「アイドルK」が同時上映予定。 脚本・演出は。 キャスト(舞台・第1期)• 伊佐那社 -• 夜刀神狗朗 -• ネコ -• 草薙出雲 -• 櫛名アンナ -• 八田美咲 -• 鎌本力夫 -• 淡島世理 -• 伏見猿比古 -• 宗像礼司 -• 周防尊 -• 十束多々良 - 椎名敦士• 雪染菊理 -• 三科草太 -• 、日南田顕久、、、緒方陽太、、、藤本貴行 第2期 「 『K』 第二章 -AROUSAL OF KING-」のタイトルで、東京 AiiA 2. 5 Theater Tokyo で、2015年8月5日から15日まで公演された。 また、大阪メルパルクホールで2015年8月19日から22日まで公演された。 脚本・演出は末満健一。 キャスト(舞台・第2期)• 伊佐那社 -• 夜刀神狗朗 -• ネコ - 楠本あずさ• 周防尊 -• 櫛名アンナ -• 草薙出雲 -• 八田美咲 -• 鎌本力夫 -• 宗像礼司 -• 淡島世理 -• 伏見猿比古 -•

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