石井 ゆかり 筋 トレ。 筋トレの効果を最大化!筋肥大に最適な回数・重量・セット数を解説

【自宅で行う簡単筋トレメニュー】2週間の器具無し筋トレに効果はある!

石井 ゆかり 筋 トレ

たとえ一日中一歩も外に出ず、家でグダグダしていてもだ。 これは、骨格筋に流れ込む動脈血の酸素濃度と静脈血の酸素濃度から導き出された数値。 前者から後者を差し引いた分の酸素が筋肉で代謝されていて、その酸素量をエネルギー代謝量に換算したもの。 筋肉の量は体重のおよそ40%。 体重60kgの成人男子の場合なら、筋肉量は24kg。 計算上は480キロカロリーくらいのエネルギーを代謝する計算になる。 ところが、筋トレをして筋肉を太く重くした後で基礎代謝を測定すると、なぜか筋肉1kg当たりの代謝量が変動するという。 肥大後も変わらず20キロカロリーという場合もあるが、最大で150キロカロリー程度にアップすることもあるのだそう。 現在のところ、筋肥大することで筋肉1kg当たりのエネルギー消費は50キロカロリーくらいにアップするのではないか、という見解に落ち着いている。 ってことは筋肉量24kgとして1,200キロカロリー。 1日の基礎代謝量が2. 5倍に跳ね上がるということ。 ラッキー。 ただ、この場合の筋肉のエネルギー代謝は、収縮することで消費されるエネルギーではなく、熱を作り出すことによるエネルギー代謝。 筋肉が熱を作り出す際、大きな影響を及ぼしているのは自律神経。 交感神経が活性化すると、筋肉の熱産生の効率がアップすることが分かっている。 一方で筋トレによって交感神経と副交感神経のリズムにメリハリがつくということは明らかな事実。 肥満の人は交感神経と副交感神経、どちらの活性も弱い。 熱産生レベルも低くて基礎代謝量も少ない。 ところが一定期間、運動をさせると自律神経のリズムが整ってくるのだ。 有酸素運動でもそうした効果は狙えるが、強度が弱い分、時間がかかる。 その点、効率がいいのは筋トレだ。 ふたつの事実を照らし合わせると、筋トレで自律神経が活性化し、その結果、熱産生エネルギーがアップするということも十分考えられる。 安静時代謝が上がり、痩せやすくなり、一日の生体リズムにもメリハリがつく。 またまたラッキー。 こちらもチェック! 関連記事: 3. どこかで一度は耳にしたことのある褐色脂肪細胞も体温上昇にひと役買っている。 一般的な脂肪を指す白色脂肪細胞は、中性脂肪を蓄積するタンク。 これに対して褐色脂肪細胞は、近くにある糖質や脂質を内部に取り込んで一度脂肪に置き換えた後、これを分解して熱エネルギーを作り出す働きをする。 熱産生の効率レベルは、実は骨格筋より褐色脂肪細胞の方が高い。 ところが褐色脂肪細胞の量は全身で約40gと微々たるもの。 よってトータルの熱エネルギー量としては筋肉に軍配が上がる。 ただ、最近の研究によると、筋トレによって白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に似た働きをするようになることが分かってきた。 完全に褐色脂肪細胞に変化するのではなく、近い働きをするベージュ細胞へと変化するのだ。 それなりにシンドい長時間の有酸素運動、あるいは筋トレをすると筋肉からはイリシンというホルモンが分泌される。 このイリシンが白色脂肪細胞をベージュ細胞に変化させるという。 筋トレを定期的にしている人は筋肉+ベージュ細胞効果でカラダがいつでもメラメラ状態。 よって血糖値が下がる。 当たり前の話だが、これは非常に重要なこと。 筋トレをして筋肉量を増やした人の糖代謝レベルを調べると、その機能がアップすることがすでに立証されている。 運動時に限った話ではない。 食後に分泌されるインスリンに反応して、グルコースを筋肉中に取り込む機能が上がることが分かっているのだ。 筋肉量が多いほど、筋肉の中で合成されるグリコーゲンの量が増えるというのがその理由。 デリバリーに忙しくて、血糖がダブついている暇がなくなるのだ。 なら、糖尿病の予防には筋トレがいんじゃね? という話になるところだが、カラダに負担をかけないゆるい有酸素運動と食事療法の2本立てが長らくのスタンダードだった。 でも、よくよく考えると血糖の代謝能力は、有酸素運動で主に使われる遅筋より筋トレで主に使われる速筋の方が優位。 アメリカでは最大運動強度の80%近くの筋トレによって血糖値が低下したという報告もある。 というわけで、ここ最近、日本の臨床現場でも糖尿病患者に筋トレを、という潮流が見られるとか。 マイオカインは特定の物質ではなく、複数の生理活性物質の総称。 現在のところ30種類くらいの物質が報告されている。 マイオカインの働きにはさまざまなものがあり、そのひとつが筋肉を太くする作用。 自分自身の組織に働きかけるこうしたシステムを自己分泌という。 で、その働きで筋肉がある程度肥大すると、今度はマイオカインが血液中に運ばれて全身に影響するようになってくる。 たとえば、脂肪細胞に働きかけて脂肪の分解を促したり、肝臓に働きかけてグリコーゲンの分解を促すというように。 筋肉はひたすら糖質を消費し、脂肪は有酸素運動で燃える。 これまで筋トレと脂肪燃焼は別の話と捉えられてきたが、ここ数年、マイオカインの研究が進むにつれ、脂肪と筋肉が密接にクロストークしていることが分かってきた。 その証拠によく動かす筋肉の周囲には脂肪が少ない。 筋トレ部位周辺の脂肪が削ぎ落とされるからだ。 背中の脂肪を落としたい? なら、デッドリフトでしょ。 その名はBDNF、日本語に訳すと脳由来神経栄養因子という物質だ。 主な働きとしては、神経細胞の生存を維持したり、神経突起の成長を促したり、神経伝達物質の合成を助けるというもの。 平たく言えば、オツムを賢くするってことだ。 で、このBDNF、運動することによって脳内で増える。 あるいは脳に作用するにもかかわらず、運動によって筋肉から分泌されることが分かっている。 ネズミに運動させるとBDNFが増えて、記憶力がアップし迷路のルートを覚える。 ただ、運動することで何がどうなってBDNFの増加に繫がるのかは分かっていない。 筋肉からイリシンのような何らかの成長因子が分泌されて、それが脳に作用し、BDNFが作られるのかもしれない。 または、筋肉そのものから分泌されるBDNFが直接脳に働きかけているという可能性もある。 メカニズムの解明は将来の研究に期待するとして、記憶力の衰えを自覚している人は、筋トレを。 そのパワーをカラダの動きに反映させるためには丈夫な腱や靱帯が必要だ。 筋肉の材料はタンパク質だが、腱や靱帯の材料は、特殊ならせん構造で構成されているタンパク質のコラーゲン。 通常のタンパク質に比べて柔軟性や弾力性を備えていることが最大の特徴だ。 コラーゲンの元となるのは、全身に散在している線維芽細胞。 組織が壊れると周りにある線維芽細胞が集まってきてコラーゲンを大量に作り出す。 そればかりではなく、実は筋トレによっても線維芽細胞が刺激され、コラーゲンの合成が促されるという。 筋トレをすると腱が厚くなり、コラーゲンでできている筋膜も厚く強くなるのだ。 このメカニズムに関しても詳しくは分かっていない。 ひょっとすると、マイオカインのような筋肉由来の物質が線維芽細胞に働きかけてコラーゲンの合成を促しているのかもしれない。 ただし、注意点がひとつ。 強靱になった腱などの結合組織が維持されたまま、筋トレサボって筋肉が萎縮すると硬くなり、線維化してしまう。 筋肉を一度太くしたら維持することがマストなのだ。 世の男性がやっきになって上半身トレに励むのは、そうした理由。 でも実は、年齢とともに減っていくのはヘソから下、つまり下半身の筋肉だということ、ご存じだろうか。 加齢によって筋肉量および筋力が低下すると考えられる代表部位は大腿四頭筋。 30代以降徐々に減っていき、80歳では半分くらいの量になるといわれている。 大臀筋も同じようなペースで減っていくと考えられていて、下半身の中では意外と落ちにくいといわれるハムストリングスでさえ、80歳では30代の3分の2程度の量になるという。 では、想像してみよう。 太腿が全方位的に貧弱になり、お尻の筋肉が落ちて重力に負け下垂する。 同時に脚力という機能も衰える。 白髪よりもシワよりも、そうした下半身の様変わりこそがエイジングをアピールする。 逆にお尻から脚にかけての筋肉がそれなりに発達していると、年を経ても若々しい印象を保つことができるのだ。 もっぱら上半身中心に鍛えていますという30代以上のあなた。 見た目的にも機能的にも下半身トレは必須です。 とくに大きな筋肉を鍛えるほどその恩恵にあずかれる。 実際、腕と脚のトレーニングを比較すると、やっぱり後者の方が各種ホルモン分泌の反応が高まるという。 男性ホルモンは筋肥大、成長ホルモンは脂肪燃焼に関与しているので、効率的にボディメイクをしたいなら、下半身トレは外せないというわけだ。 さらに、こんな研究報告がある。 被験者に筋肥大が起こらないレベルの腕のトレーニングを行わせる。 当然、筋肉は太くならない。 ところが高強度の下半身トレと組み合わせると、ぬるい腕トレによってしっかり筋肥大が起こるという。 これが筋肥大の「転移効果」と呼ばれる現象だ。 なぜそんな現象が起こるのか原理は分かっていないが、脚の筋トレによってマイオカインのような物質が分泌され、それが腕の筋肥大をもたらしている可能性も考えられる。 ともあれ、トレーニングは上半身と下半身のセットがお得。 こちらもチェック! 関連記事:.

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知ってしまったら筋トレをせずにはいられない! 筋肉の9効能

石井 ゆかり 筋 トレ

この数年、肉体自慢のエリートたちが注目を集めている。 筋肉量の増大が体力向上や健康維持に好影響なのは言わずもがなだが、筋トレは知的活動などにも良い影響を与えるのだろうか。 パワーリフティング選手、ボディービルダーとして数々の輝かしい実績を残したほか、現在は「筋肉博士」の異名を取り、理学博士として東大で教鞭(きょうべん)を執る石井直方教授に見解を聞いた。 研究面でのエビデンスはいくつか出てきているんですね。 かつて筋トレは、健康や知的活動へのメリットはないと考えられていました。 筋肉を鍛えてマッチョになるのは知性と対極にあって、ボディービルも「least intelligent(もっとも知的でない)」と言われていた。 研究の世界ではアメリカの学会を中心に、「筋トレを一生懸命やっている人は血圧が高い」「血中脂質が悪い」「余命も短い」という研究結果が多く発表されていました。 石井 1990年頃ですね。 その時期を境に筋トレの意義が見直された。 2000年以降に日本をはじめ多くの先進国で高齢化が著しく進み、医学の分野で「筋肉は健康長寿のために重要なのでは?」という見方が強くなって、「筋肉量が少ない人は寿命が短い」という疫学的なデータも出てきた。 「日常的な活動量が多い高齢者と少ない高齢者を比べたら、明らかに認知症の発症率が違う」という研究結果もあります。 身体を動かすことで脳に様々な情報が送られることがその理由と解釈されていますが、それだけでなく、筋肉が動くことそれ自体が脳に直接的に影響を及ぼしているとも考えられます。 石井 筋肉をよく動かすことで筋肉そのものから分泌される生理活性物質を総称して「マイオカイン」と言いますが、そのなかのひとつが脳に作用して神経細胞を増加させたり、減少を防いだりする効果を認める研究があるんですね。 僕の研究室ではネズミを筋トレさせて脳の変化を調べています。 もちろんネズミに頼んでも筋トレしてくれないので(笑)、麻酔をかけて眠らせ、筋肉を直接電気刺激し、人間と似たような筋トレをさせたのです。 その結果、麻酔をかけているので脳自体は活動していないにもかかわらず、ネズミの脳の中で神経細胞を増やす物質が増加していました。 筋トレ自体が脳を賢くする可能性が示唆されたわけです。 マイオカインの中には脳に働くだけでなく脂肪を減りやすくしたり、大腸がんを防いだりする物質があることも報告されています。 「筋肉があって」「それが動く」ということが全身の健康や機能に深く関わっているのではないか、というのが今の僕の考えです。 ただ、筋肉の量が多いとマイオカインの量も増えるので、単純に考えると、一定量の筋肉を維持し活動させることが、脳を賢くすることにつながる可能性はあります。 近代でいえば19世紀末、プロイセンで力業師として活躍したユージン・サンドウという人が筋肉の鍛え方を体系化して書物にした。 やがて力比べ好きの人たちのあいだにトレーニング方法が広がってウェートリフティングという競技が生まれ、レスリングの選手などにも伝播していったようです。 僕がトレーニングを始めたのは70年代ですが、当時のジムは今の感覚からすると「道場」みたいなもので一般人には垣根が高かった。 その10年前くらいですかね、60年代ころから大学生たちがボディービルを始めてだんだん広がり、80年頃にはトップレベルのスポーツ選手がやり始めた。 80年代前半には女性のボディービルコンテストが日本で初めて開かれ、世間的な注目度も高まって、大手のフィットネスクラブが街中にできました。 フィットネスクラブが、楽しみながら運動ができてシャワーを浴びて帰れる銭湯のようなイメージになったのも大きかった。 石井 超高齢社会に突入して社会保障費の増加が深刻な問題として浮上し、国がリードして「メタボを予防して生活習慣病にかからないようにしましょう」というムードが生まれたのが2000年代初頭ですよね。 僕らのような筋生理学研究者は1990年頃から「健康のために筋肉鍛えるのがいいですよ」と言っていましたが、僕らがそう言ってもあまり響かなかった(笑)。 2000年代以降に臨床医学系の学会も筋トレを推奨し始めて、そちらの影響力が大きかったと思います。 石井 90歳以上になっても鍛えれば筋繊維の1本1本は太くなるんです。 ただ、ひとつ問題点があって、学会や関係機関などは「高齢の方が筋肉を鍛える際には、若い人と同様の重い負荷でやらなければダメですよ」という見解を出している。 しかし高負荷トレーニングは専門的なトレーナーにつきっきりで見てもらわないと危険です。 負荷が軽くてもちゃんと筋肉はつけられる。 だから僕はスロートレーニングや速歩(健康のためにそれなりの速さで歩く運動)の普及に力を入れています。 石井直方教授のボディービルダー時代の実績 「筋トレ=万能」という価値観は極端!? 00年以降、「欧米のエリートは筋トレをする」という話もよく出るようになりました。 石井 僕が運動生理学・筋生理学の研究の世界に入ったのは1990年頃ですが、当時はちょうどアメリカの学会で筋肉を鍛えることが再評価されはじめた時期でした。 それ以前のアメリカは「エリートは健康のためにエアロビクスやランニングをする」という雰囲気でしたが、90年代以降に「健康のために筋トレをしましょう」という風に一気に変わった。 同時期にアーノルド・シュワルツェネッガーやシルベスター・スタローンのような俳優が人気になったことも、社会的な影響としてはあるでしょうね。 石井 体づくりは半年後、一年後を思い描きながらやらないといけない。 計画的に物事を進められるエリート層の人たちはそういった面で筋トレに向いているのかもしれないですね。 ただ「筋トレすると賢くなる」と言ってしまうと「じゃあ勉強やめて筋トレしよう」という誤解を招いてしまうと思います。 筋トレはいわばコンピュータのCPUの性能を上げるようなもの。 筋トレをして頭を冴えた状態にし、その上で勉強してようやく、相乗的に効果が出てくると考えたほうがいい。 SNS上では「筋トレは人生のあらゆることに好影響を及ぼす」という論調がウケていますが、それはちょっと極端です。 僕も今の筋トレブームの火付け役の一人なのかもしれませんが(笑)、体をしっかり鍛えて保つことが必要なのであって、世の中にはもうちょっと冷静になってほしいという気がしますね。 (文・中野 慧 撮影:逢坂 聡) 関連記事.

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【自宅で行う簡単筋トレメニュー】2週間の器具無し筋トレに効果はある!

石井 ゆかり 筋 トレ

筋肥大に最適なトレーニングの回数・セット数・頻度 筋トレを「1セットに何回行うか」「何セット行うか」「1週間に何日行うか」といった回数や頻度などは、筋肥大に適した目安があります。 これは個人差があり、筋肉の付き具合や体調などによっても変動するため一概には言えませんが、目安として考えていただきたいおすすめの「回数」を紹介していきます。 ここでは、「1セットの回数」「重さの目安」「1度のセット回数」「1週間の実施日数」の4つの項目について解説していきます。 項目 目安 1セットの回数 6~12回 重さの目安 最大パワーの75~85% 1度のセット回数 3セット 1週間の実施日数 2~3日or4~5日 筋肥大に効果的なトレーニングの回数 1セットの回数は「6~12回」が理想的です。 回数は多ければ多いほどいい、重量は重ければ重いほどいいというわけではありません。 とはいえ、軽い重量で「6~12回」行ったところで筋肥大はなかなか難しいと言えます。 あなたに合った負荷で、 1セット「6~12回」行いましょう。 しかし、回数はあくまでも目安です。 筋トレで大事なのは限界まで筋肉を使うこと。 目標回数を忠実に目指すのではなく、「あともう一回」と限界まで行いましょう。 余力を残さないことが大切です。 筋肥大に効果的なトレーニングの重量 筋肥大のためには、6~12回行うのがやっとの重量でトレーニングしましょう。 前述の通り、限界まで筋肉を使うことが大事なのですが、重過ぎる重量は筋肉を十分に刺激する前に疲れてしまいます。 反対に、軽過ぎては筋肉に十分な負荷がかかりません。 自分にとって適切な重量でトレーニングするのが重要なのですが、その最適な負荷を見つけるのに役立つのが「1RM」という考え方です。 1RMとは Repetition Maximumの略で、最大挙上重量とも呼ばれます。 その人がギリギリ一回できる限界値のことを指します。 1RMは限界値のことですから、負荷が高すぎてトレーニングには適していません。 1RMの65~80%がその人に適した負荷で、この負荷で行えるギリギリの回数が前述の「6~12回」です。 例えば、ベンチプレスで100kgを持ち上げられるのであれば、65~80㎏のバーベルで、1セットに6~12回行うのが理想的ということです。 自分に合った負荷でトレーニングすることが大切なため、他人と比較するのではなく、過去の自分と比較するようにしましょう。 回数をこなして段々と負荷が足りなく感じてくれば、重量を上げていきます。 筋肥大に効果的なセット数 筋肥大には3セット連続で行うトレーニングが効果的です。 「なぜわざわざセットを組むのだろう?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 1セット10回を3セット行っても、1セットに30回行っても、トータルの回数で言えば同じ30回です。 しかし、続けて30回行うのと、10回ずつに分けるのでは、1回1回の負荷が異なります。 10回程度で限界の負荷と、30回こなせる負荷であれば、前者の方が負荷は高いと言えます。 また、連続で30回行っているうちに、疲れが溜まりフォームも雑になってしまうため、筋肉に上手く負荷がかからないことも考えられます。 特に初心者の場合は、3セットをこなすのは厳しいかもしれません。 しかし、 1セットと3セットでは筋肥大の効果に差があるため、「もう1セットだけ」と踏ん張るようにしましょう。 石井直方教授は著書でこう述べています。 実は、トレーニング科学の分野では、1セットしかやらないときの効果は、単純に3セットやったの効果の3分の1というわけではなく、それ以下だということがわかっているのです。 引用:石井直方著「痩筋力 確実にやせる筋トレ術」 とはいえ前述したように、 筋トレで大事なのは限界まで筋肉を使うことです。 3セットはあくまで目安で、2セット目で限界を迎えてもかまいません。 また、全てのセットを同じ回数で行う必要もありません。 むしろ、 1セット目>2セット目>3セット目とセットごとに、できる回数が徐々に減っていくのは、しっかりと筋肉を使えている証拠です。 逆に4セットも5セットも平気でこなせるという場合は、負荷を上げた方がいいかもしれません。 筋肥大に効果的な1週間のトレーニング頻度 1週間のトレーニング回数は、同一の筋肉を鍛えるなら週に2~3日、異なる筋肉なら週に4~5日にしましょう。 早く成果を出したいからと、毎日同じ筋肉ばかり鍛えるのは適切ではありません。 筋肉は超回復と呼ばれる、傷ついた箇所を修復することで成長します。 この超回復は筋肉が傷ついたらすぐ行われるわけではなく、トレーニング後から約48~72時間かけてゆっくりと回復されます。 この超回復に2、3日はかかるため、筋肉を休ませる期間を設けられる「週に2~3日」の筋トレが筋肥大に適しているというわけです。 もし、毎日筋トレを行うのであれば、異なる筋肉を鍛える種目を日替わりで行うようにしましょう。 ただし、この場合でも週に最低1日は休息日を設けましょう。 腹筋と背筋は毎日鍛えてもOK 腹筋と背筋は比較的毎日鍛えても問題ありません。 姿勢の維持などで常に使われていることもあり、スタミナたっぷりでなおかつ回復力が高い筋肉だからです。 筋肥大させるならインターバルの時間は1~3分程度がベスト セットとセットの間の休息時間であるインターバルは、1~3分程度が筋肥大に有効です。 セットごとのインターバルは1分が筋肥大には最も効果的です。 インターバル時間に対する成長ホルモン分泌を検証した実験では、3分間のインターバルより、1分間のインターバルのほうが効果的との結果が見られた。 引用:石井直方監修、荒川裕志著「筋肉の使い方・鍛え方パーフェクト事典」 ただし、インターバルは短いほどいいというわけでもなく、 インターバルが短過ぎては次のセットで行える回数が減ってしまいます。 また、疲労からフォームが崩れてしまっては、狙った筋肉を上手く刺激できなくなります。 1分間では休憩が短過ぎて難しい場合、まずは3分を目安にしましょう。 自分に合ったペースで行うことが重要です。 筋肥大させるためには筋トレを最低でも3か月は続ける必要がある 筋トレの効果を実感するには、少なくても3か月は続けましょう。 ダイエットの効果がすぐには出ないように、筋肉も鍛えたからといってすぐに発達するわけではありません。 一定期間継続して鍛え続ける必要があります。 3か月というのは、新しい刺激を加えることで人間の体に変化が起こり始め、それが完了するまでの期間。 筋トレで筋肉に刺激を与え始めると、筋繊維の疲労と回復が繰り返されて筋繊維が太くなっていきますが、それが目に見える形になるまでに3か月かかるということなんですね。 参考文献:石井直方著「痩筋力 確実にやせる筋トレ術」 筋トレの効果を実感できる最短期間の目安が3か月です。 これは個人差があるため、早ければ1か月で成果を感じられるかもしれませんし、長ければ半年以上かかる場合も考えられます。 効果が実感できないと続けにくいかもしれませんが、最低でも3か月は取り組んでみましょう。 自身の変化に気づくことがモチベーション維持につながる 「目に見えた効果」を実感できる目安は3か月ですが、「目に見えない効果」はもっと早い段階で表れています。 筋肉が太くなるという見た目の変化の前に、筋力がアップするという目に見えない変化が起こります。 「階段が苦じゃない」「体が元気になった気がする」そんなちょっとした変化に敏感になれば、モチベーションも保てるでしょう。 自分自身の変化に気づく努力も大切です。 もし、半年以上も成果が実感できない場合は、フォームや重量設定など、トレーニング方法が間違っている可能性があります。 一度見直してみましょう。 ジムのトレーナーやパーソナルトレーナーに相談するのも一つの手です。 まとめ 今回は筋肥大に効果的なトレーニングの回数や頻度について紹介しました。 ここだけは押さえておきたい!筋肥大に効果的な回数のポイント• 1セットの回数は6~12回• 6~12回の回数が限界の負荷で行う• 1度のトレーニングは3セットが目安• 同じ筋肉は週に2~3回の頻度で鍛える• インターバルの時間は1分がベスト• 筋肥大の効果を実感できるのは最短で3か月 筋肥大を目指すのであれば、トレーニングの回数が重要な要素となります。 また、ただ重いウエイトを使えばいいのではなく、あなたに適した重量を設定することが大切です。 筋肉の成長には鍛えるだけでなく休息も重要です。 毎日休みなく鍛えるのではなく、しっかりと休息の期間も設けて、超回復による筋肥大を促しましょう。 1週間のメニューを考えるには、どのトレーニングでどこの筋肉が鍛えられるのか、自分に最適な回数と重量はどのくらいか、何日休ませるべきかなど様々なことを知っていなくてはなりません。 筋肥大には他にも筋トレのフォームや食事内容、筋トレ同士の組み合わせなど多くの要素が関係してきます。 TOREMOではさまざまなトレーニング方法についても動画や画像付きで紹介しています。 これをきっかけにトレーニングに取り組み、理想の体を手に入れましょう。 参考文献• パーソナルトレーニングの魅力は• カラダの専門家であるトレーナーから、あなたの悩みや目的、カラダの状態に合ったオーダーメイドのプログラムを提案してもらえる• 1対1で丁寧に指導してもらえる• 食事と運動の両面からサポートしてもらえる など、自己流でのダイエットや筋トレでは得られないものばかり。 とはいえ、すぐに入会を決めなくても大丈夫です。 まずは、 トレーニングの体験や無料カウンセリングに足を運び、「このジム(トレーナー)であれば、ダイエットやカラダ作りを成功させられそう」というジムを探しましょう。 TOREMOでは、 全国のパーソナルトレーニングジムを紹介しています。 下記のリンクより、お住まいの地域を選択してください。

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