愛 は 隠 され て いる。 岡村靖幸『愛はおしゃれじゃない』の歌詞を書いた小出祐介は変態(感想・レビュー・評価)

隠砦

愛 は 隠 され て いる

[newpage] 皆さんは信じますか?転生とか神様とか…etc。 …うん、宗教みたいだな…やめよ。 まぁ俺は前まで信じて無かったんだ。 "前"まではな…。 ん?この話し方だと転生したことあるみたいだって?あはは…そうなんだよ…。 転生者なんだよ…俺ぇぇ…。 しかも、しかもだ。 親友と一緒なんだよなぁ…。 俺は神様に[最強]を転生特典として貰って、親友は[愛され]を貰ったんだよね!俺は取り敢えず死にたくないから!!!!死にたくないから!!!! 大事な事なので何度でも言う 最強にした。 まぁ基本はなんでも出来る、所謂ハイスペックってやつにして貰ったんだよね!俺等。 だってせっかくの転生じゃん? あっ後、俺女から男にして貰った。 いやだって女ってあれあるじゃん…。 せ、から始まってりで終わるやつ。 女だった頃これが辛すぎてヤバかったから男にして貰ったんだよね。 後は普通に色々楽そうだったから。 あー…後な、彼奴 親友 は…まぁ色々あった奴だから人に愛されたいって神様に言って愛されにして貰ってた。 うん…あんまり人にホイホイ話せる事じゃあないから聴きたいなら本人に聴いてくれ。 …実は俺、最強にして貰ったけど隠やってんだよね。 ん?何で最強なのに隠なのかって?それはだなぁ…神様が凡ミスしたからだ。 …いや嘘だろ?!?!って思ったよね!!!…漫画とかアニメ好きだったら分かるだろ?ロマンだよねぇ…。 やってみたかったよ… 泣 親友は柱になってた。 雪柱だってよ…。 呼吸使えるんだよ彼奴!!羨ましいが過ぎるんだが???ええぇぇぇ…俺も呼吸使いたかったぁぁぁ…!!! [newpage] うぅ…のんちゃん…何処ぉ…。 あっど、どうもです。 零虚っていいます。 雪柱やってます! 突然ですがのんちゃんを知りませんか?あっ!ええっと…のんちゃんはですねとってもとぉっても強ぉい隠の人なんですけど…! えっ知らない?…わかりました。 …なんでぇ…?なんで何処にもいないの…。 うぅ…ぐすん。 あっ、…時透君…!その、私がいつも一緒にいる隠の人知らない?…?誰って…そっかのんちゃんわかんないかぁ…。 じゃあいいや…ごめんねありがとう。 バイバイ。 ん?このあと?ごめんね、のんちゃんとお喋りするから! !しのぶちゃんと蜜璃ちゃん…!ねぇねぇ、私がいつも一緒にいる隠の人知らない?…知らないかぁ…。 ううんいいの。 ありがとう、ごめんね…?え、このあと?ごめんね…のんちゃんとお喋りするから! あっ、…う、宇髄さんに煉獄さん!あっあの…!私がいつも一緒にいる隠の人知らない?きゃっ?!れ、煉獄さん声が大きいですよぉ…。 …お二人共も知らないなんて…。 派手に俺等と遊びに行くかって…ええっとそ、そのすみません、このあとのんちゃんとお喋りするので、せっかくなんですけどぉ…お断りさせていただきます…。 しっ不死川さん…!の、のんちゃん知りませんか?うぅ…知らないのかぁ…すみません。 いえいえ!だ、大丈夫です…! ううぅぅぅぅ…見つかんないよぉ…。 なんでぇ…。 のんちゃん私の事、嫌いになっちゃったのかなぁ…やだやだぁぁぁ!!嫌いになんてならないでよ!!私にはのんちゃんしか居ないのぉ!!!零虚はのんちゃんしか要らないの!!!他の人になんて、取られたくないよぉ…うぅ…ぐすっ。 [newpage] 宇髄視点 …派手に気に食わねぇ。 何で零虚はあんなド地味な隠なんて構うんだよ。 …俺たちと居るときはぎこちなく笑うのに彼奴と一緒の時は心の底から笑ってる音もするしよ。 この前なんて話してる途中で彼奴の姿を見付けたとたん「あっ!のんちゃんだぁ!すみません、お話はまた今度聞かせて下さい!」と一言だけ残して走って行っちまった。 何でだ?あんな地味で面白味もねぇ様な奴が、なんであんなに零虚に好かれてんだよ? ああ、派手に気に食わねぇ。 さっさと鬼にでも喰われちまえば良いのになぁ? [newpage] 胡蝶視点 零虚さん、今日もあまりお話しすることが出来ませんでした。 何故零虚さんはあの隠の方にあんなに好意を向けるのでしょうか? …あんなに零虚さんが楽しそうに、嬉しそうに話し掛けくれているというのに何故あんな風に無下にするような態度を取るんでしょうか?とても… とっても不愉快です。 あぁ早く零虚さんに嫌われてしまえばいいのに…。 まぁ零虚さんもあんな態度とる人なんてその内構わなくなりますよね。 …その時は親方様にお休みをいただいて一日中一緒に過ごしたいですね! [newpage] 主人公視点 …後片付けって割りと面倒な事多くてつら…。 やっと終わって帰ってきました!!! Foooooo!!!お仕事終わりぃぃぃぃ!!! この一言に尽きるわぁぁぁ…!うえぇーーい!! …もう見ての通りだよ。 精神的に 疲れすぎてテンションおかしいんだよ俺。 隠って裏方だけど割りと…?いや結構、かなりハードなんだよ??物凄く地味だけど…。 「あー疲れた 疲れた気分なだけで体は元気 …。 あ、彼奴に言わないで任務行ったんだったわ。 …うわやっべ。 」 …彼奴、泣いてないかな?え、ワンチャン…考えるのやめよ…!探しに行かねぇt 「うわぁぁぁん!!!のんちゃん居たぁぁぁ!!」 おぅわぁぁぁぁっ!?!?ええぇぇぇ?!?!いやもう吃驚したぁぁぁ!!!心臓に悪いわぁっ!!! 「いやおい、居たじゃねぇだろか!!!うるっさいわ!!」 近所迷惑も良いところだろぉが?!え、いや本当にうるっさ!? 「だってだってぇ!!ひっく…のんちゃんどこにも居ないんだもん…。 うぅ…零虚、零虚のんちゃんに嫌われちゃったかと思った…。 ふぇ…ぐすっ。 」 …それはごめんって!!! このあとしこたま謝って 彼奴の奢りで 甘味食いに行くってことで収まった…。 え、ここは普通俺が奢るんじゃあねぇの??? [newpage] 不死川 実弥 視点 クソッまた彼奴と話す機会を逃しちまったなァ。 それにしても彼奴、色々と誤解され過ぎじゃねェか? 第一なァ。 彼奴は柱や親方様の前で話すときに無礼にならねェ様にああいう話し方にしてるんだろォが。 きっと彼奴等は知らねェんだろォ?俺等が居ないときに普通の、親しい友人同士として話すあの二人の姿を、隠の…のんちゃん、だったかァ?あの男の 姫野に対する優しさや気遣いをよォ。 一度、素の彼奴と話してみてェいもんだなァ。 あぁ?なんで俺は他の奴等みてェに彼奴を嫌っていねェのかだと? …俺は彼奴に助けられた事があるからなァ。 稀血を利用して戦った後、しくじって血を流し過ぎて動けなくなったことがある。 自分でも間抜けだと思うぜェ…。 その時、運が悪ィ事に討伐対象とは別の鬼が現れた。 さらに運の悪ィ事にその鬼は、下弦だった。 既に血を流し過ぎてフラフラだった俺はこの状況にどうやって対応するかを考えたその時、 その時だった 一陣の風が俺と鬼の間を駆け抜けた。 「おやすみ。 …来世は鬼になんて成るんじゃあねぇぞ。 」 その言葉が聞こえた時にはもう鬼の首は宙を舞っていた。 …その風の正体は隠だった事に俺は心底驚いたなァ。 そんな俺にその隠は 「風柱様、ご無事で。 …応急処置ですが止血を致します。 後の手当ては藤の宿で手当てさせていただきます。 」 淡々とそう告げ、俺を背負り走りながらこいつはこんな言葉を洩らした。 生きてて良かった、だの間に合って本当に良かっただの…。 聞こえないように言ってんだろォがよ、聞こえてンだよ!!恥ずかしい奴だぜェ…。 …何で彼奴は隠なんだァ?純粋に疑問に思い直接本人に聞いた、すると 「あー…私は呼吸使えないんですよ。 」 はァ??? 理解が出来なかったなァ。 下弦の鬼の首を跳ねることが出来る実力を持っている、そんなこいつが隠になった理由が"呼吸が使えない"だけだと?…親方様に隠でも継子に出来ねェか聞いてみるかァ…。 その一件以来、彼奴とは話す事は疎か口さえ聞いていねェ。 もう一度、彼奴と話してみてェなァ…。 [newpage] …はい!!如何でしたでしょうか?!楽しんでいただけたのなら幸いです! …続きって要ります??? 読者さんに需要がもし、もしですよ?!有るのならば、もしかしたら続くかも知れないです…。 正直今回好き勝手しまくったので…。

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籠もる/隠る(こもる)の意味

愛 は 隠 され て いる

愛岐トンネル群が「登録文化財」に登録されました 愛岐トンネル群の3施設が東海地方初の国・登録文化財に登録! 2016年7月、愛岐トンネル群の3施設が国の登録有形文化財に認定されました。 東海3県下では「鉄道トンネルとして初めて」 の文化財指定です。 トンネルには鉄道用トンネルと、自動車など一般通行道路用トンネルの2種類があり、愛知県や三重県の道路 トンネルがすでに文化財指定されていますが、鉄道トンネルは愛岐トンネル群が初めてになります。 なお、今回の指定には間に合いませんでしたが、今後、5・6号トンネルや、その他の関連遺産を追加申請する準備を進めています。 (2016年7月15日「ニュース845」) 今回の指定施設の詳細 今回は愛岐トンネル群の施設のうち下記の3件が指定を受けました。 名 称 建 設 年 代(M33は明治33年を示す) 種 別 基準 旧中央線玉野第三隧道 (3号トンネル) M33 土木交通3 旧中央線玉野第四隧道 (4号トンネル) M33 土木交通3 旧中央線笠石洞暗渠 (かさいしぼらあんきょ) M33/S32改修 土木交通3 特徴等:庄内川沿いの渓谷地を走っていた中央線旧線の隧道(ずいどう)群。 官設鉄道の標準例に則った 単線仕様の馬蹄(ばてい)形断面を持つ。 煉瓦(れんが)造で,要所には笠石などで装飾を施す。 【参考資料】 愛岐トンネル群の追加申請リスト 今回(2016年7月)に文化財に登録されたのは上記の3施設ですが、当委員会では下記についても追加申請すべく準備しています。 【参考資料】 文化財&近代化産業遺産リスト(隧道関連施設を抜粋) 全国の隧道(トンネル)施設で文化財・近代化産業遺産に認定されている施設のリストです。 近代化産業遺産 平成21年2月、愛岐トンネル群の4つの隧道(トンネル)が経済産業省の「近代化産業遺産 続33」に認定されました。 上記は認定証とプレートの写真です。 認定証の文面には次のように記載されています。 『地域活性化に役立つ近代化産業遺産』 山岳・海峡を克服し全国鉄道網形成に貢献したトンネル建設等の歩みを物語る近代化産業遺産群 旧国鉄中央線の隧道群(玉野第三隧道、玉野第四隧道、隠山第一隧道及び隠山第二隧道) 地域活性化に役立つ近代化産業遺産としてここに認定する 平成21年2月23日 経済産業大臣 署名印 「近代化産業遺産群 続33」経済産業省文書 左の文書本文は「急峻な山岳を有し、また、多くの島々で国土が構成されている我が国において、交通網の整備・発達を図る上では、山岳地帯や海峡の 克服が不可欠である。 鉄道もその例外ではなく、山岳地帯や海峡を克服する手段として、「隧道(トンネル)」建設は必要不可欠であった」と始まっています。 明治初期の鉄道建設に燃える人々の思いが伝わってくるようです。 表紙画像クリックでPDF文書をお読みください。 下のビジュアル版もご覧ください。

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隣人愛(アガペー)とは?キリスト教が説く愛とは?マザーテレサの言葉の意味を考える

愛 は 隠 され て いる

本誌バレはほとんどないはずですが万が一あったら申し訳ありません [newpage] おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 初めまして。 私、鬼殺隊に所属するしがない隠でございます。 以後お見知りおきを。 え?名前は何なのか?いえいえ、私の様な漫画で顔が明確に描かれないその他大勢の名前など憶えておくほどのことでもありません。 ですが…そうですね。 便宜上、いろは、とでも名乗らせていただきましょうか。 今日は皆さまに我らが蟲柱、胡蝶しのぶ様について、私の知る限りをお伝えしていこうと思います。 その前に、先にお伝えしておきたいことがございます。 私、蟲柱様全肯定botなのですが、唯一許容できないことがあるのです。 私、実は…「ぎゆしの地雷」なのです!!!!!! 誤解なきよう先に述べておきますが、水柱様のことは一人の人間として、男性として、また鬼殺隊の隊士として心より尊敬し、敬愛しております。 個人的な恨みなどは一切ございません。 それは私が一神教だからでございます。 もはや偶像崇拝すら不敬。 何人たりともしのぶ様に侍ることは許されないのです。 全てのCPが地雷です。 お側にいられるのは蝶屋敷におられる方々のみです。 あの方々はさしずめ神の使い、といったところでしょうか。 ご一緒にお話しされている姿はさながら一枚の絵画のようにお美しいのです。 とまぁそんなわけでして。 我々は日々、しのぶ様に害虫が寄ってこないよう目を光らせているのです。 蟲は良いが虫は駄目です。 駆除対象です。 とは言え、我々は恐れながらもしのぶ様の幸せを願っているのです。 ですからいつか、しのぶ様が添い遂げたいと、生涯を共にしたい、と思われる方がいらっしゃれば、その時は血の涙を流して祝福いたしますとも。 …恐らく。 しかし私はきっとそのような方は現れないのではないか、と思っているのも確かなのです。 私は知っているのです。 しのぶ様がご自身の幸福を願ってはいないことを。 命を捧げる覚悟でいることを。 恐らくこのことは私以外に誰も知らない。 しのぶ様のお身体は何もしていなくともゆるやかな死に向かっている。 これを私如きが止める術を知らないのです。 もちろん止められるものならば止めているでしょう。 でもこればかりはだめなのです。 しのぶ様の生死に関与するなど畏れ多い。 と言いつつも私は大きくこのことに関与している。 なんなら手助けさえしている。 では何故私がしのぶ様の死を黙認しているのか。 あまつさえその手助けさえしているのか。 何故この秘密を私だけが知り得ることになったのか。 お答えするためにはしばし今より時を遡る必要があります。 少しだけ過去回想にお付き合いいただきましょう。 [newpage] 私が最初にその光景を目にしたのは、もうどれくらい経つのか定かではありませんがそれほど昔の話でもなかったように思います。 私は負傷した隊士たちを蝶屋敷で待ち受け、蟲柱様たちと一緒に懸命に治療にあたっておりました。 明け方に帰って来た隊士たちを治療して気が付けば翌朝、なんてこともありました。 その日も両手両足ではとても足りないくらいの負傷者たちが運ばれ、重傷者には手術まがいの施術を施していました。 さすがにこのまま治療を続けては逆に判断も手元も危うくなる、と思い一度仮眠をとりに蝶屋敷に隣接された隠専用の休憩所へ向ってフラフラと歩いておりました。 ちょうど廊下の少し先をしのぶ様が一人で歩いておられたので仮眠してくる旨を報告しようと後を追いかけました。 蝶屋敷の奥まった一室に入って行くしのぶ様に少し遅れて追い付いて声をかけようとその部屋の前に立った時、扉の立て付けが悪かったのか、自然と半開きになってしまいました。 中の様子を盗み見る形になってしまったのです。 私は慌てて扉を抑えてなんとかしのぶ様に見つかる前に声をかけなければ、と思ったのですが。 運の悪い事に立て付けの悪い扉はキィ、と小さく、しかし音や気配に敏感な隊士の方なら確実に気付いてしまうであろう音を立ててしまったのです。 当然中にいたしのぶ様はバッ! と勢いよくこちらを振り返りました。 私は泣きそうになりながら扉の影に隠れました。 が、見逃してもらえるはずもなく。 「あなたは…」 珍しく少し驚いたように目を見開きこちらを見つめていました。 このお方の前で逃亡も言い訳も無意味であることはよく知っておりましたから私は諦めてしのぶ様の前に姿を現わしました。 「む、蟲柱様。 申し訳ありません。 休憩のご報告に参ったのですが、入室の許可をいただく前に扉が開いてしまいまして…ご無礼を致しました。 」 気分は白州に引き出された罪人です。 些細なこと、と思われるかもしれませんが、私にとってしのぶ様は偉大な鬼殺隊の柱であらせられると同時に神様なのです。 どんなに些細なことでも失態は失態。 許されざることです。 「いろはさん、あなたは確か西洋医学にも通じているんでしたね。 」 しのぶ様から返ってきたお言葉は予想外、というか正直即座に理解ができませんでした。 しかし言い淀む、まして無反応など不敬過ぎて万死に値します。 今の状況などは二の次です。 「はい。 父の家系が昔から医者をしておりまして私も後を継ぐべく西洋医学を学びに留学に行っておりました」 「ふむ…もはや私一人では少々手詰まりでしたし…私の知らない知識で補ってもらえればあるいは…」 私の返答を聞いて顎に手を当ててブツブツ何か呟きながら考え込んでしまわれました。 あぁ、それにしても…悩めるしのぶ様のなんとお美しいことか… 今の状況も忘れてしばししのぶ様のお顔をうっとりと眺めていると、ぽかんとアホ面を晒す私めにしのぶ様がこう言い放ちました。 「共犯者になっていただけますか」 この言葉が全ての始まりでした。 しのぶ様がいつから藤の花を摂取していらっしゃったのか。 詳しいことは存じ上げておりません。 ただ、しのぶ様はその御身に藤の花の毒を蓄積し、来たる鬼との戦いに備えていらっしゃるのです。 また、小さな花をたくさん付ける藤の花は繁栄の象徴としても好まれており、藤の花を家紋に使った藤紋も大変馴染のあるものとなっています。 そしてしのぶ様がお使いになられている藤の花の毒は恐らくレクチンと呼ばれるものでしょう。 藤の花だけでなく、マメ科の生豆にはこのレクチンが含まれており、加熱処理をせずに摂取すれば頭痛、眩暈、嘔吐下痢、胃痛、発汗などの症状を引き起こします。 この有毒成分は特に莢や種子に多く含まれており、皆様ご存じの大豆にも有毒成分は含まれているのです。 節分の際の年の数だけ炒り豆を食べる習慣は中毒症状の出やすい子供が多量に摂取しないため、とも言われているようです。 ですが何故藤の花が鬼の弱点たり得るのか、という点については明確にされていませんでした。 藤の花の特徴が分かればもっと鬼に有効な毒が生成できるのではないか、と考えたのです。 これは難航を極めました。 しのぶ様が長年研究されても解明できなかったことを私如きが解明できるとは思ってはおりませんでしたが、せっかく共犯者として選ばれたのですから、少しでもお役に立ちたい、ただその一心でした。 [newpage] しのぶ様の共犯者となってもう、どれくらい経ったのか。 いつまで続くのか。 「《不死》を冠する花が不死の鬼の弱点とは…なんとも皮肉なものですね…。 」 書物から顔を上げてぽそりと呟けば、隣で毒の調合をしていたしのぶ様も麗しいお顔を嫌悪に歪めました。 「まったくですね。 人間はこれを摂取しても死には至らないというのに。 人間を軽んじる鬼共には脅威となるのですから。 」 近頃、しのぶ様は一段とお痩せになられたように感じられます。 鬼の妹を連れた新入隊士と話をした後からでしょうか。 しのぶ様は少し軽やかになられました。 それは身体的なことではなく、なんというか…纏う雰囲気?のようなものでしょうか。 ですがそれに比例して毒を摂取する量が増えました。 肩の荷が下りたからこそ、ご自分のやりたいことに邁進出来る、という強い意志を感じます。 「蟲柱様、本日の分をお持ちいたしました。 それとこちらは明日の任務にお出かけになる際の分でございます。 」 「ありがとうございます。 …あら?これは?」 「藤の花の砂糖漬けでございます。 少しでも食べやすいように、と。 あとは外で召し上がられてもこれなら誰かに見られてもお菓子だと誤魔化せるかと思いまして。 極力加熱は避けましたので、効力に影響はないかと。 」 「まぁ…。 ふふ、ありがとうございます。 やはりあなたを共犯者にして良かった。 」 「もったいないお言葉…恐悦至極にございます…」 「今度、カナヲには話そうと思っています。 」 「…!さようでございますか…ではもうすぐ?」 「えぇ。 …あなたに、蝶屋敷のこと、任せても良いですか?」 「な、ぜ…私なんかに…?蝶屋敷にはアオイ様もすみさんにきよさん、なほさんもいらっしゃいます。 わざわざ私が何かせずとも…」 「もちろんあの子たちには苦労をかけることになりますが、きっと最後の戦いを終えた時、今までとは比にならないくらいの重傷者が出るでしょう。 あの子たちだけでは手に負えません。 それに今更ですが、あの子たちには血を見せたくない。 できることならこんな血生臭いことに関わらずに生きて欲しかった。 だから全てが終わった時には、あの子たちを助けてあげてください。 これは柱としての命令ではなく、保護者としての私個人のお願いです。 」 しのぶ様は本当にずるいお方だ。 心より尊敬し、崇拝するしのぶ様にお願いされて断れる人間などこの世に存在しないのに。 本当は死地へ赴くしのぶ様に最期までお供させて欲しかった。 できることならその場で誰かの肉壁となりしのぶ様の後を追わせて欲しかった。 しのぶ様がいない世界に私を残して欲しくなかった。 きっとしのぶ様はそれすら見越して私にこんなお願いをされたのだろう。 私がしのぶ様のいない世界でも生きる理由を見出せるように。 最期まで私がこの世に留まる希望になってくださるのだ。 「あなたのことを信じているからですよ」 「……い……す…」 「え?」 「……は…い…です…」 「いろはさん…?」 「しのモブは地雷です!!!!!!!!!!!」 しのぶ様の圧倒的な空気感に耐え切れず私は交差した腕で障子を突き破って外へ逃げ出した。 後日新しい障子とお詫びのお菓子を差し入れしたのは言うまでもありませんね。 [newpage] 「聞いていますか、冨岡さん。 ねぇねぇ、そんなだから皆に嫌われるんですよ」 「俺は嫌われてない」 「あっらぁ?前にも教えてさしあげたのにまだ気づいていなかったんですかぁ?」 今日もしのぶ様が美しい。 こんにちは皆さん。 モブ隠のいろはです。 安定のしのぶ様の美しさに挨拶するより先にしのぶ様賛美が口をついて出てしまいましたね。 もはや息をするのと同義です。 きっと明日も明後日も、永遠にしのぶ様はお美しいのでしょうね! そう、そんな美しいしのぶ様に虫が集るのは当然のこと。 仕方のない事です。 が、しかし!!!しかし私は!ぎゆしのは許しません!!!いや、どのカップリングも許容できませんが!!!己水柱様め!!!水柱様もお顔が美しいだけにお隣に立たれてもなんの違和感もない!くっそう!お似合いのカップルとはまさにこのこと!血の涙でうまく前が見えませんが!!! なんとなく言い争ってる感じなのもむしろ喧嘩ップルみたいでイイ感じじゃないですか!!! 柱合会議でも皆様水柱様のことはあまり気に掛ける様子はないのに、しのぶ様はお優しいから!きちんと水柱様にもお声掛けされていて!なんですかその特別感!!!いくら水柱様でもそんな特別な態度を取られてしまったら!好きになってしまうじゃないですか!!なんでそんなに罪作りな方なんですかしのぶ様!!!! 「む!すまんがそこの隠!傷の手当てを頼みたいのだが!」 「今目が離せないので他をあたってください!!」 「おい、テメェ。 薬寄越せェ」 「ご自分でどうぞ!」 「よぉ!俺様にド派手に手当てをしてくれ!」 「蟲柱様に変な虫が付いたら責任取れるんですか!?」 私は手元を高速で動かして塗り薬を作りながらしのぶ様から目は離せないので次々に来る患者たちをあっさりと追い返す。 臭いから察するにそんなに出血量は多くないので大した怪我でもないだろう。 唾付けて全集中でもしていればすぐに治る。 それよりも!今はしのぶ様の方が大事だ! [newpage] 「おい胡蝶!お前ンとこの隠!どうなってやがる!手当てする気ねェじゃねぇか!」 宇髄が額に青筋を浮かべて何やらこちらに歩いてきた。 俺は何もしていない。 「あらあら。 いろはさんったら…まぁでも皆さん、そこまでひどい怪我ではなさそうですし。 前にお渡しした軟膏でも塗っておいたらいかがですか?それに不死川さんの傷はいつも通りご自分で付けた傷でしょう?少しは反省してください。 」 「うるせェ!これが俺の戦い方なんだよォ。 とやかく言われる筋合いはねェ!」 何故だろう。 先ほどからずっとこちらを見ている隠が不死川をものすごい形相で睨みつけている。 不死川を恐れない隠とは…珍しい… 「不死川さんの戦い方も強さも私たちが一番分かっていますよ。 でも怪我をして欲しいとは思いません。 戦うために治療はしますが、それはいくらでも怪我をして良いということではないんですよ。 」 「チッるせぇなァ。 」 「…ハァ。 仕方ありませんね。 いろはさんに頼んで激痛のする軟膏を処方してもらいましょう。 そんなふざけた薬があってたまるか!」 「いろはさんは凄い方ですからね。 それに私の頼みであればそれくらいやってくれるでしょう。 」 「ハッ!どうだかn「蟲柱様!ご所望の物をお持ち致しました!」ってなんだテメェ!」 「どうもありがとうございます。 ということで、はい。 不死川さん。 お望みの軟膏薬ですよ。 なんなら私が塗ってさしあげましょうか?」 「いらねェy「いいえ!それでしたら私めが!失礼致します!」…ってぇえええええ!!いってぇよ!ンだこりゃ!」 「お望みの通り、傷は治りますが塗ると激痛が走る軟膏です。 」 「まぁ凄い。 本当にあの不死川さんが痛みで悶えていますね。 」 「ぶっひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!不死川が!!!無様に痛みに!負けてやがる!!こいつは傑作だな!ド派手に面白ェ!!!」 「なんと…恐ろしい薬だな…俺は遠慮しておこう。 もう傷も塞がったしな!」 「おう。 俺様ももう怪我は治ったからこれで失礼するぜ。 」 煉獄も宇髄ももう怪我が治ったのか。 それにあの隠…凄いな。 あの距離にいたのに胡蝶の声が聞こえていたのか。 しかもすぐさま薬を持って来たというのか… きちんと話を聞いてすぐに相手の要望を叶えるとは… 「俺とは大違いだ」 「オイこら冨岡!テメェどういうことだ!?無傷で帰って来た自分は怪我して帰って来た俺らとは格が違ェってか!?ふざけるなよォ…ブッ殺してやるゥ…」 「不死川さん…?お薬が足りませんでしたか?貴方は屋敷で安静にしていてください。 いいですね。 」 「うるせェ!お前ェの指図は受けn「蟲柱様、こちらに腹下しの丸薬が。 」…今日のところはこれくらいにしておいてやる。 家は代々皇室に上がるほどに有名な腕の良い医者で、いろは自身も後を継ぐため海外に留学して勉強していた。 留学から帰って来たら家族全員鬼に襲われており、始末に来たしのぶに拾われ恩を感じている。 外来語もナチュラルに使いこなしている。 西洋のお菓子を作り蝶屋敷の女子や甘露寺たちに配っており女子人気はある。 しのぶ様第一なので他のことはわりとぞんざいだが女子には優しい。 というかしのぶ様が女子に優しいので自分も優しくしている、という感じ。 しのぶ様>>女の子たち>見えない壁>その他 他の柱にも表面上は敬意を示しているが優先順位は揺るがない。 しのぶ様第一なだけで腕は良いし、普通に医者になっていればやっぱり皇室に呼ばれるだけの実力はある。 聞こえますか。 しっかり息をして。 大丈夫ですよ。 その調子。 上手ですよ~。 頭が見えてきました!もう少しですよ~」 「う、うぅ…うぅぅ…!」 「もう少し…あとちょっと…!きよさんすみさんなほさん!準備は良いですか!いきますよ!」 「「「はい!」」」 おぎゃぁぁああ ほぎゃぁあぁあ 「産まれました!…っよし。 …うん、大丈夫です。 おめでとうございます。 元気な女の子ですよ」 「はぁっ…はっ…はぁっ…よか…た…はぁ…」 「少し失礼しますよ。 …はい。 お母さんの体も大丈夫そうですね。 三人共ここを任せても良いですか?私はお館様にご報告をしてきます。 「しのぶ様。 聞こえていますか。 この蝶屋敷に産声が、命の声が響いていますよ。

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