ライフ ルイズ ビューティフル。 映画『ライフ・イズ・ビューティフル』のネタバレ感想・解説!ユダヤ人の迫害、人生の美しさを描いた作品

映画『ライフ・イズ・ビューティフル』エンディングロール中に泣いたよ…

ライフ ルイズ ビューティフル

「そこ」にいた人々の等身大の視点を感じさせる一本。 ロベルト・ベニーニが監督・脚本と主演を兼ねた、ナチスの強制収容所に送られたユダヤ系イタリア人親子の物語。 収容所内の描写が静かで、直接的な表現は押さえられているにもかかわらず、ヘビーです。 父・グイドの行動がとくに喜劇的に表現されている嫌いはありますが、そこにいた人々は常にどこかに押し込められていたわけではなく、そこにも社会があり、さまざまな取引や葛藤などがあったことは、フランクルの「夜と霧」などを彷彿とさせます。 ラストに向かっての若干唐突に感じられる流れも、戦況によって簡単に投擲されたり命を奪われたりした人達の立場を、むしろリアルにあぶり出しているように思います。 人生は素晴らしい 確かに重い内容ですが、観終わった後に妙に心が温かくなるお話だと思います。 内容が想像つくだけに、観るのを躊躇していましたが、やはり自分が生きていく人生において、観てよかったなと思わせてくれた作品です。 どんな、苦しい状況でもそれに負けなかった主人公。 負けないというのは、すこし違うかもしれません。 あの中で、確かに彼は自分の人生を精一杯生き、そして楽しんでいました。 人間は、環境ではなく自分の心次第で幸せにも不幸にもなるということを、彼に教わった気がします。 彼にあったのは、「愛」だと思います。 人を愛する心と、楽しい心を忘れずに生きた彼をみて、私もいつでも前を向き楽しい心で人に愛情を与えられる人になれたらいいなって思いました。 戦争ものだから、収容所の話だからと躊躇せず、この物語の本当の深い部分を感じるために、是非一度観てみてください。 悲惨な中でも明るい ナチスのヨーロッパ侵攻が拡大するにつれ、ヨーロッパ全土にユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れます。 同盟国であったイタリアも例外ではなく、ユダヤ人狩りの魔の手が忍び寄ります。 ユダヤ系である父は底抜けで明るく楽天的な人物ですが、息子と母親とともに収容所に送られます。 しかし父親は持ち前の明るさから、子供にこれをゲームだと信じ込ませ、様々な演技で収容所生活を楽しませようとします。 無邪気な子供はそのため最後まで収容所の過酷な現実から救われて、ラストは米軍の侵攻とともに救助され母親と再会できます。 不幸にして父親はその寸前でナチスによって殺されてしまいますが、父の努力のおかげで子供は不幸な境遇の苦しみから救われた状態になります。 悲惨な現場でありながら、ここまで人間は明るく楽天的になれるものなのかと感動さえ覚える良作品です。 ライフ・イズ・ビューティフルの感想・考察・ネタバレならレビューン映画 「涙なしでは見られない究極の愛の物語」「グイドのユーモアに引き込まれる」「温かいけど、悲しい。 」「悲惨な中でも明るい」「人生は宝物」他、ロベルト・ベニーニの映画ライフ・イズ・ビューティフルについての感想を一覧表示しています。 実際に映画を観たレビュアーによる長文考察レビューが10件掲載中です。 レビューンは、「理解が深まる」レビューサイトをコンセプトとしているため、制作者の意図や作品の作られた時代背景をもとにした、レビュアーによる独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューが多く掲載されています。 内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

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「そこ」にいた人々の等身大の視点を感じさせる一本。 ロベルト・ベニーニが監督・脚本と主演を兼ねた、ナチスの強制収容所に送られたユダヤ系イタリア人親子の物語。 収容所内の描写が静かで、直接的な表現は押さえられているにもかかわらず、ヘビーです。 父・グイドの行動がとくに喜劇的に表現されている嫌いはありますが、そこにいた人々は常にどこかに押し込められていたわけではなく、そこにも社会があり、さまざまな取引や葛藤などがあったことは、フランクルの「夜と霧」などを彷彿とさせます。 ラストに向かっての若干唐突に感じられる流れも、戦況によって簡単に投擲されたり命を奪われたりした人達の立場を、むしろリアルにあぶり出しているように思います。 人生は素晴らしい 確かに重い内容ですが、観終わった後に妙に心が温かくなるお話だと思います。 内容が想像つくだけに、観るのを躊躇していましたが、やはり自分が生きていく人生において、観てよかったなと思わせてくれた作品です。 どんな、苦しい状況でもそれに負けなかった主人公。 負けないというのは、すこし違うかもしれません。 あの中で、確かに彼は自分の人生を精一杯生き、そして楽しんでいました。 人間は、環境ではなく自分の心次第で幸せにも不幸にもなるということを、彼に教わった気がします。 彼にあったのは、「愛」だと思います。 人を愛する心と、楽しい心を忘れずに生きた彼をみて、私もいつでも前を向き楽しい心で人に愛情を与えられる人になれたらいいなって思いました。 戦争ものだから、収容所の話だからと躊躇せず、この物語の本当の深い部分を感じるために、是非一度観てみてください。 悲惨な中でも明るい ナチスのヨーロッパ侵攻が拡大するにつれ、ヨーロッパ全土にユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れます。 同盟国であったイタリアも例外ではなく、ユダヤ人狩りの魔の手が忍び寄ります。 ユダヤ系である父は底抜けで明るく楽天的な人物ですが、息子と母親とともに収容所に送られます。 しかし父親は持ち前の明るさから、子供にこれをゲームだと信じ込ませ、様々な演技で収容所生活を楽しませようとします。 無邪気な子供はそのため最後まで収容所の過酷な現実から救われて、ラストは米軍の侵攻とともに救助され母親と再会できます。 不幸にして父親はその寸前でナチスによって殺されてしまいますが、父の努力のおかげで子供は不幸な境遇の苦しみから救われた状態になります。 悲惨な現場でありながら、ここまで人間は明るく楽天的になれるものなのかと感動さえ覚える良作品です。 ライフ・イズ・ビューティフルの感想・考察・ネタバレならレビューン映画 「涙なしでは見られない究極の愛の物語」「グイドのユーモアに引き込まれる」「温かいけど、悲しい。 」「悲惨な中でも明るい」「人生は宝物」他、ロベルト・ベニーニの映画ライフ・イズ・ビューティフルについての感想を一覧表示しています。 実際に映画を観たレビュアーによる長文考察レビューが10件掲載中です。 レビューンは、「理解が深まる」レビューサイトをコンセプトとしているため、制作者の意図や作品の作られた時代背景をもとにした、レビュアーによる独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューが多く掲載されています。 内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

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ネタバレ! クリックして本文を読む 残酷ながらも愉快で美しい映画。 あらすじ 1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドは、小学校の教師ドーラに恋をする。 彼の純粋さに惹かれた彼女は結婚を承諾。 やがて可愛い息子も生まれ、3人は幸せな日々を送っていた。 そんなある時、彼らに突然強制収容所への収監命令が下る。 グイドのユーモアに富んだ自由な生活っぷりが面白い。 突然空から降ってきたドーラに恋をし、そのあと自転車でドーラとぶつかったり、将校のふりをして潜入した小学校で偶然ドーラに会い、彼女の予定を聞き出したり、ドーラの婚約パーティーで馬に乗ってきて彼女をさらってしまったり、、謳い文句のとおりに御伽噺のような、現実で考えたら破天荒な彼に魅了された。 一等になったら戦車が貰えるんだよ。 また、引き離された妻のためにナチス軍の隙をついてスピーカーで自分と息子の無事を知らせたり、給仕会場のレコードプレイヤーを外に向け、思い出の曲を流したりする。 苦境においても、知恵とユーモアを駆使して人々を楽しませることの素晴らしさや美しさを感じた。 最後に彼がナチス軍に殺されるところも、息子に受け継がれるものを表しているようでよかった。 ネタバレ! クリックして本文を読む とても情熱的で、ユーモア溢れる楽しいお父さん。 出会って恋に落ちてから、それこそ魔法使いみたいな仕掛けでお母さんのハートをキャッチする彼。 見てるこっちが思わず微笑んでしまう。 そんな前半のコミカルな伏線が、後半の暗い状況での希望になる。 いろんな仕掛けで、不安な子供に収容所の生活を楽しいゲームだと思わせるお父さん。 明石家さんまさんの、『さとうきび畑の歌』にもちょっと通じるものがある。 悲しいはずなんだけど、見終わったあとに残るのはあったかさ。 最後の満点の、子供の笑顔。 そこで改めて、なんだかこの作品の題を思い出した。 ああ、『ライフ・イズ・ビューティフル』、なのか、と。 ネタバレ! クリックして本文を読む 鳥肌が立った。 本作は、第二次世界大戦下のユダヤ人迫害を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品である。 ホロコーストに怯えるジョズエに父グイドが、 「これはゲームなんだ。 良い子にしていたら勝てる」 と励まし勇気づけるのである。 戦争が終わりナチスが撤退する中、ジョズエとグイドが逃げようとして見つかってしまったシーンを、私は生涯忘れることはないと思う。 グイドの背中に銃を突きつけられ殺されると分かってもなお、まるで喜劇の主人公のように、 怯える息子ジョズエの前を戯けて通る様子に、 父の愛、1人の男としての勇気と覚悟を感じた。 グイドは実際、殺されてしまうのだが、 この作品の儚さは何故か神秘的で美しくさえ感じた。 フィクションであるが、リアル。 人の命は脆く儚く尊い。 私たちはその重みをどれだけ感じられているだろうか。

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