急 な 発熱 大人 すぐ 下がる。 急な発熱と思ったらすぐ下がる!原因は?これってインフルエンザ?

熱が上がったり下がったりする病気は大人の場合なにが考えられる?4つ紹介!

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昨日までは元気だったのに、今日急に熱が出たという経験はありませんか?大人になっても、やはり急な発熱には驚いてしまいます。 風邪などで熱が出るとき、私たちの体の中では、必死にウイルスや細菌をやつけようと免疫活性細胞が働いています。 悪寒やだるさを伴い、大変辛いものですが、このように身体が発熱するというのは、実は生体にとっては非常に大切なことなのです。 病原菌の増殖を抑制したり、白血球の機能や免疫応答が促進されており、発熱は、身体の防衛機能が働いているという証拠でもあります。 しかし、急な発熱を、単なる風邪で終わらせてしまっては危険なケースがあるのも事実です。 そこで、ここでは、急な発熱で考えられる原因などをご紹介いたします。 この記事の目次• 急な発熱で考えられる原因 急な発熱と言っても、「他の症状も伴っているのか」「発熱のみなのか」などによって、考えられる原因は異なります。 咳や痰、腹痛など、熱とともに出ている症状を見ながらその原因を探っていきましょう。 発熱+筋肉痛・関節痛・全身の倦怠感 急な発熱が39度~40度まで上がる高熱で、筋肉痛・関節痛・全身の倦怠感などを伴う場合、インフルエンザウイルスに感染している可能性があります。 とくに、空気の乾燥する秋~冬に流行しやすく、新型インフルエンザウイルスも次々に出てきています。 免疫力が低下しているときには、気管支炎や肺炎、ひどい場合には脳症や心不全などの合併症を併発するのが、インフルエンザの怖いところで、死に至るケースもあるのです。 感染力も非常に強いため、二次感染を招くと、大切な人を苦しめるということにもなりかねません。 インフルエンザが流行する季節に、このような症状が出た場合には、速やかに病院を受診しましょう。 また、新型ウイルスや、B型ウイルスの場合には、急な発熱とともに、腹痛や下痢などを伴うことがあります。 発熱+頭痛・咳・痰 発熱とともに咳や痰が出る場合は、細菌性肺炎の可能性があります。 なかでも10代~30代といった比較的若い年齢の人が感染しやすいのが、マイコプラズマ肺炎という細菌性肺炎です。 これは、肺がマイコプラズマという細菌に感染し、炎症を起こす呼吸器感染症で、聴診器を当てるだけではなく、胸部X線のよる検査をしなければ確実な診断ができない厄介な病気です。 症状としては、頭痛を伴う急な発熱や全身の倦怠感とともに、咳が出てきます。 熱が下がった後も、咳は改善することがなく、むしろ悪化し、場合によっては痰や血の混じる咳が3~4週間続くこともあるようです。 とくに、喘息症状のある人は、マイコプラズマ肺炎に感染すると、悪化することもあるので注意が必要です。 また、似たような症状で、気管支炎でも、咳や痰といった症状が出ますが、高熱とともに呼吸困難を起こしている場合は細菌性肺炎の可能性が高いと言えるでしょう。 初期段階の場合は抗生物質のみで治療が可能ですが、重症化すると入院が必要になることもあります。 発熱+喉の痛み 激しい喉の痛みと38度以上の高熱を伴う場合、急性扁桃炎の疑いがあります。 扁桃が赤く腫れ上がり、白い膿のような塊が付着していたら、かなり可能性が高いと言えるでしょう。 扁桃は、リンパ組織の一部で、口から病原菌が侵入するのを防ぐ働きをする免疫器官です。 そのため、ウイルスや細菌が侵入すると、それらを阻止しようと働き、赤く腫れてしまうのです。 症状としては、38度以上の急な発熱や激しい喉の痛み、扁桃の腫れといった主症状のほかに、頭痛やリンパ節の腫れ、場合によっては中耳炎を引き起こすこともあります。 先にあげたインフルエンザウイルスや、肺炎球菌、溶血性連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、EBウイルスやRSウイルスなどが原因で発症します。 また、喉の痛みのほかに、水疱を発症している場合には、手足口病やプール病の可能性があります。 小さな子供が感染しやすい病気ですが、大人も感染するので、油断はできません。 発熱+激しい頭痛 発熱とともに、激しい頭痛(とくに後頭部やうなじのあたり)を伴う場合には、髄膜炎の可能性があります。 髄膜炎とは、脳や脊髄を覆う髄膜と呼ばれる膜に、ウイルスや細菌が感染し、急性の炎症を起こす病気です。 髄膜炎には、細菌性のものと、無菌性(ウイルスによる炎症)のものがあり、細菌性の場合には、その人の年齢や基礎疾患などによって、原因となる病原菌も異なるのが特徴です。 一方、無菌性の場合は、エンテロウイルスの感染率が最も高いと言われています。 症状としては、高熱を伴う激しい後頭部・うなじ部分の頭痛や首の硬直、ひどい場合には意識障害や幻覚などの脳神経症状を引き起こすケースもあります。 髄膜炎は、24時間で症状のピークを迎えると言われているため、できるだけ早急な治療がカギとなります。 このような症状がある場合には、すぐに病院を受診しましょう。 また、髄膜炎のほかにも、急な発熱とともに、頭痛や吐き気がある場合には、熱中症の可能性も考えられます。 髄膜炎と異なるのは、頭痛で痛みが生じる場所が異なるという点です。 炎天下に長時間いたり、温度・湿度ともに高い環境に身を置いているときに、全体的に頭がガンガンと痛み始めたら要注意です。 すぐに涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、水分と塩分を補給しましょう。 発熱+腹痛 発熱とともに腹痛がある場合には、何らかの消化器官に異常があるかもしれません。 考えられる病気は以下のとおりです。 <A型急性肝炎> とくに、アフリカやアジアに海外旅行へ行った人で、このような症状が見られる場合には、要注意です。 現地でウイルスのついた食べ物や飲み物を摂取すると、ウイルスに感染し、1ヶ月ほどの潜伏期間を経て発症します。 症状としては、38度以上の高熱、腹痛、嘔吐、下痢などがあげられます。 <胆道感染症> 発熱とともにお腹の右上が痛む場合、胆道感染症の可能性があります。 胆道感染症は、胆石症で胆汁が停滞し、高頻度で細菌感染することが原因で発症します。 症状としては、脂っこいものを食べると、みぞおちのあたりに不快感を覚え、背中にも違和感を抱く場合もあります。 そのほかにも、悪心や茶褐色の尿が出る、場合によっては黄疸が見られることもあります。 <子宮付属器炎> 女性で、急な発熱とともに下腹部に痛みを生じる場合、子宮付属器炎の疑いがあります。 これは、卵管や卵巣などの子宮付属器と呼ばれる器官に細菌が感染し、炎症を起こす病気です。 不潔な性行為や、性感染症の人との性行為、あるいは分娩や人工妊娠中絶などの医療行為も原因となることがあります。 症状としては、下腹部の痛みと発熱、下腹部の圧痛、膿性のおりものの増加、吐き気、嘔吐などが見られます。 発熱のみ 発熱のほかに、とくに他の症状がない場合には、心因性発熱の可能性があります。 仕事で忙しい日が続いている、あるいは誰かと喧嘩するなど大きなストレスが急激にかかると、身体の器官に異常があるわけでもないのに、発熱するのが特徴です。 心因性発熱は、ストレスによって交感神経が刺激され体温が上がっているので、通常の風邪とは異なり、解熱剤を飲んでも効果がありません。 原因となるストレスを軽減し、ゆっくりと心身を休めるのが何よりも大切です。 場合によっては、頭痛を伴うこともありますが、発熱は長引くことはなく、翌日には下がっているケースが多いようです。 熱が出たときの対処法 いずれの場合においても、熱が出ているということは、いつも以上に体力を消耗しているということです。 病院で薬を処方してもらう必要がある場合は、それらの薬を服用し、ゆっくりと安静に過ごすことが大切です。 ここでは、熱が出たときにできる対処法をご紹介いたします。 太い血管が流れている場所を冷やす 熱がピークまで上がったら、保冷剤や冷たいタオルなどで、太い血管が流れている場所を冷やしてあげましょう。 首や脇、足の付け根などを冷やすことで、急な発熱も若干和らぎます。 普段の買い物や頂き物のお菓子についている保冷剤は何かと便利ですので、冷凍庫に常備しておくと、いざというときにいろいろと使えます。 また、最近では湿布状の冷却シートなどもありますので、それを額や首に貼っておくのも手軽で効果的です。 栄養ドリンク 発熱によって食欲が落ちているときは、栄養ドリンクに頼るのも良いでしょう。 何も食べず栄養を摂取しないよりは随分マシです。 最近では、ドリンクタイプに加え、ゼリータイプなど、いろいろな栄養ドリンクがありますので、好みのものを選びましょう。 ビタミンが豊富なもの、ミネラルが豊富なもの、滋養強壮効果のあるものなど、含まれている栄養分もそれぞれ異なります。 お店の薬剤師に相談すると、そのときの状態に合うものを選んでくれるかもしれません。 水分補給 忘れてはならないのが、水分補給です。 発熱時は脱水状態になりやすいので、こまめに水分を摂取するように心がけましょう。 お茶やスポーツドリンクなどでもかまいませんが、水に比べて吸収されるまでに時間がかかるので、お水をおすすめします。 消化の良い食べ物を摂る 先にも述べたように、発熱時は、回復させようと身体が頑張っているときですので、消化の良くない肉、魚などのタンパク質は控え、すりおろした大根や、湯むきしたトマト、柔らかいお粥やうどんなど、消化の良いものをよく噛んで食べるようにしましょう。 生姜湯やくず湯などは、身体を温めて発汗を促すので、熱が出たり、身体の抵抗力が低下しているときにはおすすめです。

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なぜ?大人の熱が一晩で下がる原因|ストレス?風邪?注意すべき症状も

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ストレスが原因で起こる 心身症の内の1つです。 発熱のメカニズムはまだ明確になっていませんが、以下の可能性が高いと言われています。 ストレスを感じると、交感神経の働きが亢進します。 交感神経の刺激により脂肪を分解して熱を発生する働きがある「褐色脂肪細胞」が、多くの熱を生産します。 それにより体温が上がると考えられています。 ストレスが改善されればすぐに症状が良くなるため、一晩で熱が下がったり、高熱を繰り返したりします。 微熱~38度以上の高熱が出る場合も 37度程度の人もいれば、38度以上の高熱になる人もいます。 熱以外の症状 頭痛、腹痛、躁鬱などの気分障害、パニック障害などの不安障害などが現れることもあります。 発症しやすい人 日常生活でストレスを感じやすい人、几帳面な人、頑張りすぎる人、神経質な人、心配性な人などが発症しやすいと言われています。 風邪 風邪による発熱のメカニズム 風邪とは、ウイルス感染などが原因で発症する上気道を中心とした急性の感染症の総称です。 体内に侵入してきたウイルスの繁殖を抑えたり、体の免疫機能を高めたりするために体温が上がります。 なぜ一晩で熱が下がるの? 熱は一晩で下がったけれど…その他に危険な症状は? こんな症状に気をつけて 熱が下がっても、注意が必要な症状をいくつか紹介します。 再び高熱が出たり下がったりを繰り返す 心因性発熱の場合、繰り返しストレスを感じたり、自律神経の働きが不安定になっていたりすると、熱が上がったり下がったりする可能性があります。 また、 何らかの細菌に感染しているかもしれません。 水分・食事を受け付けない 脱水や体力消耗の危険があります。 食事が摂れない場合、病院で点滴などの加療を受けましょう。 胸が痛くなるほどの酷い咳が出る 結核、喘息、肺炎、急性気管支炎、胸膜炎などの恐れがあります。 早めに病院を受診しましょう 口の中の痛みが増し、喉の奥に腫れや水疱が生じる ヘルパンギーナのなどの可能性があります。 患者の多くが小児ですが、 大人が感染すると、脳炎、髄膜炎、心筋炎などを誘発する恐れがあります。 病院は何科を受診する? 症状に合わせて下記の診療科目を受診してください。 心因性発熱のように心理的なものが原因の場合 心療内科が専門ですが、 内科を受診し、 医師の判断で心療内科を紹介してもらうのも良いでしょう。 喉の痛みや咳が続く場合 内科、呼吸器科、耳鼻咽喉科などを受診しましょう。 吐き気、食欲不振など 内科を受診しましょう。 まとめ 体温は、 健康な時でも朝は低め、夜は高めというように、1日の中で変化があります。 あまりにも高い熱が翌朝には平熱に下がっていたりすると不思議に思いますよね。 その場合は、他に 目立った症状が現れなかったとしても、隠れた病気の前兆かもしれません。 少しでも気になるようなことがある時は、早めに医療機関を受診し、医師と相談するようにすることをお薦めします。

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熱が上がったり下がったりする病気は大人の場合なにが考えられる?4つ紹介!

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心因性発熱(しんいんせいはつねつ)とは、主にストレスが原因となって起こる体温上昇を指し、機能性高体温症とも呼ばれます。 発熱のメカニズムは大きく炎症性とストレス性の2種類に分けられ、風邪による発熱の場合、サイトカインという物質が関係しており、解熱鎮痛剤が効果を現します。 一方でストレスが原因となる心因性発熱は交感神経の作用で起こるため、解熱鎮痛剤が効かず、周囲からも仮病と誤解されやすいことが問題になっています。 心因性発熱とはどのようなメカニズムで起こり、風邪による発熱との違いはどこにあるのでしょうか。 数多くの心因性発熱の患者さんを治療してこられた、国際医療福祉大学病院心療内科教授の岡孝和先生に、心因性発熱についてお話しいただきました。 心因性発熱とは? ストレスが原因で起こる体温上昇。 心因性発熱という病名そのものは1900年代から存在しており、ひとつの疾患として認識されていたものの、当時は風邪による発熱とのメカニズムの違いが解明されていませんでした。 2017年現在、心因性発熱は風邪による発熱と全く異なるメカニズムで生じることが知られており(詳細は後述します)、交感神経機能の亢進が体温上昇に大きく関係することから、機能性高体温症とも呼ばれています。 一般的なストレス反応の一種であり、誰でも心因性発熱を引き起こす可能性があります。 心因性発熱の患者数はどのくらい? 2013年に全国17施設で実施された不明熱(原因不明の発熱)の研究調査によると、121名の不明熱の患者さんのうち、3名(2. 5%)が心因性発熱と診断されました。 つまり、100人中2. 5人は心因性発熱によって体温上昇が起こっていると予測できます。 心因性発熱の発症年齢は子どもから大人まで幅広い 心因性発熱は性別や年齢を問わず、子どもから高齢者まで起こる可能性があります。 特に子どもの場合は、高熱になりやすい傾向があります。 なぜなら、幼少期は熱産生の機能が大人に比べて発達している時期であるため、些細な刺激でも体温を上げる機能が大きくはたらくからです。 0度以上を発熱と考えている方が多いのですが、日本人腋窩温(わきの下で測定した体温)を調べた研究によると平熱が37度台後半を示す方も少なくありません。 また体温は日内変動や性周期による変動があり、測定部位や測定機器の影響も受けるため、一概に「何度以上が発熱で、何度未満が平熱」と述べることは困難です。 厳密な意味では、感染症や炎症性疾患にかかることによって体温のセットポイント(設定温度)が上昇し、その結果、その方が元気なときの体温の変動範囲よりも高い状態になったとき、発熱と考えます。 心因性発熱と風邪の違い 解熱剤が効かない理由は? 冒頭で述べた通り、心因性発熱と通常の風邪による発熱では、発熱のメカニズムが異なります。 体温上昇のメカニズムが異なるために、風邪による発熱の際に有効な解熱鎮痛剤が、心因性発熱には効果を示しません。 では、これらの発熱のメカニズムは具体的に何が異なるのでしょうか。 風邪による発熱と心因性発熱の違いを下記にご説明します。 風邪をひいたときの発熱のメカニズム 一般的な風邪(感冒)は、細菌やウイルス感染によって引き起こされます。 風邪にかかった際、人の体内でまず、 マクロファージという免疫機能が動きます。 マクロファージは白血球の一種で、体内に侵入したウイルスや細菌と闘うために、サイトカインという物質を放出します。 サイトカインが免疫機能を活性化させることで、免疫細胞は次々とウイルスや細菌を倒していきます。 サイトカインは免疫機能の活性化以外にもさまざまな作用をもたらします。 発熱(体温上昇)は、 サイトカインによって生じる反応のひとつです。 これが、風邪による発熱のメカニズムです。 炎症性サイトカインの作用によって、脳は体に対して休息を取るよう指令を出します。 すると、「シックネス反応」という一連の症状(無気力、、行動抑制、倦怠感など、風邪の際に一般的に現れる諸反応のこと)が共通して現れます。 風邪をひいた方を目の前にした周囲が、その方の体調不良を認識できる理由は、このシックネス反応がみられるためです。 心因性発熱の体温上昇は主に交感神経の亢進による褐色脂肪細胞の熱産生によって生じると考えられています。 そのため、風邪の際のサイトカインによる発熱に対しては、解熱鎮痛剤が効果を現します。 また、サイトカイン放出を伴わない心因性発熱では、上述のシックネス反応が生じないので、たとえ高熱があった場合でも、患者さんはぐったりしておらず元気そうにみえる場合があります。 このため周囲から病気と認識されず、仮病と誤解されてしまうことも残念ながらあります。 心因性発熱の原因——ストレスの種類や性質は? ストレスにもさまざまな種類がありますが、特に緊張を引き起こすストレスは、心因性発熱の原因になりうると考えられます。 子どもの場合 かつて心因性発熱は、過剰適応といって、親や教師から過剰な期待を受け、それに応えようと頑張り続ける「良い子」に多くみられる病気でした。 しかしながら現在は、学校でのいじめ、家庭での虐待やニグレクト、両親の不和、に関連した学校生活への適応困難から生じる心因性発熱も多くなってきています。 いずれの場合も、こうした状況に置かれた子どもは、常に緊張状態を強いられます。 心因性発熱は、その慢性的な緊張によるストレス反応のひとつといえます。 ですから、心因性発熱の子どもは、腹痛やなどの他のストレス性症状も訴えることが多いです。 大人の場合 成人の場合、心因性発熱をきたす主なストレス要因は職場や家庭での人間関係、過重労働や介護があげられます。 特に中高年以上では仕事と介護の両方のストレスを受けている方もいて、やうつ状態を合併していることもあります。 心理的要因で起こる熱・心因性発熱と詐熱の違い 詐熱 さねつ とは? 詐熱とは、本当は熱がないにもかかわらず、何らかの手段を用いて発熱の状態を作り、他者に熱があることを訴える状態を指します。 心因性発熱と詐熱は、ともに心理的な要因が関係する高体温ではありますが、病態概念は大きく異なります。 心因性発熱はあくまで心理的なストレスによる生理的反応であり、患者さんはその熱を治療してほしいと思っています。 その一方で詐熱の患者さんは、高体温で何もできないことが必要な状態です。 これを疾病利得といいます。 何かその方にとって回避したい状況があるために、実際は熱がないにもかかわらず、体温計を操作して熱があるようにみせかける方もいます。 このように、詐熱は患者さんが意図的に熱のある状態を作りだしていることであるのに対して、心因性発熱はストレスに対する生理的反応あり、患者さん自身が治療を望んでいる点が異なります。 心因性発熱の症状の特徴と現れ方 熱が上がることで強い倦怠感を覚える 先に述べた通り、発熱を何度以上と定義することは難しく、熱の高さで治療介入の必要性を判断することはできません。 心因性発熱の治療では、その方が熱のあることを苦痛に感じ、治療してほしいと思っているかどうかが重要になります。 腋窩温が37. 7度以上を発熱とする考え方がありますが、それ以上の高体温であっても無症状で元気に活動できる方もいます。 しかし心因性発熱の患者さんの中には、37. 7度以下の体温であっても、たとえば36. 9度から37. 2度に熱が上がると急激に強い倦怠感を覚える方がいらっしゃいます。 この場合、患者さんは、多くの人にとっては平熱の範囲内であっても、わずかな体温上昇を苦痛に感じており、治してほしいと思っていらっしゃるため、「平熱の範囲内だから、気にしないように」という保証ではなく、治療が必要です。 また、心因性発熱では熱以外にもストレス性の反応としての諸症状(や腹痛、)がみられます。 心因性発熱患者はなぜ体温が高温になるのか? 心因性発熱は、慢性的に微熱程度(37~38度)の高体温が続く場合と、特定のイベントに反応して高熱(40度近くになることもある)がでる場合があります。 高熱が急に出るタイプの心因性発熱の場合、そのストレッサー(ストレスを与える要因)が明確で、たとえば学校に登校した途端に高熱が出て、帰宅後はすぐ平熱になる場合があります。 その場合は、学校などのストレッサーに対して、ストレス過剰反応性が生じていると考えられます。 ストレスへの過剰反応はなぜ起こる? 精神的ストレスを寒冷ストレスに置き換えて考えてみましょう。 人は寒い環境におかれると体温が下がってしまうので、熱を産生して体温を一定に保とうとします。 このような寒冷ストレスに何度も暴露されると、寒さを感じたときにすぐ体温が上がるように、体が熱産生のメカニズムを発達させます。 寒さというストレスに立ち向かい、ホメオスターシスを維持するために、体を適応させるのです。 これと同様、慢性的に精神的ストレスを受けていると、体はストレスに対してすぐ闘えるように反応性を高めます。 そのため、ストレスが強くかかったときに体が過剰反応し、高熱が出やすくなってしまうのです。 心因性発熱の治療 ストレス性の発熱である心因性発熱には、その人の個別的なストレスに対する処方箋が治療になります。 心理療法や自律訓練法、薬物療法などを状況に応じて行いますが、根本的な心因性発熱の治療のためには、その方にとって何がストレスになっているのかを見出し、治療者と一緒に解決策を考えてゆくことが重要です。 記事2では、詐熱との鑑別を踏まえた心因性発熱の診断の流れや治療についてお話します。

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