阪神 藤浪。 阪神・藤浪、遅刻降格のツケは『トレードなし』と『最後通告』 WEDGE Infinity(ウェッジ)

阪神・藤浪、3回0封の最速157キロ 2軍ソフトバンク戦で今季公式戦初登板

阪神 藤浪

阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が無期限での二軍降格を命じられた。 12日に行われたナゴヤドームでの中日ドラゴンズ戦に登板し、4回で無安打ながらも4四死球1失点。 制球難は相変わらずで改善の兆しはまったく見られなかった。 本来の姿を取り戻すべく今後はファームで調整を続けていくことになるが、その見通しは限りなく暗そうだ。 カープ戦でのトラウマ 迷える未完の大器は今オフから投球フォームをスリークォーターに変え、何とか長いトンネルから脱すべく活路を見出そうとしていた。 しかしながら結局何も光明は見えず逆に深刻さは増すばかりだった。 こうなれば阪神側も藤浪をマウンドに送り出すわけにはいかなくなる。 それにしてもなぜ、藤浪はこのようなノーコン病にさいなまれるようになってしまったのか。 話は約4年前にさかのぼる。 2015年4月25日、敵地のマツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの一戦で藤浪はマウンドに立ち、当時現役だったレジェンド右腕・黒田博樹投手を打席に迎えて対峙。 このレジェンドに対し、2球続けてインサイドへすっぽ抜けの荒れ球を投じた。 2度も引っくり返らされた黒田は血相を変えて大激怒し「オラッ!」と声を荒げて藤浪へ詰め寄ろうとした。 両軍のベンチから選手、スタッフたちが一斉に飛び出して一触即発の状態になり、乱闘寸前の騒ぎになったが、何とか回避。 しかしながらこの時の藤浪はマウンドで黒田に対し、謝罪の意思を示して帽子をとっていたものの「酷い震えが止まらない状態」になっていたという。

次の

阪神・藤浪、3回0封の最速157キロ 2軍ソフトバンク戦で今季公式戦初登板

阪神 藤浪

ソフトバンク2軍を相手に好投した藤浪(撮影・村本聡) 2軍調整中の阪神・藤浪晋太郎投手(26)が26日、ウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)に先発。 右胸の筋挫傷から復帰2戦目の登板は3回、49球を投げて1安打無失点、2四球に抑えた。 最速は157キロを計測した。 力強い直球が戻ってきた。 藤浪がスコアボードに3つゼロを並べると、ベンチでは白い歯をみせた。 「結果もそうですし、内容もそう。 いろいろ求めていければ。 (早く1軍に)呼んでもらえるように自分のやるべきことをやらないと」と話して臨んだマウンド。 上々の結果を残した。 一回、先頭の谷川原への3球目に、この日最速の157キロを計測したが、四球。 川瀬を空振り三振に抑えるも中村晃に左前打を許し、1死一、三塁のピンチを背負ってしまう。 だが、落ち着いていた。 釜元を146キロフォークで空振り三振、田城を152キロ直球で左飛に打ち取った。 二回も1死から四球を出すが、後続を打ち取り無失点。 ベンチに戻り、バッテリーを組む長坂と会話。 笑顔を見せると、三回は変化球を中心に三者凡退。 2四球こそ与えたが、そこから崩れることなく、予定されていた3回をしっかり投げ切った。 今年は3月に新型コロナウイルスに感染。 復帰後、5月28日の1軍練習に遅刻し、無期限の2軍降格となった。 さらに、出直しを誓った今月3日のソフトバンクとの2軍戦(鳴尾浜)では、右胸の筋挫傷で緊急降板。 何度も苦しい状況に立たされた。 それでも、19日の復帰戦に続き、結果を残すことができた。 このまま立ち止まることなく、復活への道を突き進む。

次の

藤浪 晋太郎(阪神タイガース)

阪神 藤浪

一時代を築いてきたエースには感じるものがあったのだろう。 今から5年前、2014年のシーズンイン目前に現在の藤浪晋太郎(25)の不調をすでに予見していた人物がいた。 5月28日に40歳を迎えた能見篤史だ。 当時、クールなエースはこう話していた。 「表現としてはどうかな…良くない言い方かもしれないですけど、僕は去年より藤浪は悪くなっていると思いますよ」 大阪桐蔭で春夏連覇を達成しドラフト1位で阪神入り。 1年目の13年にいきなり10勝を挙げた藤浪に、こんなことを言う関係者は皆無だった。 誰もが明るい未来を信じて疑わなかった。 だが、当時の能見は冷静だった。 「1年目にプロで1年間できてしまったという余裕が悪く出て、変にプロに慣れてほしくない。 ランニングだって、ブルペン投球数だって自分次第。 本人がどう感じて取り組むか。 30代の僕らと同じ練習でいいはずがない。 未知の力を引き出さないと。 今のままだと普通の投手になってしまうかもしれないですよ」 能見の不安は杞憂にみえた。 藤浪は入団から3年連続2桁勝利。 若きエースは世代交代さえ予感させたが、4年目以降は7勝、3勝、5勝。 7年目の今季は制球難克服のため2段モーションを取り入れフォーム修正に取り組むなど、二軍からのスタートとなった。 そして今季初登板、今月18日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)では1回を三者凡退。 中11日で臨んだ30日の同オリックス戦(鳴尾浜)では先発で3回を打者10人に36球、無安打1四球で無失点と好投した。 そして3度目の先発登板となった11日のウエスタン・オリックス戦(オセアンBS)は実戦復帰後最長となる5回を投げ1安打8奪三振無四死球、無失点と上々の結果を残し、最速は157キロをマークした。 オリックスは3人の右打者をスタメンで起用したが、抜け球は1球もなく計5度の対戦機会を完璧に封じるなど、課題も克服。 藤浪は「全体的にバランスよく、いい感じで投げれている。 普通に投げれれば、それなりの投球はできつつある。 まだ数試合ですけど、手応えはあるかな、という感じです」と話した。 日増しに復調の兆しを見せる藤浪に、平田二軍監督は「晋太郎の力からすると驚くことではないけど、段階は踏んでいっている。 次はまたイニングを伸ばしてになる。 一軍に推薦? まだ段階はあるけど、夏場では必ず必要になってくる」と評した。 矢野監督も「数字だけでしか見てないが、結果をしっかり出した。 間違いなくいい内容だと思う。 一個、二個ステップアップできた。 晋太郎がいいからといってすぐに上げるというものではない。 ただ、いつごろなのかと逆算していけるところまではきたと思う」と期待を込めた。 そういえば、当時の能見はこうも言っていた。 「周りが力を貸してあげないと。 打たれても打ち返してやってほしいし。 彼を負けさせてはいけない。 彼が勝てばこのチームは強くなる。 もう一度優勝したいし。 僕ももうええ年ですから」。 苦悩する若手の復活とベテランの夢がリンクする時、05年以来のリーグVが見えてくる。

次の