建設 業 キャリア アップ システム。 建設キャリアアップシステムを掘り下げてみます その3~本当に知りたい事と技能者の処遇改善に向けた取組~

建設産業・不動産業:建設キャリアアップシステム

建設 業 キャリア アップ システム

技能者と所属事業者の閲覧ページ 左側が技能者本人の閲覧ページのイメージで、右側が所属事業者のイメージです。 技能者は自身の技能者情報や就業履歴情報を閲覧し、場合によっては印刷して証明書として使うこともできます。 例えば転職して新しい現場に申し込む場合、「このページを提出してほしい」といわれる時代になるでしょう。 所属事業者のページには国土交通省や厚生労働省など、いろいろな省庁の情報が集約されます。 縦割りではなく、横に連携するという点では初の試みといっていいかもしれません。 登録するのは手間がかかりますが、一度登録してしまうと業界・事業者にとって非常にプラスになるシステムです。 出典:「建設キャリアアップシステム~制度概要と運用状況~」セミナー資料より 建設キャリアアップシステム導入の背景 建設キャリアアップシステム導入の背景:建設業の現状 ひとつは就業者の高齢化です。 30歳未満の就業者は2016年時で約11%しかいません。 5~10年後には現在の50~60代の就業者が大量離職します。 元気なうちは仕事を続けるとしても、若い世代が少なくなると業界全体が停滞してしまう。 もうひとつは建設業の採用状況を見ると、建設業の有効求人倍率は平均5. 5倍、職種によっては最大10倍です。 需要があるにもかかわらず、採用ができていません。 しかも厚生労働省がまとめた建設業における2014年3月卒の学卒就職者の3年以内離職者は大卒30. 5%、高卒47. 7%に達します。 中長期的な担い手の確保に向けて、建設業界自体を魅力的にしていかなければいけません。 講師ご紹介 汐留パートナーズグループ 汐留パートナーズ株式会社 代表取締役 公認会計士 日米 ・税理士 前川 研吾 氏 北海道大学経済学部卒業。 公認会計士 日米 ・税理士。 公認会計士試験合格後、新日本有限責任監査法人監査部門にて、建設業、製造業、小売業、金融業、情報サービス産業等の上場会社を中心とした法定監査に従事。 2008年4月、27歳の時に汐留パートナーズグループを設立。 税理士としてグループの税務業務を統括する。

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【建キャリ登録した?】建設キャリアアップシステム登録のメリット・デメリット

建設 業 キャリア アップ システム

国土交通省と建設業界の大手団体が進める「建設キャリアアップシステム」。 既に2019年1月から試験運用が始まり、4月から本格的に全国で運用が開始されました。 「名前だけは聞いたことがある」という方も多いのではないでしょうか。 ただ、実際どんなシステムで、どんなメリットがあるのかまでは、あまり知られていません。 そこで、今回は中小企業や職人目線で、システムの概要やメリットを紹介します。 導入背景/若年層が働きたくなる業界を目指して 「建築キャリアアップシステム」とは、簡単に言えば「建設現場で働く職人や現場監督の 資格、経験、現場歴などをデータベース化 して、 ICカードで仕事履歴を蓄積 していけるようにしよう」というものです。 もともとのスタートラインは、業界全体に広がる人材不足です。 現在、建設業界で働く人の数は約500万人。 ピークである1997年(平成9年)から3割ほども減っています。 要はベテラン3人に若手1人というバランスの悪い構成になっています。 そこで、経験を業界統一で評価することで、スキルアップが賃金アップに繋がりやすい形に是正したいという目的があります。 そこで、スキルアップすればICカードの色がステップアップしていくシステムを構築し、キャリアステップを思い描きやすい業界に変えるという目的もあります。 仕組み/建設技能者の職務経歴をIT化 「建設キャリアアップシステム」の具体的な仕組みは、このようなものです。 引用:一般社団法人 建設業振興基金|システムの概要編| システムの流れを見ておきます。 (1)情報を登録 まず、働く側の建設労働者、雇う側の事業者両方が基本情報を登録します。 ゆくゆくは4種類になる計画ですが、当面は一般カードと、登録基幹技能者の資格保持者に配られるゴールドカードの2種類です。 ・技能者 パソコンやスマホでいつでも閲覧でき、出力・印刷も可能なので、自らの経歴を確認し、転職時などにアピールすることができます。 ・事業者 自社の技能者の情報閲覧はもちろん、元請・上位事業者は自社の現場に入場中の事業者や技能者の情報を確認することができます。 他の事業者は、技能者と所属事業者が認めた情報に限って閲覧できます。 利用料/安価で利用可能 ちなみにシステムを利用する費用ですが、かなり控えめな金額です。

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建設産業・不動産業:建設キャリアアップシステム

建設 業 キャリア アップ システム

おはようございます!ペンキ書士アダチです。 いきなりですがアナタは 「建設キャリアアップシステム」という言葉を聞いたことはありますか? もうすぐ登録がスタートする、インターネットやコンピューターのシステムを利用して、 最終的には建設技能者や事業所の処遇を改善していこうというモノです。 建設キャリアアップシステムとはどのようなシステムなのか 制度の目的 現在建設業には様々な問題が山積しています。 その中でも特に深刻なものが人材不足、若い人材が入ってこない。 その理由は何なのか? やはり建設業が若者にとって魅力がないことが大きな要因のひとつで、特に賃金が他産業に比べて低めなのが問題です。 何で賃金が上がらないのか? 建設業界は古くからの慣習が色濃く残り新しいことを取り入れるのが苦手な業界。 昔ながらの働き方で、日給月給が当たり前、仕事も見て覚えろ! 出面(でづら:出勤簿のこと)は親方がもちろん記録しているが、自分でも記録していないと間違いが起きるなんてよくある話。 残念な会社に入ってしまうと、仕事もまともに教えてもらえず他の会社に応援ばかり行かされ日当ピンハネの餌食に・・・ 若年層の入職を進めるためには、他産業と比べて生涯を通じて魅力的な職業、産業であることを目に見える形で示していくことが大切です。 そこで、現場での経験、資格などを見える化して公正な評価ができるようにして適正な賃金、工事の品質アップ、現場効率化などを目指します。 これが 建設キャリアアップシステムです。 期待される機能・効果 技能者の処遇改善• システムに記録される就業履歴や保有資格を活用し、技能者をレベル分けする能力評価基準を採用予定。 専門工事会社の施工能力を見える化して、良い職人を育て雇用する会社に工事の発注が行きやすくする。 現場管理の効率化• 社会保険加入の確認の効率化。 作業員名簿記入の手間を省くことができる。 建退共関係事務の効率化。 開始までのスケジュール 平成30年秋の運用開始を目指してシステムの開発をしております。 (下記、開発スケジュールを参照) 建設キャリアアップシステムへの登録者は運用開始後1年で約100万人、運用開始後5年を目途にすべての技能者の登録を目指すとされております。 (写真:すべて一般財団法人建設業振興基金建設キャリアアップシステムHPより) ペンキ書士が考える建設キャリアアップシステムの今後 効率化に関して 現場にて 建設業界は今までがアナログ過ぎたので、これで効率化される部分はかなりあるかと思います。 朝現場に入り、朝礼前にカードを 「ピッ!」 まずこれで新規入場情報、建退共印紙貼り付け完了。 これだけでも時間短縮になります。 朝礼後の新規入場者に対する注意説明、講習が無くなる訳ではないでしょうが。 この注意説明や講習も前日までにネットで受けておくなどの形にしたらもっと効率化はされるだろうけどなぁ。 いちいち各技能者に手書きで社会保険情報などを書いてもらい、本当に加入しているか保険証の写しを添付したり。 この会社は今までどんな施工実績があるのか。 カードの中からこれらの情報が一目でわかるようになり監督たちも現場の管理に集中できるように。 ある会社の採用面接にて 社長「初めまして!今日はわが社によくぞお越しくださいました。 早速ですが、キャリアアップカードを見せてください。 」 若者「はい、よろしくお願いします。 」 (まだカードはないので私の一人親方保険保険証を例に) 社長「お~~いろいろな現場経験されてますねぇ。 こんな難しい資格も持って、すばらしい! よし採用!!」 となるかもしれませんね。 建設業許可にかかわること 建設業許可の担当窓口がこのシステムを見られるようになれば、許可申請時にはかなり楽になるかも!? 今現在、実務経験や社会保険加入状況を証明するにはたくさんの書類が必要になります。 県にもよりますが、実務経験を10年分証明しようとしたら各年ずつ注文書を探し出したりとか。 社会保険・雇用保険だったら、加入時の書類や直近の領収書を用意したり。 これらが無くなれば行政書士も役所もずいぶん効率よくなるでしょう。 さらに もしかしたら経営事項審査で加点ポイントになるかも? 懸念点 まずは公共工事やゼネコンの現場なんかに導入されるでしょう。 これらの現場ばかり入っている業者はデータが蓄積されて使い勝手もいいかもしれません。 しかし!! 元請事業者が工事を始めるときに現場をシステムに登録するらしいけど、民間工事で規模の小さい現場ではどこまで浸透するのか? 小さい工事ばかりを行う地元の専門工事業者なんかはシステムに参加できないんじゃないか? そんなに高くはないけど費用もかかるし。 「わざわざお金払ってまでめんどくさい!」 なんて声も聞こえてきそうですね。 こちらパンフレットになります。 費用など参考にしてください。 あと、最大の目的である技能の公正な評価については、どこまで正確な評価ができるのか疑問が残ります。 が、期待も込めて実際に私ペンキ書士が実証していきたいと思います。 システム登録開始が4月から。 建設業許可を担当したお客様などから塗装の仕事を頂くことも増えてきたため、現場に入ることも多くなってきました。 そこで実際に使ってみてメリットデメリットすべて暴いていってやろうと計画中! 楽しみにしていてください。 最後までお読みいただきありがとうございました、今日も一日ご安全に!.

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